行革だけでは絶対無理という前原副代表は正しい

民主党の前原副代表が「行革だけで必要な金を生み出すのは絶対無理。従って民主党のマニフェストは実行できない」と発言して、民主党から袋叩きにあっているが彼の主張は正しい。民主党は政権を取りさえすればいいと言う考えだが、取っても自民党と同じ手法しか持ち合わせていない。それは公的債務８００兆円があり、毎年３０兆円以上増大するのである。基礎的収支をバランスさせることさえ出来ないのである。自民党のやり方では財政再建の目標から遠ざかっているのである。これを民主党はどうするのか行革で生み出せるのは数千億円である。財政再建に必要な資金はざっと見積もって年間７０兆円である。７０兆円をどこから持ってくるかである。民主党も自民党と同じ手法しか持ち合わせていない。これでは二大政党の意味がない。野党は困難を解決する手法を提案して民衆の支持を集めるべきである。民主党の政策は自民党と同じで何の解決にもならない。やらせてみても自民党と同じ結果になるだけである。時間の無駄である。
　日本は重度のデフレ状態にある。デフレを止めるには日銀券を増刷しなければならない。増刷した日銀券は政府が自由に使えるのである。従って日本人を塗炭の苦しみに落としている歳出削減と増税は必要ないのである。必要なのは大幅な財政出動である。毎年50兆円以上の日銀券を増刷し、120兆円の予算を組み、借金返済と景気刺激を行うのである。公的債務800兆円は15年で完済し、代わりに政府の日銀への借金が数百兆残るがこれは返さなくていい。
　詳細は２００７年出版「日本の未来を拓く学問のすすめ」牧歌舎http://www7b.biglobe.ne.jp/~abcdefghijk123/index.htmlにある。