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ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

栂海新道を登る

2012年09月25日 | 登山記録
この週末は未踏の山域、栂海新道へいって参りました。
しかも、”親不知からの登りwithテント”です。





栂海山荘からみる 能登半島に沈む夕日


栂海山荘前のテント場は我らのみなり


雨のなか黙々と歩をすすめる


朝日小屋のテン場、今日もテントは僕らのみ


親不知に戻り、やはり海へ・・。







長~い登りをいつものジワリジワリ登りで登ること10時間。
初日の正念場をついに登り切りました。
サワガニ山岳会の管理されている白鳥山、栂海山荘共にとても
快適な小屋となっていて、それぞれ共にとても展望の良いところでした。
綺麗な夕日が能登半島に沈むのを見て初日を終えます。

しかし、山はなんだか雲行きが怪しい・・・
朝起きると”雨”。 撤退の文字も浮かぶが今回は朝日の小屋で
夕食のみ(←おいしい事で有名)を頼んでいることもあり、
電話も通じないし、ここで撤退もなあ~。

で、意を決して行くことに。
今日もコースタイムは立派に9時間台なので結構たいへんそう。
歩き出すと、雨は少なめであるが風が強い。
今回標高を考え、夏山モードで出かけたものの、
雨風に打たれながら、”低体温症”の文字が頭に浮かんで
少しびびりつつ歩く。とにかく寒いのであまり休まず
晴れたら綺麗な湿原も横目で見つつ先を急ぐ。

ようやく長栂山についた頃空が安定してきて、曇り空となった。
生きた心地にかえってようやく景色を見る余裕もできてきた。
この先、1時間半少し歩いて朝日小屋へ。

日曜のテント場は我々の一張りのみであった。
夕食は朝日小屋で頼んでおいたので小屋のおいしいご飯に
ぱくつく。
テントに帰って寝始めると・・またもや雨が・・

最終日、朝から雨であるが降りるだけ。
栂海新道を登り切ったという満足感を抱きながら
雨で川になった登山道をひたすら歩いて北又小屋へ降りた。


うーん・・・今年は天気の悪い山行が多いが、記憶に残る年になりそうだ。





<栂海新道>2012年9月22日~24日

■9/22(親不知-栂海山荘) 晴れ
自宅 12:30
親不知 5:00
栂海新道基点出発 5:20 
尻高山 7:50
坂田峠 8:30
白鳥山 10:38(昼食)11:05
下駒ヶ岳12:00
栂海山荘15:00


■9/23(栂海山荘-朝日岳)雨
栂海山荘 5:05
犬ヶ岳  5:15
サワガニ山6:38
黒岩山  8:05
長栂山  10:40
吹上のコル11:35
朝日岳  12:15
朝日小屋 12:55

■9/24(朝日小屋-北又小屋)雨
朝日小屋 5:40
いぶり山 7:05
北又小屋 9:31
 || タクシー
親不知(\12500-2000(町補助)=\10500)

蓮華温泉・鉱山道より白馬へ

2012年09月20日 | 登山記録
この連休(といっても2連休しか有りませんでしたが)は
蓮華温泉から鉱山道を登って白馬岳へ。
好天の初日から、翌日は台風の余波でモーレツな風の稜線を
ふらつきながら蓮華温泉へ戻りました。

山は少しずつ秋の様相になってきました。


鉱山道を登り切ると鉢ヶ岳の際で登山道に合流


白い山肌が少しずつ色づいて来ました


不気味な色の朝があけ、あとは強風吹きすさぶ稜線となりました。


さらばジムニー君

2012年09月10日 | たわごと
長年連れ添ってきた僕の山の相棒、ジムニー君とも昨日でいよいよお別れの日であった。
これまで山行といえばジムニーが相棒で、かれこれ20年近くジムニーを4台乗り継いできた。


◆1代目:SJ30
会社の先輩からSJ30(2スト)を10万円で譲ってもらう。
ビキニトップ&ホロ、窓は差込式。フロントウィンドウはボンネット側にばたんと倒れるMT車で
あった。速度は出なかったが、超軽い車体と、ポロポロと成るストサウンドで、夏の夜
ビキニトップで走るのは気持ちが良かった。 



◆2代目:JA11
ジムニー初のAT車が発売され新車を購入。シートはバケットシートでタイトであった。
この頃はまだサスは板バネだったのではねるはねる。林道を少し速度を上げて走ると天井に頭を当てるぐらいであった。
それでもオートマになり100km/h走行ができるようになったので、高速を使ってよく信州に出かけた。
この頃は高速道路の割引もなく、お金も無かったので山の帰りは随分下道を走って帰ってきたりた。
若くて体力があったからいけたのかも。
15万キロ走ったところで、エンジンからオイルを吹いたりして買い換えることにしたが、ネットオークションに出したら
25万円でもらわれていったのにはびっくり。



◆3代目:JB23
フルモデルチェンジしたドクロ顔の中古ジムニー(2000年型)をネット販売で70万程度で購入。
サスペンションがそれまでの板バネからコイルスプリングに変わり、乗り心地は抜群によくなった。 これで遠方の山に行くことが
苦で無くなった。現地に着くとフロントの椅子を倒しフルフラットにし、二人で車中泊も良くした。

この狭いジムニーで二人が車中泊しているのはかなりレアなペアだったかも。平成20年春、富士山に山スキーに行く途中スバルラインで
鹿と衝突して、バンパーを破損。走行には支障なかったが、それをきっかけに手放す事に。
フロントマスクはどくろ顔といわれるこの初代JB23が一番かわいいと思う。



◆4台目:JB23
またもやJB23のジムニーを新車で購入。色や装備は少し違えど基本構造、デザインを10年以上フルモデルチェンジしないこの車は
すごいと思う。青が綺麗な車で、この車でも遠征を続けるが、年とともに仕事が忙しくなり限られた時間でジムニーで遠征し、
帰って来ることがだんだんと苦痛になってきた。自分の歳と山スキーの荷物や車中泊のことも考えついにジムニーとおさらばすることにした。



こうして、僕の青春と共にあった、最後のジムニーが引き取られて行くのを 昨日は少し感傷的に成りながらお見送り。


これからは新しい相棒、エクストレイル君との山行が始まる。






鳳凰三山・御所山/千頭星山より

2012年09月05日 | 登山記録
この週末は天気がいまいち風である。 好天の隙間を狙って鳳凰三山エリアへ出かけたが
天気予報に反して残念な空となった。 夏もそろそろ終わりのようだ。


今回は青木鉱泉から南小室小屋へ至る、 ど・マイナーなコース「御所山・千頭星山経由」で登る。
このコース途中で大ナジカ峠へ降りて、700mの登りが待つ、鳳凰三山らしからぬハードコースだ。


この夏からは、愛しいジムニー君ともお別れ。新しい相棒エクストレイルディーゼル君とのコンビとなった。


御所山へのアプローチでいきなり道をロスト。枯葉の不明瞭な道と2.5万図と大きく変わった道で
いきなりのアルバイト。 御所山から千頭星山までは笹の広がる以外にも落ち着くトレイルであった。


この時期花は無いかと思っていたが、多くの岩陰でタカネビランジが可憐に咲いていた


千頭星山から大ナジカ峠までの下りは相当に悪い岩稜地帯だったが、峠は天国の様なところだった。
・・・ただしここから稜線まで700mの登りが待っている。


南小室小屋は結構テントもにぎわった。昼過ぎについて昼食をのんびり取っていたが
お盆に引き続いて、またもや雨が・・・。


事前の天気予報では日曜日は晴れマークだったものの、起きてみるとガスガス。
展望のない稜線を歩き、オベリスクの足元まで行ったが、オベリスク自体ガスって居て見えなかった。


鳳凰小屋で一休み。小屋のあるじと少しお話したが、とても気さくないいおじさんでした。
そしてまた、鳳凰エリアに入ると突然山ガール&ボーイにあふれて、一気に若者の山域になっていました。
雑誌に紹介されているのかな?


御座石鉱泉からはお昼に一本あるバスで青木鉱泉へ戻った。




■2012年9月1日

1:30 自宅発
6:00 登山口
6:28 出発
8:40 御所山
10:05 千頭星山
11:00 大ナジカ峠
12:55 苺平
13:15 南小室小屋


■2012年9月2日
4:00 南小室小屋cs発
5:24 薬師岳
5:50 観音岳
6:45 地蔵岳下
7:05 鳳凰小屋 7:25
8:25 燕頭山
9:45 御座石鉱泉 10:25(バス)
10:45 青木鉱泉





中ア・木曽殿越~越百山へ

2012年09月03日 | 登山記録
8月25日・26は僕らにとっての中アの空白地帯を埋めに行ってきました。
空木から南駒ヶ岳間はなかなか行きにくい気がしていましたが、
水を確保して摺鉢窪に泊まればちょうどいい周回コースとなりました。





初日は伊那川ダム方面より木曽殿越へ登り、摺鉢窪にて泊まる


夏空を見てあわただしい日常から解放されるひととき


今日も厳かに夏の朝が始まろうとしている


南アルプスの稜線を雲海の向こうに、いつまでも見飽きることのない景色が広がった


後半は越百山のたおやかな稜線あるき


なかなか来れそうにないので、南越百山まで足を伸ばす。振り返ると越百山と御岳がきれい


2012年8月25日~26日
中ア・空木から越百山

8/25
5:30 駐車場発
7:00 金沢土場
7:30 林道終点(ウサギ平)
8:30 吊り橋
9:30 仙人の泉
11:20 木曽義仲の力水
11:35 木曽殿越
12:40 空木岳(駒峰ヒュッテ往復)13:10
14:05 赤薙岳
14:30 摺鉢窪小屋


8/26
摺鉢窪小屋 4:30
5:00 稜線
5:35 南駒ヶ岳 5:50
7:10 仙涯嶺
8:10 越百山
8:30 南越百山 8:50
9:15 越百山
9:45 越百小屋 10:10
11:45 下のコル
12:20 林道
13:00 駐車場