日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

自由社版ー新しい歴史教科書批判ー④満州事変と満州国建国

2009年06月22日 | 歴史

④事変前夜の満州
 日露戦争の勝利によって日本は両党半島南部の関東州を租借し、ロシアから長春より南の鉄道の営業権を譲り受け、南満州鉄道を設立した。昭和初期の満州にはすでに20万人以上の日本人が住んでいた。その保護と関東州および満鉄を警備するため、1万人の陸軍部隊(関東軍)が駐屯していた。
 関東軍が、満州の軍閥・張作霖を爆殺するなど満州への支配を強めようとすると、中国人の排日運動も激しくなり、列車妨害や日本人への迫害などが頻発した。さらに日本にとって北にはソ連の脅威があり、南からは国民党の力も及んできた。こうした中、関東軍の一部将校は満州を軍事占領して問題を解決する計画を練り始めた。

  満州の軍閥・張作霖を爆殺というのは河本大作のことであろうが、これには「コミンテルンが爆殺して日本軍の仕業に見せかけた」という話があり、関東軍がやったと言うのは事実ではない可能性がある。列車で走行中に爆薬を線路に仕掛けて爆殺するのは非常に困難だからである。丁度張作霖が真上に来たときに地面に置いた爆薬を爆発させることができるであろうか。時速60キロメートルで走っていれば分速1キロメートル、秒速17メートルである。爆破の時間が1秒ずれれば17メートル目標は移動する。ぴったりの時間に爆殺するのは至難の業である。運よく丁度真上に来たときに爆発したとしても間に車体があり、直接張作霖に害が及ぶとは断言できない。
 破壊された列車の写真があるが、列車の屋根だけが飛ばされてなくなっていた。これは爆薬は線路上ではなく、張作霖の居室内に設置されていたことを示している。

 

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