日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

日銀 財政規律を政府に促がすーーー財政規律よりデフレ阻止

2010年02月20日 | 呼びかけ・提案

 昨日の新聞に「日銀が財政規律を政府に促がす」とあった。これこそ日本経済をこれほどの不況に沈めている考えだ。日本が財政出動をしようという時、或いは予算が膨らみそうなときに必ず財政規律を守れ、金の使い方を抑制的にせよという力或いはブレーキを踏ませようと言う力が働く。誰かが経済を加速させようとするとすぐにブレーキを踏むものが現われる。この声は日銀からだったり、財務省からだったり、政府の中からだったり、必ず財政規律を叫ぶ声がでてきた。景気がよくならないうちに必ずブレーキを踏むからしだいに景気は下降し、現在のような平成デフレ地獄が長期間続くことになる。日銀は重度のデフレの最中に「政府に向かってインフレに注意せよ」といっているのである。バカ日銀の見本である。
 日銀が「財政規律を政府に促がす」のであれば私は日銀には「デフレ阻止」を促がそう。「日銀総裁殿、いつになったらデフレを止めてくれるのか。財政規律の要請はデフレが終わり、インフレが2%を超えそうになったときにいうべき言葉だ」と。
 日銀の仕事は通貨の価値を維持することである。これほど長期にわたるデフレは過去に例がない。これは日銀の怠慢である。ゼロ金利でデフレを阻止する手は打っていると弁解するかもしれないがゼロ金利で景気が回復しないのは何故であろうか。それは政府が財政出動をしないからであるがそれを実現する資金を日銀が提供しないからである。日銀券を刷って年間50兆円規模の景気刺激が必要である。そうしないと物価下落は止まらない、デフレは止まらない。ゼロ金利にしただけでは不十分で財政出動に必要な資金を政府に供給するのが日銀の仕事である。これは政府が政府紙幣を発行して日銀の通貨増刷を促がすことも可能である。あるいは国債を発行して日銀に直接購入を要請することでもいい。長引く不況は日銀だけの責任ではない。政府にも財務省にも責任がある。
 とにかく重度のデフレの中でブレーキを踏むのは禁物である。
 財政規律を促がすのはデフレが終わり物価上昇率が+2%を越えてからにすべきである。
 財政規律などよりデフレ阻止が優先する。そしてそれは第一義的に日銀の仕事であることを忘れてはいけない。

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