猫又山(猫又谷)

もういよいよ山スキーも最終間近である。
5/30(日)最終戦定番の猫又山に向かう。
天気は予報どおり朝から曇り空である。
発電所の1km手前で車は止められてそこから歩くこととなった。
久しぶりに訪れた猫又なので、谷への降り口が今ひとつわからず
結局1015mの堰堤からアプローチした。
がすぐにまた雪が切れたりした難儀する。
結局雪は1070m堰堤から先でつながっていた。

二股までそこそこ快調に登ってゆくが、それから先で勾配は一気に上り
最後のコルまで近くにみえているが遠くてなかなか大変だった。

稜線は一部ブッシュがでていて板を外して歩いていった。
稜線からまっすぐに頂上方面はブッシュがまたもやありそうで
右へ巻けばどうだろうかと大岩の右をまいたら、雪が案の上つながっていて
正解。

最後頂上までは近いはずだが、どこまでもだらだらとした登りが続き
頂上が遠く感じた。

下では曇り空だったが、コルから頂上にかけて少し青空が戻り
劔や白馬岳、先日行った白馬鑓も見えて感慨ひとしおだ。

山頂で昼食をとり、京都の方としばしお話をする。

下りは山頂から板を使って下ることができた(一部歩き有り)
コルからさきがお楽しみ斜面なのだが、下るにつれてガスが
濃厚となってきて最後は視界20mほど。

少し滑っては声を掛け合いながら滑り降りた。
今まで猫又谷は結構落石が多い印象だったが、
今日の猫又はあまり石も無く結構快適な斜面だった。
ガスが無ければうんと良かったのだが・。

最後は1070mの堰堤から林道にあがり、長い長い林道歩きで
駐車地に戻った。
もうスキーもいよいよホントのフィナーレが来そうだ


駐車地(640) 4:30
発電所(711) 4:50
堰堤取付(1015) 6:00
釜谷出合(1092) 6:40
二股(1500) 8:00
コル(2170) 10:00
猫又山(2378) 10:50(昼食)12:05
コル(2170) 12:25
堰堤(1070) 13:20
発電所(711) 14:25
駐車地(640) 14:45

(メモ)・・・堰堤への取り付きが分かりにくいので注意。
・1015m堰堤に取り付くには990m付近から林道を離れ降りてゆく
・1070m堰堤に取り付くには1065m付近から林道を離れ降りてゆく


下部ルート:駐車地から林道、堰堤へ

上部ルート:堰堤取り付き~山頂へ


釜谷出会いの雪割れ状態。 雪割れをさけて上ってゆく。

上部はきれいな雪渓が広がる
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蓮華大沢右俣

5/22(土)今回は、今まで行きたいと思っていてなかなかいけなかった
蓮華岳大沢右俣へ行ってきました。

移動中にブレーキトラブルに見舞われましたが、早朝になんとか扇沢へ到着。
さすがにこの時期駐車場ではスキーの車がいっぱいです。
時期も遅いため、出発してしばらくは林道歩きで1530mの沢を渡るところからようやく
雪の上となる。 
坪足で堰堤をいくつか越え、大沢小屋の横でスキー板に履き替えた。
ここから、蓮華大沢右俣直登という方法もあるが、見てみると少し狭い沢でもあり
落石を恐れて、針ノ木峠へ向かうことに。 先行のスキー組は皆マヤクボ沢へ向かい
僕らだけが針ノ木峠へ向かった。

峠の小屋は大方露出していて、一人の方が小屋脇でテント泊をしていた。
小屋のすぐ横からは夏道が露出していたが、すぐに雪付きの急な斜面が
少しの間続いて、ブーツで雪を切りながら慎重に登る。
少し登るとまた夏道が現れ、ここからは雪の上と夏道を歩きながら
蓮華岳を目指した。 峠までは案外早くついたので、稜線を歩いていると
思いの外蓮華の頂上は遠くに思えた。

晴れていれば気持ちよい稜線歩きだろうが、今日は少し曇天で残念なところだ。
山頂付近に目をやると一人の人が見えた。近い付いて少し話すと朝早くから
右俣を直登して一本別のところをすでに滑ってきたという。

僕らは未知の沢なので今日はこの一本で十分だ。
山頂のすぐ下でのんびりと食事していると、目の前を一羽の鳥が横切って行った。
白黒ツートンのパトカーの様な模様の雷鳥さんだ。
確か夏はまだら模様なのだがツートンからまだらにどのように変わるのだろうか?
不思議だなあ・・。

食事を終えてさて降りましょう。
最初から急な斜面(30度+位か)が下までスッと落ちていますが、
滑り出してみるとちょうどいい粗目でグッドです。
気持ちよくターンを繰り返してしばらく降りるとさらに急な斜面が
現れます(35度位か?)が、雪質が良いので慎重に下れば全然大丈夫です。

下で現れるのどをすぎると少し石が目立ってきて雪質も重くなってきましたが
最後まで適度な緊張感が続く楽しいコースでした。

いよいよスキーもフィナーレ間近。最後はどこになるのかなあ・・。


5:30 扇沢駐車場出発
6:25 大沢小屋横スキー装着
8:10 マヤクボ沢出合
9:10 針ノ木峠
10:15 蓮華岳(昼食)11:50
12:35 針ノ木雪渓出合
13:05 扇沢駐車場到着
-----------
登り:4h45m  
下り:1h15m
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山頂は雪が消えていました。






稜線直下でのんびりとお食事


稜線から下までスッと沢全体が見えている


上部から急な斜面が続くが、粗目なら大丈夫


のどの少し上が最急部か。


蓮華大沢:右俣と左俣
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白馬鑓ヶ岳

いよいよ山スキーも終盤戦。白馬鑓ヶ岳に行って参りました。
白馬鑓ヶ岳は山スキーでは初見参でどんなところか楽しみにしていましたが
広大な斜面といい、長い滑走距離といいなかなかおもしろかったです。
二日前に降った雪のせいで、一部突っかかる様なところもありましたが
上部はまだ縦溝もなく、快適斜面でした。

帰路小日向のコルで休憩しながら、白馬の山並みを眺めていると
残雪の山がとてもきれいで幸せな気持ちになりました。

それにしても、さすがにこの時期は山の猛者たちがこのエリアには
集合しているようで、山で何度かお会いした方々にも何人か遭遇しました。


白馬鑓全景(中腹が鑓温泉)

(白馬鑓山頂へ向かう。途中は雪が切れてます)

(鑓温泉。水着の女性もいてビックリ)

(2760m稜線から滑走スタート)

3:25 猿倉出発
5:25 小日向のコル
7:00 鑓温泉
9:20 2760m稜線(昼食)10:20
10:50 白馬鑓ヶ岳 10:55
11:20 2760m稜線 11:30
12:00 鑓温泉
12:20 六右衛門沢ボトム
13:00 小日向のコル(休憩)13:30
13:50 長走沢出合
14:00  猿倉帰着

登り:5h55m(2760稜線まで) 
下り:2h00m(休憩除く)
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大学山岳サークルの行く末

昨日は大学時代に所属していた山岳サークルのとあるパーティーがあり、
先輩後輩を含め約70人近くのパーティーとなった。
大学を出て20年以上たつのだが、今でも交遊がある人もいれば、
20数年ぶりに再会する人あるいは初めてお目にかかる人もいた。

それにしても大学の4年間に同じ釜の飯を食い山に登った面々と
久方ぶりに会うのはとても感慨深いものがあった。
顔つきと体型はみんなオッサン化してきていて、昔の面影と
だいぶ変わった人もいたのだが、昔一緒に登っていた頃の話をし
また今の仕事の話をしていて、みんなそれぞれの立場で頑張って
いるんだなあとある意味でのエネルギーをいただいた気がした。

残念ながら今でも山を続けている人はだいぶ少なく、僕が一番
盛んに登っている方だった。
子供が小学・中学~高校の世代なので やはりなかなか出かけるのも
大変だろうと思う。

しかし話を聞いてみると残念ながら僕らのそのサークルは数年前に
大学から消滅してしまったようだ。どうやら最近の風潮では
大学でのこういうサークル自体も消える運命にあるようだ。
時代はやはりネットでの繋がりになっているのかも知れない。


とはいえ、こういった類の集団行動(合宿)で青春の時代を過ごした
ことはかなり大きなインパクトを残していて、それは何か心のよりどころに
なっているような気もする。
そんなわけで、この思いはこれからも自分の心の中にずっと大切にしていきたいと
思った次第だ。
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GWの越後駒ヶ岳

飯豊の沢を2撃した後、新潟駅前で体を癒して5月4日に越後駒を目指しました。

越後駒は10年位前に2度ほどスキーで訪れたことがありますがその際には
駒の湯温泉から往復下のですが、雪が少なかった記憶があります。
そこで今回は、奥只見の銀山平から道行山を経由して目指すことにしました。

柳沢から道行山の間の尾根は途中雪が切れていて板を担ぐ羽目になり、行き帰り共に
少し難儀しましたが、その他は特に問題なく板で登り詰めました。

久しぶりに訪れた駒の小屋から山頂の広大斜面を懐かしく思いながら山頂へたどり着くと
目の前に八海山やその他の山が広がり、GW終盤の静かな山を堪能することができました。


【5月4日:越後駒ヶ岳】
3:55 石抱橋(780mh)発
5:25 柳沢取付点
6:20 1064m
7:20 道行山
8:10 小倉山トラバース点
9:10 百草ノ池
10:30駒の小屋
10:45越後駒ヶ岳2002m(昼食)12:10
12:25百草ノ池
12:45小倉山トラバース点
13:25道行山
14:50柳沢取付点
16:00石抱橋(780mh)帰着

(登り:6h50m、下り;3h50m、単純標高差1220m)


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石転び沢と門内沢

★今年の飯豊の様子★

今年の飯豊は残雪が豊富の様で、車は梅花皮荘までしか入ることが
できません。
そのため、梅花皮荘から飯豊山荘までは5kmの林道歩きが待っております。
林道の除雪は飯豊山荘の先100mほどまでで終わり、そこからすぐに
雪がついていました。
温身平の堰堤は階段が露出していましたので板を外しました。
雪が少ない年には夏道を行くそうですが、今回は夏道には行かず
川沿いをずっと登ってゆきます。
下つぶて石のところから上つぶて石の間は川の左岸をトラバース気味に
登ってゆきますが上つぶて石から先は川は埋まっていました。

今回の時点ではその先もデブリなどはほとんどなくとてもきれいな
雪渓状態の中を登ってゆきましたが、入り門内沢の左方上部稜線には
雪庇があるのでそのうち崩れる可能性があり注意が必要です。

斜面の勾配はどちらも30度+程度でしょうか?(ネットでは40度との表現もありましたが・・)
アイスバーンになっていなければ、さほど怖くは無い斜度でした。

林道歩きを含めて7時間ちょいの登りはなかなかに大変ですが
スケール感もありなかなか、おもしろいところです。


【5月2日:石転び沢】
3:40 梅花皮荘(300mh)発
4:50 飯豊山荘
6:10 温身平堰堤
7:20 滝沢出合
8:00 石転沢出合
10:50梅花皮小屋(1850mh)着(食事)12:10
12:40石転沢出合
13:35温身平堰堤
14:30飯豊山荘
15:30梅花皮荘着
(登り:7h10m、下り;3h20m、単純標高差1550m)


【5月3日:入門内沢】
3:40 梅花皮荘(300mh)発
4:50 飯豊山荘
6:00 温身平堰堤
7:10 滝沢出合
8:00 石転沢出合
9:15 二股
11:25門内小屋(1870mh)着(食事)12:45
13:11石転沢出合
14:10温身平堰堤
15:10飯豊山荘
16:10梅花皮荘着
(登り:7h45m、下り;3h25m、単純標高差1570m)



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GWは飯豊&越後駒

このGWは東北遠征。
かれこれ二十年ぶりの飯豊山へ山スキー遠征。
大学時代以来の再訪でうれしい限りです。
5/2~5/3は飯豊の沢で山スキー。
石転沢×門内沢の2つの沢を滑ってきましたがいや~よかったです。
どちらの沢も稜線から沢の出合まで標高差1000mのなかなか滑り応えのある沢でした。
特に門内沢は、傾斜もあり屈曲していて、変化のある楽しい沢でした。

飯豊を終えた足で新潟駅前に移動し、居酒屋でおいしい地酒とお魚をいただき宴会。

5/4は休養&移動日で六日町の低山高倉山へハイキング。
八海山と巻機山の展望を楽しんで、翌日の越後駒ヶ岳の登山口銀山平へ移動。

5/5 銀山平から越後駒ヶ岳へ向かう。こちらの山も10年ぶりの再訪。
下部の雪が一部切れていて登り下りとも難儀したが、稜線にでると十分な雪で
暖かな日差しの中で静かな山を堪能できました。

記録はまた後でアップします。


石転沢と門内沢(稜線から沢分岐まで標高差1000m)


左は石転沢、右は門内沢です


石転沢は一枚バーンで白馬大雪渓を思わせる


門内沢は、くねっていて変化がありおもしろい



門内沢上部を滑降する

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