【大宇陀の松山西口関門でボランティアガイドの説明を聞く。】
年一回、3月に実施している地域の行事。「古里ウォーク」。
目的は読んで字の如し。古き良き里を皆で歩こうだ!
今回で10回目。その内8回は奈良県。素敵なスポットが
奈良には多いということです。82名の参加。大型バス2台で
旅行気分?否、あくまでもお勉強とウォーキングです。
今回の行き先は「奈良県の大宇陀と安倍山」。
今日は午前中に訪れた、大宇陀松山地区をご紹介。
この町並みの隣を走る国道はこれまでも通り過ぎたことは
あったが、ひと足入ると意外や意外。2006年に
「重要伝統的建造物群保存地区」に選定された古い町並みが
今も残る素敵な場所でした。
宇陀松山は古くから城下町として発展しその町並みが
今も生活の場としながらも景観を保ったまま残っている所。
冒頭の「関門」は福島掃部頭孝治氏が松山城を居城とした
江戸初期に建築され、壁以外は全て黒く「黒門」とも呼ばれる。
ここをグループに分け、ボランテイアガイドの説明で歩く。
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左の写真の家。豪邸。「重要伝統的建造物群保存地区」に
選定されると家の改築は町並みに合う建築法。《大変だ。》
真ん中の写真は、「森野旧薬園」。
将軍吉宗から続く薬の研究所みたいなところ。
今でも薬草園が裏山にきれいに栽培されている。本業は
「吉野葛」をつくって販売しているお店。《写真は裏山から》
写真の手前で、プールみたいなのが、葛をつくる場所
昭和天皇が最後に召し上がったのが吉野葛らしいです。
右の写真は、「薬の館:旧細川家住宅」
屋根の上にそびえ立つ「看板」はむっちゃくちゃ立派。
ここのおうちは、藤沢薬品工業株式会社を創業。
今も 薬の世界で活躍中ですよね。すごいところでした。
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左は、館の中庭。これで日本全土を表わしてるらしい。
真ん中は、懐かしい竈。凄く大きかったですね。
右はこの家の、「家則」。
昔の家には「家訓」のようなものがあったんですね。
先に紹介した両家の展示室には夫々に「家則」があって
その中の一条をご紹介。
中身は「跡継ぎには 2・3年はええ先生について
修行に出すように...」という意味らしいのです。
「可愛い子には修行をさせよ」を実践してたんですね。
過保護で甘やかせる現在の子育てをこの世界から見ると
どう写るんだろうかと、ちょっと考えてしまいました。
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上は道標と「又兵衛桜」。そして桜の満開時を拝借した。
樹齢300年の枝垂れ桜。こんなすごい桜なんですね。
シーズンに訪れるのもいいかも。《人ごみを覚悟せよ。》
でも、普段歩いてないまっちゃん。この町並みを
歩くだけで疲れちゃいました。
この日15度。何とこの冬20cmの積雪の日があったとか。
寒がりのまっちゃん的には良い日に訪れたのです。
さてさて、午後は大丈夫なのでしょうか?
なお、松山を紹介するHPは右⇒「松山地区紹介HP」
※松山地区紹介HPはサーバーが時間により不安定。
【まちなみギャラリー「石景庵」。無断掲載。撮影ご協力に感謝。】




















