「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

日本と世界のリアル状況確認と僕の思索を書き留めるブログ。
重要なことはメルマガで展開していますので、ご購読下さい。

給食のパンが、関東東北の小麦使うなら、給食とは絶縁するしかありません。

2012-07-20 12:35:44 | 福島第一原発と放射能

 小麦で、ウクライナもベラルーシもやられました。放射性物質の移行率が麦は高い。それが常識なのに、来年から全国で給食パンを国産小麦に切り替えようとする試みがあることを専門紙が伝えています。全日本パン協同組合連合会が、学校給食用パンを超強力「ゆめちから」+地場産小麦粉国産シフトにしようとする話です。

 言うまでもないですが、セシウムの汚染は、数十Bq/kgから百Bq/kgを超える関東東北の小麦は多いです。国内小麦の多くが、高濃度汚染しているのは、すでに周知の事実ということです。こうして汚染された小麦の行き場は、外食も含めて、実際に難しくなっているのが、当然のことです。 もともと、日本の小麦の単価は高いですから、コストパフォーマンスを考えると、外国産の小麦を使うのが、外食産業や普通のパンメーカーにとっては常識。コストがかかる国内小麦、特に汚染地の小麦の行き場所は本当にないだろうと思います。そこで、東北関東産の小麦の行き場がないから、何とかしようとしている話です。学校給食が過去に困ったものの行き場になっている構図にありました。今回は、学校給食パンが危ない! という事です。子供たちを殺す気でしょうか。本当に許せない話です。

 給食のパンが、関東東北の小麦使うなら、給食は絶縁するしかない。これが僕の結論です。これを安全と言い張る全日本パン協同組合連合会に僕は明確に抗議の意思を示すべきです。大手製粉メーカーや小麦農家の都合を優先して、子どもたちに無理やり国産小麦のパンをコストをかけて食べさせようとするのは、もはやまともな国の振る舞いではありません。汚染されているものを回避するのは常識です。この常識よりも、大人の男たちの経済的な自己都合を優先する話には唖然とするしかありません。

 また、もちろん各地の給食会が、最終的にどのようなコストのパンを導入するのか、決断できますから、コストをかけて、危険な小麦を導入させようとする全日本パン協同組合連合会の動きを伝えて下さい。そして、給食会にそうした小麦を用いたパンを給食に導入しないように、強く働きかけをしてください。この国の組織や大人がまともに機能しない現実と僕らが闘うしか方法はありません。

 国産小麦の、関東や南東北産は行き場がないと思います。それと裏腹の話ですが、西日本を中心にコメの価格が上がっていて、困り始めている話があります。実は最近オーストラリア米が販売されるようになっていて、外食産業でも導入が進んでいます(松屋など)。関係先と話しました。

 「3.11以降、米が高騰している。あるエリアの米が避けられているため、他地域の国内米が高騰している。政府米が放出されているが、数年前のもので、おいしくない。そこで、今まで抵抗感のあった海外米をスーパーなどで販売を試験的に始めてみている。オーストラリア米は、化学物質の安全度的には日本と大きく変わらないし、コメの種類は、コシヒカリ中心で食べられるレベルと思う。ただし完全に、オーストラリア国内の品種が全部コシヒカリで確定しないので、複数原料米表記となる。もちろんオーストラリア産の百パーセントですが。関東では、カルフールやイトーヨーカドーなどで、以前からオーストラリア米の取り扱いはあって、抵抗感はないと感じていたが、西日本では、ほぼなかった。3.11以降の米の高騰で、小売でオーストリア産販売に踏み切るが、これは今後も続く流れと思っている。安定した品質のものをある程度以下の価格で販売する必要があるから。外食産業では、前から年契約で、中国のコメを導入している大手チェーンもあったと聞く。オーストラリア米はこれからの動きでしょう。価格や味覚的には対応できるが、やはり米は日本の米でないとという思い入れが強かったので、これまではなかなかふみきれなかったんです。」という話。

 TPPの動向も含めて今後の米をめぐる状況は、3.11以降、大きく変化している模様です。今までと違う放射能という要因が立ちはだかる中、安定した食料供給をどう考えるかは、シビアな現実となっていて、実は日本という国を防衛する要となる話なのです。

=========================================================

 

=======================================================

 

 

 

 

 

 

 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

 

 

 

 「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕の情報サイトはこちら。→http://www.kinositakouta.com/

 

 

 

 

 

 

 

僕に対しての講演などのご依頼、そのほか業務的なご依頼の受付アドレスを変更しました。info@kinositakouta.com

 

送信できない場合は、
infokinoshita@mail.com

 

いろんな問い合わせは多いため、純粋にこうした依頼関連の窓口は、変更したと考えてください。

 

 

 

 

 

 

 

僕個人の連絡先は下記。上記以外のご相談は、まず下記へメールでお願いします。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

==============================================

 

 

 

【7/27(金)木下黄太 IN 関】

 

 『 怒れる理由 』   7月27日(金) 18:3020:30

 

 

 

場所:アピセ・関  岐阜県関市平和通7--1 0575-24-6767

 

 

 

           岐阜バスせき東山線栄町1丁目(新関)下車徒歩5分

 

 

 

 チケット:1,000(当日1,500)中学生以下:500(当日1,000)  

 

 

 

託児あり(無料・要予約)

 

 主    催:グリーンプラネット・ 木下黄太 氏講演会実行委員会

 

 お問い合わせ:小見山070-5039-7701 河村070-5406-1062 三上090-7854-4561

 

  

 

=================================================================================

 

 

 

【7/28(土)木下黄太講演in山形

 

  

 

みんなで考える原発と放射能~テレビでは知ることのできない本当のこと~

 

 

 

東日本大震災以降、独自の取材を進められ常に最新の情報を発信されている木下黄太さんに、                                              内部被ばくのこと、放射能から身を守るには、そして今の日本の現状をお聞きします。                                                       未来あるこどもたちのいのちを守るため、一緒に考え行動していきましょう。 

 

 

 

 

 

 

 

日 時  2012728()  14時~16時(開場1330分)

 

 

 

会 場  山形ビッグウイング 大会議室(〒990-0076 山形市平久保100番地)

 

 

 

 

 

 

 

参加費  1200円  

 

 

 

 

 

 

 

※講演会終了後、木下氏を囲む会を予定しています

 

 

 

託児あり:お子様1名につき500円(事前予約必要)

 

 

 

予約やお問合せ/囲む会/託児のお申し込みは…

 

 

 

 

 

 

 

 メール: info@gaiayamagata.com  

 

 

 

=====================================

 

 

 

申し訳ありません。様々な理由でバンダジェフスキー博士日本最終講演のDVDが遅れています。

 

 

 

もう少しかかりますが、価格2000円程度でどの程度の方がほしいのか、事前に確認をしたいと思います。

 

 

 

DVDをご希望の方は、下記アドレスに、お名前と希望枚数のみメールください。

 

 

 

これは、事前予約でなく、ほしい人がどの程度の人数なのかを、調べているだけですが、

 

 

 

こちらも予算がない中での作業ですので、メールを頂いてほしい枚数が全体でどのくらいかわかりたいです。

 

 

 

DVDの希望者の受付メールアドレスは dvdbandazhevsky@gmail.comになります。

 

 

 

メールのタイトルは「DVD希望( )枚」 ← ( )は数字を入れてください。

 

 

 

本文はあなたさまのフルネームのみお書きください。

 

 

 

正式に出した時点でお知らせメールも致しますので。よろしくご協力ください。

 

 

 

 

 

 

 

==============================================