【菜の花では無い。白菜の花だ。長男の母校の小学校の庭。】
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音信不通だった長男が金曜の夜、突然帰って来た。
まさか、仕事を辞めたのでは?
リストラに遭ったのでは?
親はいつも、ついそんなことを考えてしまう。
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何回も書くが、私には三人の子どもがいる。
三人共、血液型は違う。性格も全く違う。
我が奥さん曰く「一人っ子が三人いる」だ。
小さい頃から、三人で遊んでいる姿は見たことがない。
親子で旅行をした記憶も無い。
いつのまにか長男は29歳。今年、三十路だ。
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ブログ記事を書いていると、喉が渇いたので
台所に行くと、何と末っ子ではなく
そこにいるはずの無い長男が、酒を飲みながら
遅い食事をしている。
聞けば、打ち合わせ会議で大阪へ出張で来たらしい。
たまには顔を出そうと思い立って帰省したらしい。
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正月も帰らなかった。
1月2日から仕事に出ていたらしい。
仕事はIT関係だから実力の世界。
休みなんか無いらしい。
徹夜は日常茶飯事のことらしい。
外国出張も時々あるらしい。
私、父親は何とご気楽な仕事をしているんだろうと
思わず感じた。でもこの年齢ではこれ以上は無理だ。
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せっかく帰省したのだから
明日は食事にでもと口火を切ったが、長男は
家で一日寝て、夕食は奥さんの手料理を食べると言う。
まあ、誰に似たのか酒さえ用意すれば
それでよいのだが。
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帰省2日後の今日。日曜、朝早くに出かけた。
同期入社の友人と昼食を共にして
東京へ帰るということだ。
「彼女?」「まさか、同期の男友達だよ。」
すっかり東京言葉。
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彼の祖母は勿論、つかの間の帰省に大喜び。
でも、祖母以外皆無口な家庭だ。
喋っていたのは、私の母親だけである。
「まだ結婚せえへんのやろか?。」
よけいなお世話だと彼は多分思ったことだろう。
またもや、長男と二男は顔を合わすことは
無かった。不思議な兄弟だ。
まあ、心が通じていれば良しとしよう。
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社会の最前線で働くことは大変なことだと
突然の帰省で、つくづくそう感じた
頼りない父親のまっちゃんでありました。
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【送電線で日本各地は繋がっている。でも東京はここから遠い。】