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ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

乗鞍岳・野麦の森尾根へ

2015年04月14日 | 山スキー
滋賀の里では春うららの桜満開となり、季節はもう雪という雰囲気でもなくなりつつあったのですが
GWの山スキー行を控え、モチをあげるべく雪山を目指しました。

この野麦の森尾根は標高差が1600m、距離が9km弱とかなりあるのですが、
乗鞍らしい緩やかな滑りが楽しめるので、山逍遙派スキーヤには良い所だと思います。

前日野麦集落入りし、朝4時未明の中出発。雪は最初からしっかりついていました。
林道を登って行き、少し下り勾配になる分岐から夏道沿いに1649mのコルを目指します。
少し広くなった台地から尾根に適当に乗り上げ、1850mの屈曲点までは少し
樹林が密なところ。

ここからも樹林の中、岳谷に沿った尾根をひたすらまっすぐに登りあげて行きます。
ようやく樹林が薄くなってきた2350m付近で一気に森林限界を抜け
ホワイトな世界が広がります。

2550mあたりまでのそこそこ急できれいな一枚バーンを乗り上げるとさらに広い台地にでて
乗鞍が目の前に広がりました。目の前に頂上がみえてはいるもののここからが疲れた体に
堪えるところ。前回南面からの直登はアイスバーンだったこともあり、今回は右手の
U字谷からコル経由で頂上を目指しました。

これまで坪足で来たが雪もゆるんで来たのでスキーに履き替え先頭で進むが、なんだか今日は体が重く
足が空回りするように前に進まない、 と気がついたら後ろにいたまっちゃんが
坪足のまま、あたしの横をズバッと抜いて先にでた!?

結局スキーを履いているのにコルまでまっちゃんに追いつかず、よたよたでコル到着。
右見て左見て、結局雪がついていて静かな大日岳の方を目指す事に。

頂上に着くと目の前に今も煙を上げる御嶽が鎮座していました。
今もあの頂きに見つけれられないまま眠る方がいると思うと、自然の厳しさを感じました。

今日は少しかすんでいますが良い天気。頂上でのーんびり過ごしたあと下りにかかります。
少し半モナカの斜面を難儀してすべって行くと岐阜のドクターMさんに久しぶりにお目にかかり
ました。 今日のこのルートは我々を含め4名の山スキーヤとあって
とても静かです。 下に行く連れ粗目で快適な斜面となり、最後の2500m~2350mの斜面は
最高のバーンでした。

後は樹林を抜け林道経由で降りて行きました。 久しぶりのロングコースで疲れましたが楽しかったです。


未だに噴煙を上げる御嶽をバックに滑る。
 ・・自然は美しく、そして厳しい・・ 合掌。




標高差1600m。6時間の登り、2時間半の下りのロングコースです。
4:00 出発
10:00 大日岳 11:30
14:00 駐車地

越前甲へ

2015年03月29日 | 山スキー
2006年以来、9年ぶりの越前甲へ、

今年はどうも雪がえげつないくらい多いみたいです。
が、林道の工事のため早くから除雪作業をしているようで
途中までは林道を歩いてアプローチ。

いつもの八反滝横の岸壁下広場を横切り大日峠から稜線へ。
稜線にかなりの迫力でできている雪庇の隣を登り、頂上へ登ります。

いや~今日はいい天気です。 白山から越前大日、取立山その他周囲の山々が一望。
のんびりと昼食をとりながら、山にこれた幸せをしみじみとかみしめます。
山頂には徒歩の人とスキーの人が2名ほどと以外にも静かな山頂でした。

下りは北側斜面へ遊びにでていきます。案外に急な斜面ですが数日前の雪が
さくっと積もっていてそこそこ滑りやすい。 楽しいあっという間の時間をすごして
トラバースするとジャストミートで大日峠へ到着。

岸壁下平原を滑ったあとは、除雪林道をできるだけ避けるよう しつこく
スキーで滑って駐車地手前500mまで滑り降りることができました。


今回は短いコースでしたが、久しぶりに気持ちよくすべりを楽しむことができて、楽しかったです。



 
岸壁下の平原をゆく                     稜線の雪庇は結構えげつないですね                              

 
白山バックに頂上へもう一歩                 頂上より白山方面

 
頂上より越前大日方面                    北斜面へドロップインです          
  
 
白山望みながらすべる→気持ちいい              マッチャンいきます

 
マッチャン滑ります                     滑ります

【行程】
 7:45 駐車地
 8:12 林道除雪終了点
 9:30 大日峠
 10:30 越前甲頂上(昼食)12:10
 12:30 大日峠   
 13:05 林道  
 13:20 駐車地着



奥美濃へ(天狗山分岐1593往復)

2015年03月16日 | 山スキー
3月も中盤に入ったので、粗目雪狙いで芦倉山を目指す。
が、イトシロに入るといつもと違った雰囲気が・・
今年は雪が多いですねえ。
駐車場に車を止めて歩いて林道取り付きへ向かう両サイドは
除雪された雪の断面が3m近くの雪壁になっていました。

林道に入って板を装着して歩き始めると、足元は粗目ではなく
モナカ状態。数日前の寒波で積雪がさらにあったようです。

林道途中でこの雪質から芦倉へは到達できないと判断したので
急遽ルートを変更し、天狗山への尾根をとることに。

目的地は1593分岐です。

尾根筋に上がっても雪質は相変わらずの超もなかで、スキー板が
沈むのと先端をあげるのに難儀してかなり時間をかかって
ようやく分岐到着。  やれやれ。

分岐到着したころは快晴の空も、昼食をとっているといつしか
曇り気味となってきました。

帰りは登りトレースを使いつつ降りるも、モナカ雪に難渋しながら
降りていきます。 

最下部は植林切り開きのスキー場風バーンです。
滑りやすいのですが、まったく真っ白な世界になってきて
平衡感覚を失いながら滑り降りました。

今シーズンのイトシロはまだもう少しいけそうですね。






 



銀杏峰へ

2015年03月09日 | 山スキー
今回は少し北進して部子山へ出動。
養魚場から林道を登って西割谷でも・・と考えていましたが
林道は前日の雨でズダズダ&雪斜面の滑り台状態。
結局30分ほど歩いて転進決定。

林道途中から名松尾根の登山道目指して転進。

朝からガスで山頂に到着してもずっとガスの中
おまけに風が強くて休憩に適した場所が余りありません。

先行者の方が休んでいるところにお邪魔させていただいて
ようやく一息ついて、昼食を始めると・・・
だんだんと空が晴れてきて、1時間後にはグレイトな青空と
雲海のかなたに広がる山々が見え始めました!

銀杏峰の広く真っ白な台地と、雲海の広がる光景に
ここは北アルプス?かと錯覚するようなすばらしい光景を目にすることができました。

これだけで、十分満足でした。

すべりのほうも、適度なしまり雪で楽しくツリーランすることができました。

7:05  宝慶寺出発 435m
7:45 清滝川林道撤退
8:30  登山道(名松コース)合流
11:00 銀杏峰 1440m (昼食)12:35
13:40 いこいの村
13:50 宝慶寺




  
銀杏峰頂上へ向かいます                          奥に見えるは白山連峰

  
雲海のむこうに荒島岳が                          こちらは部子山 真っ白です

  
頂上の看板と白山                             真っ白な頂上台地

  
唯一の風除け場所です                           さらば銀杏峰





上谷山、展望の送電線尾根へ

2015年03月01日 | 山スキー
この週末は上谷山へ向かう。

過去に1勝3敗の山である。なんせ雪が深いと山頂まで届かない山だ。
今回マッチャンはアップダウンのある送電線尾根から登りたいという。

以前この尾根を降りたときのイメージではアップダウンに難儀しただけで
スキーにはつまらない印象だったので、一抹の不安が脳裏をかすめるが・・

想像とはうらはらに雪質・展望が最高でグレイトな山行きとなった!

このルート距離は片道8kmと結構長いのですが、今回の雪質は前日の
少しの降雪で下カリの上フワ状態で、すね下ラッセルとなり、
4時間半の行程で山頂に到達することができました。

予想どおり誰もいない尾根を二人でしずしずと登ることができ
バージンスノーの中をゆく2匹の生き物となって
白い空間を楽しむことができました。

県境稜線の手前からはすばらしい景色が広がり、上谷山がだんだんと
近づくのを目の前にしながら360度の展望を見ての稜線歩きは
とても素敵でした。 帰りのスキーも適度な斜面でゆったりと
ターンを楽しみながらゆっくりと降りてくることができ
案外にも登り返しも気にならず 思わず見直した送電線尾根でした。

6:35  宇津尾林道出発
10:10 県境稜線
10:55 上谷山 12:20
14:30 駐車地着

往復16km

※下りに使った林道はハマリでした。雪の片斜面状態となっていて安全ではありません。
















ラッセル訓練@三国岳

2015年02月12日 | 山スキー
今年は北の地域に雪が多い。
滋賀県も北部ならまだまだ雪がありそうなので
赤坂山の北の三国岳へ向かう。

マイナールートの尾根から明王のハゲに向かって登り三国岳へ。

このところの降雪で、スキー板を履いてもひざ下のラッセル。
マッチャンとhalf&halfでラッセル交代しながら登ってゆくが
いかんせん雪が激重&ブッシュ&一部強烈斜面で
かなりの難渋を極めた。

7時に出発して5時間半かかって、ようやく三国岳へ到着。
腿が攣りそうになったので、必殺漢方薬を飲んで抑えた。

帰りの林道もノートレース・・。いつものトイレ小屋も
2mもあろうかという雪に埋まっていました。


下りラッセルでまたもや泣きそうになりながら、駐車地にもどると
ちょうど16時でした。

ラッセル訓練な日でした。








赤坂山遠望


明王のハゲを振り返る


三国岳


林道トイレ小屋

百里ヶ岳へ

2015年01月26日 | 山スキー
2015/01/24  北投山~旗山(鈴鹿南部)

散歩がてら、裏山の北投山から旗山へ向かう。
登山口まで10分の、超お気楽ルートである。
正月に50cmも積もっていた雪もすっかりなくなり
春の山のようになっていたが、
山頂付近の一部だけ霧氷がきれいについていた。



2015/01/25 百里ヶ岳

今日は山スキー。滋賀県でのスキー遊びも例年1月~2月初め頃までなので
足慣らしに百里ヶ岳へ向かう。

昨年登った尾根より一本北の尾根を登ったが、こちらのほうがスキー向きの
尾根だった。

朝方は曇っていたが一瞬晴れ間が広がり、久しぶりの白いバージンスノーの
世界に身をおくのは心地良かった。

積雪はいささか少なめで中間で50cmくらいだろうか?

頂上に着くことにはまたもや曇天が広がり少し残念な天気となったが
僕らだけの頂上を堪能しつつ、スキーの感覚を取り戻した山行となった。










山スキー・シールの糊はがし

2015年01月02日 | 山スキー
今日は朝から豪雪の影響であちこちの高速道路が通行止め。
天気予報は大雪の模様であるが、朝起きると快晴なので
あわてて行き先を検討し、結局超地元の油日岳へ向かうことにした。

余野公園の奥の駐車場より三馬渓を通って、ノートレースの雪道を
歩くのは楽しかった。


油日岳より 1月2日10時



さくっと降りて、自宅に帰った後は
山スキーのシールのメンテナンス。 いつもゴテゴテに塗りまくっているシールグルーを
今年はちゃんとはがしてから再塗布しようと、まずは糊はがしを行う。

WEBから得た情報でのりをはがしてゆく。



方法はいたって簡単。まずはコピー用紙を二つ折りにして少し厚紙状態で使います。


温度を中にした家庭用のアイロンで、先ほどのコピー用紙をシールの上においてしっかりと熱を与えてゆきますね。


コピー用紙をはがすと、あれびっくりきれいにのりがくっついているじゃありませんか? 3回くらい同じ場所で
繰り返すとすっかりのりが取れてきます。


で、のりをはがす前とはがした後の違いはご覧のとおり。


全部きれいにはがし終わったところ。 すばらしい!


使ったコピー用紙の残骸です。

※以外にものりがすっきりと取れたので超カンドーものでした。

快晴の白木峰

2014年03月24日 | 山スキー
いよいよ近傍エリアの山も賞味期限が近づいてきた。
で、今回は富山・白木峰へ出動。

白木峰は昨年7月に行って、頂上部の湿原がとても素晴らしいところだったので
一度積雪期に行ってみたいと思っていた。

今回3月も終盤に入り積雪が心配であったが、数日前に有った降雪のおかげで
圧雪の上に40~50cmの新雪がのる状態であった。

そんなわけで、この季節には珍しくラッセルトレーニングができました。

久しぶりのラッセルで、脚にだいぶ来ましたが、期待に違わぬ頂上部の展望を得て
最高の一日となりました。