日銀券を増刷して日本国を救う村島定行のBlog

①日本は世界最大の債権国、お金がなければ刷りなさい②英語を多用すると次第に馬鹿になる③靖国参拝は日本人の義務だ。

内需主導でない景気回復は景気回復といわない

2006年11月18日 | 経済
多くの企業の業績が回復したといわれる。いざなぎ景気を超える長期の好景気が続いているといわれる。しかしこれは大きな誤りである。日本はもっと大きな内需に支えられた本格的好況が実現できるのにこの程度の景気回復で喜んでいるという意味でばかばかしいと思う。考えてみてほしい。個人消費は全く増えていないのである。確かに大企業は収入はふえている。しかし正社員でない立場の労働者は大幅に増えている。大卒20万円の初任給は10年以上変わっていない。好景気の原因が内需でなく外需である点が問題である。内需は全く盛り上がりに欠けるのである。何より中国やインドは10%の成長をし、米国でさえ4%の成長をしているのに日本は殆ど成長していないのである。相対的にこの10年で日本の経済の相対的な地位は大幅に下落した。
日本は世界最大の借金国と考えているのがそもそもの大間違いである。日本は世界最大の金持ちである。毎年10兆円の黒字が30年以上続いている国である。最近は貿易黒字10兆円のほかに10兆円の利子配当の得られる超金持ち国である。それを世界最大の借金国と誤解して、歳出削減と増税に躍起になっているところに大きな間違いがある。いわゆる800兆円の借金は借金ではない。小泉さんは靖国神社に参拝しても中国人の気持ちは全く傷つけないということを教えてくれたが800兆円の借金は借金でないことを教えてくれる総理大臣が必要である。安倍さんにそれを期待したいが緊縮政策は採らないということを言っているようであるのでそれでよしとしなければならない。借金でないことを示す方法はこうである。先ず日銀が800兆円の日銀券を増刷して「これで借金を全て返してしまいなさい」といって政府にわたす。政府が借金を全部返してしまってインフレが起きなければ借金は返してしまったかことになる。政府が日銀に対して800兆円の借金ができるがこれは返さなくていい。これで日本は借金ゼロの健康体になる。これを1年でやるのは危険だと思えば数年に分けてやればインフレの心配は全くない。
 これを実施すれば800兆円の借金は借金でないことが誰の目にも明らかになるであろう。「年金問題を抜本的に改革すべきである」などとしたり顔に主張している連中がいるが800兆円の借金をどう処理するかが大事である。800兆円を国民が節約して返さなければならないとすると年金など吹っ飛んでしまうだろう。
 現在日本は大きなデフレのさなかにある。デフレを止めるにはお札を印刷しなければならない。ここ10年以上土地の値段は3%ずつ下落している。この大きなデフレを止めるには膨大な日銀券を増刷しなければならない。増刷した日銀券は政府が自由に使えるのである。長期に続くデフレを止めるための日銀券増刷を怠ってきたことが800兆円の借金である。日銀券の増刷の不足額が800兆円であり、日銀券を増刷して返せばなくなるものである。
 
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