乗鞍岳・野麦の森尾根へ

滋賀の里では春うららの桜満開となり、季節はもう雪という雰囲気でもなくなりつつあったのですが
GWの山スキー行を控え、モチをあげるべく雪山を目指しました。

この野麦の森尾根は標高差が1600m、距離が9km弱とかなりあるのですが、
乗鞍らしい緩やかな滑りが楽しめるので、山逍遙派スキーヤには良い所だと思います。

前日野麦集落入りし、朝4時未明の中出発。雪は最初からしっかりついていました。
林道を登って行き、少し下り勾配になる分岐から夏道沿いに1649mのコルを目指します。
少し広くなった台地から尾根に適当に乗り上げ、1850mの屈曲点までは少し
樹林が密なところ。

ここからも樹林の中、岳谷に沿った尾根をひたすらまっすぐに登りあげて行きます。
ようやく樹林が薄くなってきた2350m付近で一気に森林限界を抜け
ホワイトな世界が広がります。

2550mあたりまでのそこそこ急できれいな一枚バーンを乗り上げるとさらに広い台地にでて
乗鞍が目の前に広がりました。目の前に頂上がみえてはいるもののここからが疲れた体に
堪えるところ。前回南面からの直登はアイスバーンだったこともあり、今回は右手の
U字谷からコル経由で頂上を目指しました。

これまで坪足で来たが雪もゆるんで来たのでスキーに履き替え先頭で進むが、なんだか今日は体が重く
足が空回りするように前に進まない、 と気がついたら後ろにいたまっちゃんが
坪足のまま、あたしの横をズバッと抜いて先にでた!?

結局スキーを履いているのにコルまでまっちゃんに追いつかず、よたよたでコル到着。
右見て左見て、結局雪がついていて静かな大日岳の方を目指す事に。

頂上に着くと目の前に今も煙を上げる御嶽が鎮座していました。
今もあの頂きに見つけれられないまま眠る方がいると思うと、自然の厳しさを感じました。

今日は少しかすんでいますが良い天気。頂上でのーんびり過ごしたあと下りにかかります。
少し半モナカの斜面を難儀してすべって行くと岐阜のドクターMさんに久しぶりにお目にかかり
ました。 今日のこのルートは我々を含め4名の山スキーヤとあって
とても静かです。 下に行く連れ粗目で快適な斜面となり、最後の2500m~2350mの斜面は
最高のバーンでした。

後は樹林を抜け林道経由で降りて行きました。 久しぶりのロングコースで疲れましたが楽しかったです。


未だに噴煙を上げる御嶽をバックに滑る。
 ・・自然は美しく、そして厳しい・・ 合掌。




標高差1600m。6時間の登り、2時間半の下りのロングコースです。
4:00 出発
10:00 大日岳 11:30
14:00 駐車地
コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
山頂直下で・・・ (JUN)
2015-04-14 07:35:28
乗鞍では奇遇でした!お久しぶりにお会いできて嬉しかったです。またどこかでお会いしましたらよろしくです。
 
 
 
RE (ちゃたろう)
2015-04-15 05:44:01
JUNさんお久しぶりです!

相変わらずの速攻登山ですね。
残りシーズンわずかですが
気をつけて楽しみましょう。
また宜しく願います。

 
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