「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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官邸前デモ、みなさんに不参加を勧めます。 大阪市ガレキ反対に関して此花区で緊急講演会のお知らせ。

2012-07-05 11:36:46 | 福島第一原発と放射能

 お立場が一日も、保てないので本当に面白いのですが、僕宛に反首都圏連合の担当として、事務的なメールをしてきた人間が、野間易通氏です。

「木下黄太に嫌われている」という事実は、我々の運動にとってプラスに働く要素だと私は考えています。RT @KinositaKouta: 本音が面白いね。→@kdxn むしろ好ましい。RT @KinositaKouta: 僕は不参加を呼びかけることにする」

「はい、さようなら。二度とツラ出さないように。RT @KinositaKouta: しかし主催団体のメールの返事をしてきた奴がこのツイート。お郷が知れて楽しいな。さようなら。→@kdxn むしろ好ましい。RT @KinositaKouta: 僕は不参加を呼びかけることにする」

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 きのうも掲載しましたが、上の一連のツイートの前に、僕に届いた首都圏反原発連合からのメール。同じ人物からのものです。上記ツイートは、このメールから一日も経過していません。

 

木下黄太様

これまで金曜日の官邸前抗議への参加呼びかけをしていただき、ありがとうございます。

@bcxxxはTwitNoNukes(http://twitter.com/twitnonukes )の主要メンバーであり、
首都圏反原発連合(反原連)のスタッフでもありますが、彼の見解を反原連がすべて共有しているわけではございません。
お問い合わせの件については共通の認識ではないので、ご理解いただければ幸いです。

また、反原連はとくに代表者を立てていませんので、その点ご了承ください。
脱原発を実現するため、今後ともどうぞよろしくお願いします。


首都圏反原発連合
担当 野間易通(TwitNoNukes) http://twitter.com/kdxn

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主催団体のネットワーク、首都圏反原発連合の担当として、僕に公式のメールの返事を返してきたのは、TwitNoNukesという団体の野間易通氏(kdxn)です。しかし、元々排除論理を持ち出した@bcxxxと彼は同じ団体メンバーで、なおかつ、その排除論理のツイッター上の会話の相手先は野間氏本人でした。つまり、野間氏が連合の担当として、返信してきている事態、まともな大人から見たら、ありえないレベルのお話です。ですから、きのうの記事で、僕は参加しないと表明しました。さらに、その後、僕を誹謗中傷する人たちがとりまとめている、Togetter:「木下黄太、首相官邸前デモ関係者の「距離を置く」を「排除」と誤読し拗ねまくる」 http://t.co/kvltNVUA を読みました。 まとめのタイトルと言い、ここまでやるなら本当に覚悟しろという感じのものですが、僕に悪意にまとめているこれでさえ、まともに読解すれば、善し悪しは分ります。これで、さらに一連の、主催団体側の言動が判明したため、話にならないという思いも強まりました。勿論、他の関係者からのアクセスは、昨日までのブログ掲載以外、何もありません。僕は電話連絡も取れるように伝えてあります。

 僕の本日午前三時ごろの見解「今、ツイッターのまとめを読んでわかりましたが、官邸前デモの主催者の認識は尋常ではないなという事です。社会常識はないようなので、対応はさらに強くいたします。反原発グループの中に放射能による健康被害を隠ぺいするどうしようもない一群がいることをはっきり指摘しておきます。」

 

 「放射能による健康被害」を隠蔽して、広域ガレキ拡散問題をスルーすることが、優先な人たちが、官邸前デモ主催団体側の多数派ということです。参加者とは違います。東京でおきている被ばくによる問題を正視しない人間たちが、まともな話にならないのは当然の帰結だと僕はおもいます。これは、以前から認識していて、僕はかなり我慢をして、参加呼びかけをした方が、現況の情勢下でプラスと判断して動いていましたが、相手側が公に排除の論理を出した以上、致し方ないと思います。本日の野間氏のツイートを見ても明らかです(僕はこの人々と、面識もありませんし、まともな大人ではありません)。

 しかも、本気でこのデモを行っていくとき、特に七月最後の時点で、どのようなことが起きるのか。何を覚悟して、このデモをおこなうのか。その感覚も極めて怪しい。

 はっきり言うと、現行政府への異議申し立てをどこまでやり、何を立ち上げるのかを、適正に、考えているとは、到底思えないという事です。

 僕は、政治的に少しは妥当な連携ぐらいできるように、だれかが指導している(たんぽぽ舎の関係者など)と、誤認していました。こんなレベルで、排除の論理を持ち出すこと自体、通常はありえないこと。紫陽花革命の名が聞いてあきれます。

 幸いにも、僕が二週間参加をすすめたデモで、大きなけが人や死者は出ていません。今後、国会記者会館近くに子供待機場所を作る話など、とてもう安全が担保できる保証のない仕掛けで、子連れの親を大量にこさせようとしていることも、おかしいと思います。最初から子供はこさせないでと僕は言っている。コンサートではないんです。多くの人間が集結している抗議活動に、子供を来させること自体、非常識の一語に尽きる。万が一の場合、誰が責任を負うのかと思います。

 今週から一か月は続く、この官邸前デモには、僕は参加しないし、不参加を勧めます。

 こちらが、どんなに配慮しても相手がどうしようもなければ、致し方ないです。僕の影響で、参加する人たちに万が一のことがあっては、困る。こういう連中では、僕は担保はできない。僕は不参加を呼びかけることにしました。

 結局こうしたデモによって、次はどうなり、自分たちが何をどう担うかを考えていかなければならない。その本質的なことさえ、この人たちは考えていないようです。

 根源的には、官邸前デモが、反政府活動なのかどうなのかという事。これを見極めるしかない。どちらにしても、今のレベルでは、お遊びレベル。多くの人々が集まりすぎたお遊びレベル。

 僕は原発反対に関しては、非常に強い意志を持っているし、現行政府のやり方は非道極まりないと思っている。本来、この流れが、普通に流れるものなら、どんどんと動員を呼びかける立ち位置しかない。ただし、あまりにもレベルが低すぎると、こんな座組みで呼びかけることはできない。

 これも僕にとっては相当苦渋の決断。本来、あまりにもこうしたほころびが露呈しなければ、ごまかして走らせた話。しかし、ここまでずさんで、いい加減だと致し方ない。方法がありません。

 はっきり書くと、「首都圏での放射能による健康被害」や「ガレキの広域拡散反対」を理解していない、反原発運動など、一銭の価値もないと僕は思う。現実に起きていることに対しての対処が本丸なのに、それを認知しない。そうした人々が、主催団体側の多数を占めているのは、間違いないし、TwitNoNukesという団体は、二人の人物の言動を読んでいると、レベルが低すぎて話にならない。ほとんど「御用学者」感覚。

 いずれにしても、僕は参加しないし、皆さんにも、不参加をすすめる。どうするのかは、皆さんの独自判断で。

 まあ、反原発派が妨害してきたバンダジェフスキー博士講演の時から、起きていることは同じ。実は、反原発の旗を掲げる人たちの大半が、今回の健康被害を直視しない現実。彼らにとっては、反原発はイデオロギーの道具かイベントの道具。本当の中身は、実は関係ないという事が、現実に直面した時に明らかになる。この被曝という現実をずっと見つめない、一般の人々と彼らの思考は変わらない。もう少しいうと、「反原発」の旗を掲げている分、一般の人たちよりも、性質が悪い。悲しくなります。

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ガレキ受け入れ反対のための講演です。大阪市此花区で緊急開催します。7/17(火)夜と18(水)午後に二回開催いたします。

「木下黄太 講演in此花」

7月17日(火)18:30開演 18:00開場
18日(水)14:00開演 13:30開場

場所:此花区民ホール(阪神なんば線 千鳥橋駅徒歩2分)

前日までの予約分 800円
当日 1000円

*高校生は当日でも800円
*中学生以下無料
*託児あり 要予約

お問い合わせ・予約 090-9044-3848(オオヤマ) yukipaon39@yahoo.co.jp
予約方法:お名前・ご希望の講演会(17日か18日)のどちらか、希望人数を明記の上お申し込み下さい。


主催:3.11より食の安全と環境を守る会@おおさか

共催:放射能から子どもを守るママの会・大阪市、Love-peace瓦礫受け入れやめて@大阪、610放射能から未来を守る市民の会