ハレー彗星をみたい。

2010年05月19日 | 日々のこと
5月18日は私にとって特別な日だ。中学3年のこの日に東京女子医大で心臓の手術を受けた。もう5年早く生まれていたら20才までは生きられなかっただろう。

 手術を控えたある父が上京してきた。主治医から詳細の説明を聞いて病室にもどってきた父の心はどこかうつろだった。心臓の絵が書かれた用紙に主治医が説明したのであろう文字が見えた。そこに手術の危険の度合いを示すだろう数字が書き込まれていたのを私は見てしまった。

 父の動揺はここにあったのだろう。この場に及んでも危険を考えると心が揺れているのであろう。

 しかし私は生還した。

 友の死も経験して・・・・自分が幾つまでいきられるかという思いは、心の片隅にひっかかっていたものだった。

 ハレー彗星を見たい・・・・・なんて突飛な考えかもしれないけど、星や宇宙は大好きだったから、20年後のハレー彗星だけは見たい。話に聞いて想像力たくましい私は、東の空から西の空にかけて空一面に飛ぶ彗星が見れると思ったのである。

 ところがである・・・・実際の彗星はとても肉眼で見えるしろものではなかったのであるから、私の夢は微塵にこわれたのであったが、いゃあ76年後には見えるかもしれないと大いに期待したのであった。

 まあその時の私の年齢は深く考えまい・・・・新たな目標ができたのであるから。

 1910年の時のハレー彗星は今日通過したのだという。お金持ちの子は自転車のチューブをくわえさせてもらっていたなんて話・・・どっかで読んだなあ。
依田美恵子
軽井沢・佐久で建てる外断熱・省エネ住宅 中島木材の家


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