220129霊仙山

今冬は久しぶりの大雪年

霊仙で前から滑りたかった斜面を目指した。
上りに使った尾根は少しはまったが、滑りの東斜面はなかなか楽しかった。

(トレースは紫で)
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2015/5/4 栗駒山

2015/5/4 栗駒山





5/3八甲田・小岳を終えた後、一路南下し岩手県一関市へやってきた。
今日は天気予報では午前勝負なので、短時間で行ける栗駒山ねらいである。
宮城県側の道路は事前情報で時間通行止めとなっていたので
岩手県側のいわかがみ平からアクセスしようと早朝から車を走らせた・・・
が、ガーン! 結局こちら側も朝の間は通行止めで道路のOPENは
9時からとなっていた。 仕方ないのでゲート前で今宵の宿探しをしたり
して時間をつぶす。

そうこうするうちに予定より早く8時半にゲートは開いていわかがみ平の
駐車場へ到着。 残念ながら雨は降ってないもののガスガスの天気模様。

ガスの中登って行くと頂上手前で長い雪面に出た。
周りの目印もなくガスガスなので、帰り道が心配になるくらいのなか
少し心細く登って行くと栗駒山山頂に到着。

相変わらずガス模様で寒い。 青森で買ったリンゴを食べてそそくさと
降りた。

この時期この山ではもう山スキーも厳しいと思われたが途中 島根から
見えた熟年山スキーパーティー一組とすれ違い言葉を交わす。
僕らもいつまでもスキーで戯れるように年を取っていきたいものだ。
それにしてもあのガスの中滑れたのだろうか??

駐車地に戻ると今度は多くの観光客がやってきた。

今日はこのまま南下して明日の安達太良山を目指そう。

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2015/5/4 栗駒山

8:45 いわかがみ平出発(1120m)
9:55 栗駒山(1627m) 10:05
11:00 いわかがみ平

→移動 ~南三陸町~ →郡山市泊
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イワカガミ平のレストハウス           コース看板

  
途中の雪斜面を登り・・・            栗駒山山頂 ガスガスです。           

    
南三陸町の防災庁舎など見ながら郡山を目指す      復興への道のりもまだまだ道半ばだ。
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2015/5/3 北八甲田・睡蓮沼~小岳

◆2015/5/3   北八甲田・睡蓮沼~小岳






昨日櫛ヶ峰から降りた後、次に予定していた箒場袋のコースの下見に
行く。前回来た時には回りは雪一面だったのだが今年は雪の雰囲気すら
ない。ちょうど登山口のバス停で降りてきたスキーヤーが居たので
状況を聞いてみると下はブッシュ漕ぎらしく「やめといたほうが良いですよ」
とのアドバイスをいただく。ここは登山口の標高が低すぎるのだ。結局色々
悩んだ末、南斜面がきれいに見えていた小岳を睡蓮沼から目指すことにした。


翌日朝、睡蓮沼から出発。ずっとコース沿いにゆくと滑る斜面の状況が
わからないため、コース途中から小岳南面を目指して登ってゆく。
八甲田のスキーコース図をみると部分的に危険箇所との表示があり、
ガスたまりの危険があるためそこは通らないよう慎重にコース取りをする。
尾根筋は林が露出していてブッシュ状となっている所もあるため、
できるだけ空いていて雪がきちんとつながっている所を確認しつつ登る。

うまく林をかわして雪の斜面の一角にでた。ここが小岳南斜面だ。
ここからは雪の斜面をひたすら登るが、近づくにつれ上部がだんだんと
急になっているのがわかってきた。いよいよ頂上直下の斜面に来たが斜度は
40度程度はあろうか?スキーでは無理なのでアイゼンに切り替え、BDウィペットの
ピックを雪面に刺しながら慎重に登っていく。
この斜度で頂上からの滑降でターンを失敗すると滑落する危険があるため
アイゼンでの下り直しも考え深くステップを刻みながら登っていった。

危険な斜度は一部分だけだったが、なんだか久しぶりのアイゼン&ピックワークで
緊張した。心の中に岩木山のガイドの言葉「できないことはするな!」がよみがえってきた。

急斜面を登り終えるとほとんど頂上であったが、目の前にはブッシュが立ちはだかっていた。
偵察で頂上まで行けるとわかったのでザックを担いで木を踏み越えブッシュを抜けると
頂上雪面にでた。ふ~やれやれ。今年は大変だ。

小岳の頂上にとりあえずゆくが、風も強く雪も無いためそそくさと頂上を後にし
少し下がった展望のある雪面で休憩とした。
目の前にはこのまえ登った大岳も見え八甲田山の山並みを眺めて今日ものんびりと
昼食をとる。 こちらに来て4日間とも晴れ続きでうれしい。
(何せ2年前は1週間雨続きだったのでね)

帰路は頂上直下を避け、少し下がった所から巻いてゆけば何とかなりそうだとわかった
ので安全第一でそちらのルートをとることにした。
この斜面も期待に違わない楽しい斜面でそのまま下に向いて滑って降りたくなるが
睡蓮沼に帰れなくなるので途中からトラバースして来たルートへ軌道修正する。

・・が、斜度が緩くなると今日もスキーの滑りが悪い事に気づく。
また、シールトラブルか?? おかしいなあ~昨日糊はしっかり揮発油で落として
今日もシールはすぐに外したはずなのに・・・?

なぜこのような現象が再発するのかわからないままに、今日も緩斜面を苦労して
睡蓮沼に着いた。(後日スキー板裏のへばりつきはやはり松ヤニであることが判明)
今日でスキーを4日間していったん終了。

これで八甲田は終了。明日は天気も崩れそうなので移動日。
滋賀へ戻りつつ山旅を続けることにしよう。

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◆2015年5月3日 睡蓮沼~小岳

6:00 睡蓮沼駐車地発 (1000m) 
8:22 小岳山頂(昼食)9:40
10:45 睡蓮沼

    →移動→ 一関市へ
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睡蓮沼の展望台からスタート         途中は、林をさけつつルートを探る

  
小岳山頂にも雪は無し            左上に見える急斜面を逃げて横からエントリー


睡蓮沼に帰る頃には多くの観光客が・・
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2015/5/2 南八甲田・櫛ヶ峰

◆2015/5/2 南八甲田・櫛ヶ峰


今日は、一昨日大岳山頂からみてよさげな斜面に見えていた、南八甲田の櫛ヶ峰に行ってみましょう。

睡蓮沼のバス停近くの一角に車を止め 雪に埋まった湿原からスタートです。
目の前に見えている稜線を1250mまで登るとそこからはだらだらとした平原が続きます。
そのまま稜線まで出たあとは駒ヶ峰を巻くように湿原を横切り 櫛ヶ峰の直下まで出てきました。

ここからは高度差220mの一枚バーンがでん。と広がっていますのでクトーを装着し一登り。
稜線の縁に出たので後は頂上を目指して登ると。頂上に到着しました。

頂上から北をみると北八甲田のやまなみが良くわかります。 たおやかな山が連なる八甲田は
すべり系というよりはやはり逍遙系の山ですね。

頂上で弘前で買ったリンゴを食すと うんまぃ! さすが本場のリンゴはジューシでおいしいです。

今日も快晴。気持ちよくのんびりした後さて降りますか。

気持ちよく滑る~・・・かと思いきや  あれ? ストップがかかる・・。 まっちゃんも、俺も?!

結局うまく滑らないままボトムについて板を見てみると・・。
板の裏がベトベトに!! ひえ~シールを乾かしすぎて糊が着いてしまった! 

せっかくのおいしぃ斜面をもったいないことしました。
二人で板をひっくり返して必死のパッチで糊らしき黒い固まりをこそぎ落とす。
が結局取りきれません! 仕方なしにそのまま歩くスキー状態で下まで降りて行きました。
ふ~疲れた。 それでも目標とした山に登り八甲田の山並みを良く観察できたので良かったです。

下山後このままでは明日のスキーに影響がでるため十和田の町まででて、ラッカーを買い
板の滑走面を掃除しました。


(帰宅後判明したのはどうやら糊の問題でなく、雪面の松ヤニがひっついたためだった様です)

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2015/05/2 南八甲田・櫛ヶ峰

7:10 睡蓮沼発(980m)
8:10 1250m稜線
10:05 櫛ヶ峰山頂(1516m) 11:30
12:30 駒ヶ峰
13:35 駐車地着

(十和田泊)
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頂上からみる北八甲田 (左から大岳、小岳、高田大岳)

 
1250m平原に出ると北八甲田がよく見える   そこから櫛ヶ峰を目指す(見えているのは手前の駒ヶ峰)

 
頂上でリンゴを山の神様にお供え    頂上

 
頂上はやはりここも雪無しです。    で、頂上斜面を気持ちよく滑る。

 
でもストップがかかっておかしい!!   ストップワックス状態で稜線へ登り返して帰る。


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2015/5/1 岩木山・弥生コース

2015/5/1 岩木山・弥生コース






昨日会った人に 岩木山には雪が有ると聞いたので弥生コースへ行くことに。
前日麓まで行き登山口を偵察。 リンゴ畑を抜けた登山口には雪は有りません。

歩き出してしばらくは雪が無いが30分ほどして沢を渡る所からは雪が出始める。
ルートはひたすら沢沿いに行くが、沢のボトムは雪割れの可能性があるため、
少し右岸サイドの斜面をひたすら登る。標高800m手前のクレバスとなった所を抜けると
そこから先は谷を抜けだんだんと上部の広大斜面に入って行く。1000mから上は
無木立の広大バーンをひたすら500mほど登りあげる。

登るにつれ 弘前の町が眼下にバーンと広がっていやがおうにも下りのスキーが楽しみになります。
しかし暑い。下界では連日25°位の暑さでGWとは思えない位。
サングラスにたまる汗をぬぐいながら標高1500mの稜線に出ると 頂上はそこから先
もう一登りが待っていました。一部ややこしいブッシュを超え頂上に飛び出ると
岩ゴロゴロの山頂でした。 

山頂は結構な風があって 風をさけつつ休憩。おみやさんでお参りをしてご飯を食べていると
ドライブウェー&リフトから登ってきた人たちが次々とやってきて、まるで伊吹山状態。

少し拍子抜けしそうですが景色が良いので良しとしましょう。

昼食後 個人ガイドさんらしき方がリフト側から見え、この方も弥生に降りるとのこと、
今日はGWですが、このコースは結局僕らとこの方達と二組のみの静かなコースとなりました。

ちょうど山頂からスタートするのが同じ時間となりました。山頂から一瞬は急な斜面。
僕らが先行して少し滑って、その後ガイド組さんが降りてくるかと思いきや
ガイドさんの厳しい声が「できないことはするな!」 
どうやら、客の方がターンを失敗してこけた様です。

急な斜面でこけると確かに危ないので はっきりとした指示口調なのですが
ちょっとビビリそうなツアーですね。 でも山スキーは安全が第一。
僕らもこれ以降「できないことはするな!」を心に刻んで慎重に滑ることにしました。


頂上から少しトラバースしていよいよ広大斜面の始まりです。
眼下に弘前の町を見渡し滑る感覚は 富士山の滑りの様でも有ります。
標高差500mほどを十分に堪能しながら滑って行きました。

1000mから下は沢の片側をひたすら忍耐の斜滑降の滑り。
ショートスキーのまっちゃんには堪えた様です。
それでも結局標高350mの沢渡りまで滑ってくることができました。

岩木山がこれほど滑り系の山とは知りませんでしたが。いやはや楽しかった。

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2015/05/1 岩木山・弥生コース

5:40 駐車地発(300m)
6:00 沢渡り
9:20 1500m稜線
10:15 岩木山山頂(1624m) 11:50
13:05 沢渡り
13:25 駐車地着

(青森泊)
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東面から望む弥生コース

 
岩木山の周りはリンゴ畑だらけ         新緑がまぶしい沢状のルートをひたすら登ります

 
沢を抜けるとだんだんと樹林が薄くなります   樹林帯を抜けました

 
上にはおいしい斜面が見えてきましたよ~。   しかしこの広大斜面は500mの忍耐登りなのです

 
稜線にでると頂上すぐかと思いきやもう一登りが。 頂上到着、お宮さんで安全を感謝。

 
避難小屋も有りましたが閉まっています。     いざ頂上から滑降開始。

 
弘前の町をみて滑るまっちゃん。         気持ちエエです。


下山するとリンゴ畑のなかに岩木山の滑ってきた斜面がキラリと光っていました。(弥生コースは右肩の白い斜面)
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2015/04/30 八甲田・大岳周回

2015/04/30 八甲田・大岳周回






今日は初日。
まずは八甲田の概要を把握するためメジャーコースの大岳周回で行くことに。
酸ヶ湯温泉から左回りで大岳を回ることにした。
案内看板に導かれ登って行くが、1200mの喉状となった沢で雪が切れ板を担ぐ羽目に・・・

400mほど歩く仙人袋ヒュッテの手前の平原となり雪が復活。 ここから左手に見える大岳を直登して山頂へ。
山頂にはすっかり雪は無かったが、四方の山を良く見渡せ八甲田が良くわかった。
山頂からぐるりと周囲を見てみても登ってきた所以外雪面がなさそうだったので そこを滑り降りる。
標高差250mほどの気持ちよい斜面だった。

滑りおりたボトムから大岳東面のきれいな斜面を見ながらぐるりと回り少し登ると避難小屋のあるコルにでた。
ここには酸ヶ湯温泉から右回りで来たと思われる人たちがちょうど休憩している所だった。

ここから毛無袋の湿原へ向かい降りて行くと100人はいるかと思われる大ツアー団体とすれ違う。
八甲田はツアースキーがとても盛んな所なのだと認識。

毛無袋は全然板が滑らず苦労していたが、途中で出会った歩きの人と話をする機会があり、
前日の岩木山・弥生コースには雪がしっかりと有ると聞き、翌日は岩木山に行こうと決めた。

平坦な滑りに苦労しながら滑って行くと下に酸ヶ湯温泉が見えてきた。
今日は軽めのスキーだがこんなもんだろう。



コース案内に所々導かれながら登る              大岳の斜面を直登
 


大岳山頂には雪がありませ~ん                山頂からみる、手前が小岳、奥が高田大岳。



大岳南面の気持ちよい斜面を滑るまっちゃん          北面を見ながら裾を回る。



コルの避難小屋に出た                    毛無袋の平原を苦労して滑る



これが八甲田の山並でやす                  酸ヶ湯温泉が見えてきた。

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2015/04/30 八甲田・大岳周回

6:40 酸ヶ湯温泉発(900m)
8:10 仙人袋
9:15 大岳山頂(1584m) 10:15
11:00 避難小屋
12:15 酸ヶ湯

(弘前泊)
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2015GW 八甲田・岩木山~栗駒山・安達太良山へ

天候に恵まれた今年のゴールデンウィークツアー。
一昨年のリベンジで八甲田山へ行って来ました。
今年の雪は少なかったものの、山スキー4座。登山2座と 東北の山旅を堪能でき
一昨年のリベンジを果たすことができ満足満足。

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・4月29日(晴) 滋賀から1200km走って青森県/黒石へ。    (黒石泊)
・4月30日(晴) 北八甲田/大岳 ・・・酸ヶ湯温泉~大岳周回コース。  (弘前泊)
・5月1日 (晴)  岩木山     ・・・弥生コースから山頂を往復。   (青森泊)
・5月2日(晴)  南八甲田/櫛ヶ峰・・・睡蓮沼から往復。        (十和田泊)
・5月3日(晴)  北八甲田/小岳 ・・・睡蓮沼から往復。
              ~移動 → 宮城県/一関市へ (一関泊) 

・5月4日(曇・ガス) 栗駒山。イワカガミ平から往復。  ~移動 → 郡山市へ (郡山泊)
・5月5日(曇~晴)安達太良山。 ・・・岳温泉から周回。 ~移動 → 新潟県上越市へ (名立泊)
・5月6日(晴)  移動日。   (全走行距離 3000km)
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■八甲田山。  道路から北が北八甲田。南が南八甲田。


 大岳の斜面を滑る。バックは櫛ヶ峰


 櫛ヶ峰から北八甲田を望む (左より大岳・小岳・高田大岳)



■岩木山。 弥生コースは東側の登山道。 上部は広大斜面が広がる。


 岩木山最上部の広大斜面を眼下に弘前の町を望みながら滑る。


■栗駒山。 帰りがけの駄賃でイワカガミ平からサクッと登る。 ガスガス。


■安達太良山。 あだたらスキー場のボトムから五葉松平をへて頂上・鉄山へ。くろがね小屋経由で降りる


 沼の平の地獄と磐梯山


 鉄山から安達太良方面

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GWは北へ

今年のGWは一昨年のリベンジで北へ。
4月29日から青森へ移動し、4月30日は八甲田/酸ヶ湯~大岳へ
5月1日は岩木山・弥生登山道~往復で。

今年の青森は降雪量は多いようで、以外にも岩木山へ登ることができたのは
ラッキーでした。
岩木山上部の大雪原は感動の滑りができました。

今晩は青森のビジホで鋭気を養って、明日から二日間はまた八甲田通いの予定。
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(三方崩岳)弓ヶ洞右俣へ

もう今週こそ山スキーはやめて春山ハイクか?と思っていたがネット情報で
三方崩岳の弓が洞谷には十分な雪があることがわかり、またスキーの虫がうずきだした。
金曜日の仕事を定時で終わり自宅に帰ると、翌日の3時半に自宅を出発。

6時過ぎ新平瀬トンネルの先の国道脇駐車地に到着。
出発してしばらくは林道を歩くが 40分ほどでスキーを装着。
林道が沢をわたる箇所にも雪はしっかりついているが、雪解け水の勢いは
激しく、春を実感させられます。

沢を渡った後しばらく歩くと右俣・左俣の分岐にくる。
見ると右俣は広い沢、左俣は急で狭い沢の様相である。


分岐から右又に入って行くと、雪はしっかりとまだ続いていて
滝?らしきものもまだ出ていない状態です。
谷の下部はデブリランドのなれの果て状態で
解けたデコボコの上を越えて歩いて行く。
その先に行くとホントのデブリランドが待ち受けていて
できるだけさけつつ登る。

谷の中間に来てデブリが終わるときれいな斜面が上まで続いています。
ただし昨日降った雪が斜面の上に薄~く載っていてたまにズリッと少し滑るので
注意が必要です。

それでも斜面はそこそこゆるめで広く、左右の稜線をみてもブロック雪崩の出そうな部分はなく
天気は超快晴とあって、久しぶりに気持ちよく登高を続けます。

雰囲気は野谷荘司山の白谷の少しミニ版といった所ですが、地形的に雪崩リスクがこちらの方が少なそうですね。

ルート的には谷の入り口からずばっとストレートの一本登りなので、目の前に稜線は見えているものの
やはり最後の方にきてなかなか着かないといった感じになりました。

それでも4時間弱とまあまあの時間で稜線コルに到着。
稜線の木越に結構風が吹いているのがわかります。稜線は雪庇が結構出ていていやらしいので
今日はあっさりとここまでとしてノンビリと昼食をとってから降りることにしました。

あとから、坪足のかたとスキーヤーの2名がこられましたが、静かな山です。
お昼を食べた後1897mピークの方へお散歩にいくと、白山と三方崩岳が目の前に迫力で
迫っていました。

コルまで戻っていよいよ滑降です。
上部は昨日の積雪シャーベットが適度なクッションとなって久しぶりに良い感じの
斜面コンディションで、ターンを楽しみました。
中間から下はデブリランドを超えながらゼエゼエと滑ります。
谷入口から下は林道の楽チン滑り。

最後は板をはずして20分ほどで駐車地に着くというとてもすっきり、満足のスキー滑降となりました。

 
雪の解けた林道をしばらくあるきます。           途中からは右俣、左俣がきれいに見える。左俣はきつそうですね。

 
谷の下部はデブリランド                  デブリを超えるとすべすべ斜面が始まります。



稜線コルに到着

 
三方崩岳                         白山

 
ごらんのとおりの文句ない一直線の谷でやす。        滑り出します。

 
中間部はおいしい斜面が続きます。              景色もそこそこアルペンチックです

 
デブリを超えて                        滝を越えると右俣は終了。






6:40  出発 h600m
   スキー装着 h750m
8:00  右俣入り口
10:30 1840m稜線コル(昼食)11:45~稜線散歩

12:15 滑降開始
13:25 駐車地帰着
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乗鞍岳・野麦の森尾根へ

滋賀の里では春うららの桜満開となり、季節はもう雪という雰囲気でもなくなりつつあったのですが
GWの山スキー行を控え、モチをあげるべく雪山を目指しました。

この野麦の森尾根は標高差が1600m、距離が9km弱とかなりあるのですが、
乗鞍らしい緩やかな滑りが楽しめるので、山逍遙派スキーヤには良い所だと思います。

前日野麦集落入りし、朝4時未明の中出発。雪は最初からしっかりついていました。
林道を登って行き、少し下り勾配になる分岐から夏道沿いに1649mのコルを目指します。
少し広くなった台地から尾根に適当に乗り上げ、1850mの屈曲点までは少し
樹林が密なところ。

ここからも樹林の中、岳谷に沿った尾根をひたすらまっすぐに登りあげて行きます。
ようやく樹林が薄くなってきた2350m付近で一気に森林限界を抜け
ホワイトな世界が広がります。

2550mあたりまでのそこそこ急できれいな一枚バーンを乗り上げるとさらに広い台地にでて
乗鞍が目の前に広がりました。目の前に頂上がみえてはいるもののここからが疲れた体に
堪えるところ。前回南面からの直登はアイスバーンだったこともあり、今回は右手の
U字谷からコル経由で頂上を目指しました。

これまで坪足で来たが雪もゆるんで来たのでスキーに履き替え先頭で進むが、なんだか今日は体が重く
足が空回りするように前に進まない、 と気がついたら後ろにいたまっちゃんが
坪足のまま、あたしの横をズバッと抜いて先にでた!?

結局スキーを履いているのにコルまでまっちゃんに追いつかず、よたよたでコル到着。
右見て左見て、結局雪がついていて静かな大日岳の方を目指す事に。

頂上に着くと目の前に今も煙を上げる御嶽が鎮座していました。
今もあの頂きに見つけれられないまま眠る方がいると思うと、自然の厳しさを感じました。

今日は少しかすんでいますが良い天気。頂上でのーんびり過ごしたあと下りにかかります。
少し半モナカの斜面を難儀してすべって行くと岐阜のドクターMさんに久しぶりにお目にかかり
ました。 今日のこのルートは我々を含め4名の山スキーヤとあって
とても静かです。 下に行く連れ粗目で快適な斜面となり、最後の2500m~2350mの斜面は
最高のバーンでした。

後は樹林を抜け林道経由で降りて行きました。 久しぶりのロングコースで疲れましたが楽しかったです。


未だに噴煙を上げる御嶽をバックに滑る。
 ・・自然は美しく、そして厳しい・・ 合掌。




標高差1600m。6時間の登り、2時間半の下りのロングコースです。
4:00 出発
10:00 大日岳 11:30
14:00 駐車地
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