平泉と小笠原諸島の世界遺産に登録することが決まりそうだがあまりぱっとしない。
この二つより素晴らしい世界遺産がある。それは日本語である。
日本語が世界遺産に相応しいという理由を考えてみた。
1.日本語の中核は大和言葉であり、1500年以上前からの形を保存している。
2.表音文字と表意文字(漢字+国字)を使う世界で唯一の言語である。
ひらがなだけで書けば普通の言語であるが、漢字を使っても表現できる。
3.大和言葉による造語法と漢語による造語法の二つをもつ。
4.象形文字である漢字を訓読みし、大和言葉との調和を図っている。
5.言語としての機能に優れている。その根拠として以下の2点をあげられる。
*日本人は世界最高の識字率を維持してきた
*古事記、万葉集以来膨大な古典文学の蓄積がある
6.日本語は現に生きており、1億人以上の人が使っている大言語である。
世界遺産に登録しようとすると一つ問題がある。
それは戦後に於けるカタカナ語の氾濫である。 カタカナ語の氾濫は最初の5点の長所をことごとく壊してしまう。世界遺産に登録するためにはカタカナ語の氾濫に対するハトメ措置を講ずることが求められるであろう。これは富士山を世界遺産に登録することを提案したときに富士山麓における自然破壊、ゴミの散乱が問題になったのと同じである。
日本語の他に125代1700年にわたって天皇が存在していることが世界遺産に相応しいことは誰もが認めることである。天皇の存在は登録しなくてもその価値は自明である。
日本語の場合はその価値を殆どの日本人は気付いていない。
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