日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

増税再延期は「物価上昇率が恒常的に2%を越えるまで延期する」が正しい。

2016年05月31日 | 経済

安倍首相が消費税増税の再延期を決めた。まだデフレで消費者物価上昇率もマイナスであることを考えれば当然である。これをどう解釈するか。「アベノミクスの失敗を意味するから安倍内閣は退陣せよ」ではそんな余裕、時間は無い。

 このブログでは「日本は借金国ではない。従って財政再建そのものが不要、つまり増税が不要」と言って来た。借金はどうするかというと増やしたままでも差し支えない。日銀に刷らせたお金はただ、これを使えば借金にはならない。

 その説を再論してもいいが従来の常識と如何にかけ離れているかを指摘して再延期が当然であることを説明しよう。「増税は2年半延期」とあるが「物価上昇率が2%を越えるまで延期する」というのが正しい。増税は加熱した経済を沈静化する場合は正しい増税であるが不景気のさなかに増税するのは悪い増税である。日本は世界中に金を貸しまくっている国である。金は有り余っているのである。増税は不要であるが増税したければ「正しい増税」と言えるまで待たなければならない。それは物価上昇率が2%を越えるようになり、加熱の恐れが出てくるまでまたねばならない。そういう状態にするには大規模な財政出動が必要である。日銀に刷らせたお金が大量に米国に流れている。それを使って大規模な財政出動をするのが正しい。その後に行う増税は正しい増税と言える。安倍さんの今回の増税再延期は正しい措置だ。

 その考えが取れないのは「財政再建が必要」という強固な思い込みである。これが失われた20年から30年になる不況の原因である。日本が借金国ならギリシャのように国債の金利が常に5%以上、時には20%を越えることもあるはずであるが日本の国債の金利は0.5%以下である。優等生と言われるドイツやスイスより低いのである。露程も心配する必要の無い経済的な破綻を心配して歳出削減と増税を繰り返して不況を招いて来た。一部の人がいう「5%に戻せばいい」はもっと正しい措置である。

 考えてみて下さいデフレ脱却を目指して安倍内閣は日銀にお金を刷らせて市場に流して来たが経済政策としては「歳出削減と増税」である。「歳出削減と増税」は経済の過熱を抑える時の政策である。つまりデフレにするための政策である。現在の物価上昇率はマイナスで成長率もマイナスになった。それはデフレにするための政策をやっているのであるから当然の結果である。

アベノミクス失敗の原因を図にすると

 金融政策  年間80兆円刷って市場に流す  これでいい

 経済政策 1 財政出動と減税  100点  成功 V字回復

      2 財政出動と増税   50点  ? 財政出動の規模による

      3 歳出削減と減税   50点  ? 減税の規模による

      4 歳出削減と増税    0点  失敗 デフレが酷くなる

アベノミクスの金融政策はこれでいい。問題は経済政策だ。安倍内閣の出現時に経済政策1を採用していればV字回復していたはずだが最悪の選択4をしている。経済政策2或は3では成功するかどうかは財政出動と減税の規模による。経済政策4ではアベノミクス成功の可能性はない。現在デフレが酷くなっているのは経済政策4を選んだ当然の結果である。

 なぜ安倍内閣は経済政策で最悪の選択をしたか。金融政策では日銀にお札を刷らせると言う正しい政策を決断したが経済政策は従来の財政再建路線に従ったからだ。つまり相変わらず「日本は世界最大の借金国家」というデマ•迷信に縛られ続けている結果である。「日本は世界最大の債権国でお金はいくらでもある」との考え方に到達出来なければデフレ脱却、日本の再生はない。そう考えなければ経済政策1を取れないからである。これは政治家•官僚•経済学者が馬鹿、無能であることを意味する。なぜ正しい考え方ができないかは自虐的思考から抜け出せないからだ。敗戦後染み付いた自虐的思考に陥りやすい頭には「日本は世界最大の借金国」という話は耳障りがよくすんなり、耳に入ってしまうのだ。これが日本を貶める反日プロパガンダで自虐思考の産物であることに全く気づかないのだ。

 日本国は神の国だ本来不景気などない。或は日本には何でも可能だ。とまでは考えなくていいが。30年に渡って年間10兆円の黒字を稼いで来た最優等生国家であるという歴史を忘れてはならないない。こんなデマ、捏造に惑わされて国を滅ぼすような馬鹿はやめてもらいたい。戦前は「日本を神の国だ」と誰もがいっていた。日本は一度も大和朝廷が変わっていない。これは正しい政治が行われて来たことを意味する。正しい統治のやり方が行われて来たから王朝が変わらなかったのだ。言葉も天照大神以来言葉は変わっていない。「はる、なつ、あき、ふゆ」「きた、みなみ、ひがし、にし」の単語は天照大神も使っていたはずだ。日本では天照大神以来、日本の支配者は変わっていない、それは大和ことばが使われ続けていたことを意味する。識字率も世界一であった。神の国にもっとも相応しい国である。犯罪国家と言われてれて、或は借金国家と言われてそれを其の儘信ずるのは間違いである。日本はむやみに人を殺す国ではないし、膨大な借金をする国ではないのである。

 安倍首相はG7で財政出動の必要性を認めさせようとして止められた。欧州諸国から「経済はそれほど悪くない。財政出動は必要ない」と断られた。必死に節約してお金を使わないようにして来たのは日本だけである。財政出動が必要なのは日本だけである。「世界最大の借金国」と誤解して来たから20年間緊縮予算を組んで来たのだ。

 日本は永年「武力を持っては行けない国だ。なぜなら侵略戦争をおこなうからだ」と思わされて来た。その上に現在は「日本はお金を使ってはいけない国」と考えている。なざなら1000兆円の借金があるからだというわけだ。精神的な自己規制が現実に日本を滅ぼそうとしている。

 

 

 

 

 

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