ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

石徹白・小白山北峰敗退

2013年03月31日 | 登山記録
3月もいよいよ最後となりました。で、今回も石徹白エリアに出動。
2007年に小白山南峰に行って以来なので、今回は以前より行ってみたかった
小白山東尾根からアプローチすることに。

本当は南峰まで行く予定だったのですが、北峰直下でズダズダに切れた雪稜に行く手を
阻まれ、北峰に行くこともできませんでした。
そこからは割れた雪の境目をたどり、ほうほうの体でクレバス地帯脱出でした。
今年の雪割れはどうも早いみたいです。



取り付きからはぐさぐさの雪&部分雪切れで難儀しながら取り付きの急斜面をツボ足で乗り越しようやくスキー装着。
ここから赤テープに導かれて小尾根を登って行くと 杉山の頂上ちかくの稜線に出た。
あれれ、少し予定の尾根より南を登っていました・・。 木の間越しに真白な野伏、小白山が見えて
待ってろよ~てな気持ちになります。が、ここからは少しアップダウンが続きます。 
稜線を少し行ってようやく稜線ボトムに到着。ここからはようやく登り一辺倒の稜線登りが続きます。

時折綺麗な樹林帯があって気持ちよい登行が続きます。
対岸を見ると小白山南峰から伸びる真っ白な東南尾根が綺麗で、こちらも登ってみたい気がしますね。


でもよくよく見ると上部に行くにつれ雪が大幅にずれて来ています。これはこれは・・。
尾根を登りつめ 標高1550mあたり、ようやく小白山北峰の頂上が見えてきましたが・・・
ガーン! 頂上稜線がパックリと割れて崩れかけています・。稜線は雪がズレ落ち笹ブッシュがあらわに。
回り込んで稜線に出るにも雪ズレのリスクが高すぎて危険と判断し、ここで撤退することに。



さて撤退は、来た稜線をもどるか橋立峠方向へ移動するかですが、来た稜線を戻るのは下部が快適でないので
今ひとつ。 

橋立峠方面は、稜線からズレ落ちたクレバスの縁をトラバース気味に辿って小尾根を越える必要が
有りますが、このトラバースも所々笹ブッシュが待ち受けていてそれをかわしながらうまく行けるかどうかが
鍵です。おまけに見えている小尾根の先がどうなっているか分かりません。が、とりあえずトラバースで
行ってみましょ。



トラバースを始めてみるとフラットと思われた雪面は思いの外に大きなうねとなっていて、かに歩きで
登り返したりなかなか難儀です。クレバスの端をみると高さは2m以上あってここに落ちたらその下の
ブッシュに絡まれてもっと難儀そうです。 とにかく雪の有るところをつないでうまく行ける事を
望む限りです。小尾根までたどり着いて橋立方面にいけるかと思いきや、そこもブッシュ帯があり
結局稜線までカニ登りをしてようやくクレバス帯脱出です。 ホッと一息です。
そこからはカリカリの稜線北面を周り、橋立峠より一つ西側のコルに到着しました。 

ここはいつもの快適斜面の最上部のコル。風をさけてここで昼食とします。
天気は快晴。頂上には行けませんでしたが、遠方まで見える山並みをみながら幸せなひとときを過ごします。

昼食を終えたらお楽しみバーンです。ここのバーンはすり鉢状の綺麗な斜面でいつも楽しみな場所です。
滑ってみると・・・。いやはや。楽しい~♪  ほんの数分間の快適斜面ですが、ターンを味わいながら
滑り降りました。 や~来たかいが有りました。



後は和田山牧場跡めがけて樹林帯を抜け駐車場まで無事降りました。

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2013-3-30(土)
石徹白・小白山

5:50 上在所出発(670mh)
6:30 850m台地上
7:50 杉山稜線(1150mh)
8:30 最低鞍部 (1110mh)
10:20 小白山北峰直下(1550mh) ・・・雪庇崩壊によりここまで 
10:50 1495mコル(昼食)12:25 
12:50 ダイレクト尾根末端
13:54 帰着

登り:4h30m 上在所~小白山直下まで

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(参考)2007-3-19の記録
◆石徹白から小白山南峰往復◆

5:50 駐車場発   
7:10 和田山牧場跡 
7:55 ダイレクト尾根取付
9:30 稜線(スキーデポ)
9:57 小白山北峰
10:35 小白山南峰 10:40
11:07 小白山北峰
11:20 稜線(スキー装着)
11:40 昼食 12:30
13:00 ダイレクト尾根取付
13:40 和田山牧場跡
14:05 駐車場
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杉山付近からみる野伏岳


時折気持ちのよい林を抜ける



尾根越しにみる野伏


北峰直下稜線で、来た道を振り返る。



クレバスをいくつか渡り


カニ歩きで登り返す


谷はクレバス&デブリランド


1495mコルからの快適斜面


思わず顔がにやけます。


ターンを味わいながら滑ります。








越前カニツアー

2013年03月26日 | 建築・アート
この週末は義父母と義兄夫婦との越前旅行でした。
年一度の贅沢なカニツアーなのです。

カニの本場の越前で食べきれない位のカニを堪能してきました。
こんなサイズのカニが越前の海底ではうじゃうじゃ居るのかと
想像するとすごいです。





で、翌日は永平寺に立ち寄った後、勝山の恐竜博物館へ。

いつも山に行く時には横目では見ていて 寄ったことも有りませんでしたが、

どうせたいした事ないかもと あまり期待はしていなかったのですが・・

なんのなんの、いろんな恐竜の骨格展示が一杯あったり、ジェラシックパークさながらの

皮膚感覚と目や関節が微妙に動くリアルな模型があったりで、飽きない展示がされていました。

建築的にも面白い作りがされていて、後で調べたら黒川紀章事務所の設計だった。

入館料も700円と安く(70歳以上はただです) 行ってみる価値はある場所ですね。







こんな感じで普通の人の休日を過ごしました。


快晴の芦倉山

2013年03月18日 | 登山記録
今年4回目の山スキー。

今回は芦倉山に行って来ました。
芦倉山に来るのも、もう4回目かな?
長い林道は少し大変ですが、静かなのと登り詰める南斜面が
とても綺麗なのでお気に入りです。

そしてまた、南東尾根のすばらしいブナ林。
ここの林はいつも心が癒されます。

南東尾根をボトムまで降りたら、また250mのアルバイトで1600mの稜線へ。
天狗山を目の前に の~んびりとお昼休みをとります。
真っ白な白山から連なる山の景色を楽しみました。

下りはそこから西南尾根を降ります。この尾根は少し複雑ですが
GPSに助けられて降ります。 いつも迷いそうになる1200m付近の
複雑なルートも今回はクリアして保川林道まで素直に降りる事が
できました。

が、最後850m付近は森林伐採エリアとなっていて作業をしていたら
危ないところでした。

今回も二人きりの山が楽しめました。






綺麗な南斜面の最後のつめです、


頂上直下も素敵な雰囲気です



頂上は風が強くあわてて板を装着


東南尾根に向けてレッツゴー


南斜面を見下ろす


東南尾根ボトムの綺麗なブナ林


西南尾根から芦倉山をみる。
右の谷を詰めて行きました。今回は稜線にクラックがあり、少しルートとりに気を遣いました。

登りがいのある山・大門山

2013年03月10日 | 登山記録




今年に入ってようやく3回目の山スキー
今回はまだ訪問した事のない山 大門山だ。

未明に自宅を出て五箇山ICで降り、5時半西赤尾に到着。
道の駅でトイレをすませた後林道入り口に車を止め6時前に
出発。

林道は所々切れていたりデブリがあったりして、板を3回ほど
外す。 
ブナオ峠までの長い林道を最後に730m付近からショートカットして
尾根上を登る・・とフト気配で右の谷を見るとナダレが発生!
みるみる速度と雪の量を増やし登ってきた林道付近に向かっていった。
僕らから100m位下なので大丈夫だがその威力をみて自分の
少し急で不安定な足元が大丈夫かと少しビビリが入った。

ショートカットした尾根からまた林道に出会うとようやく
山々が見えてきた。ブナオ峠までの間の林相がとても綺麗で
うっとりとした。

約3時間半かかってようやくブナオ峠だ。
ここから大門山へ向かって行く尾根の雰囲気は
展望のある登りやすい素敵な尾根だ、少し雪庇を抱えた
快晴の天気と相まって大門山の真っ白な山容がだんだん近づいて
きてイヤがおうにも登坂意欲を上げてくれた。

稜線に到達すると大門山は目の前だ。最後の50mを雪庇を鮭ながら登って
行くと何も無いだだっ広い山頂に到着。

風が強いので雪を掘ってブロックで風を避けて食事をする。
見渡すと真っ白な山々が広がっているが、あまり来たことの無い
エリアなのでどれがどの山か同定で困難だった。
でもとにかく今日は最高の日だ。

食事を終えてブナオ峠に向かって快適に降りて行くと
途中で二人組に出会った。タカンボスキー場からアプローチ
したようだが時間切れで途中撤退するとのこと。
今日は我らと彼らの2パーティーだけの山だった。

ブナオ峠からは危ない林道は避け、尾根経由で帰ることに。
最初は少し細い場所があったり登り返しがあったりするが
その後は快適な尾根のツリーランだ。気温があがりすぎて
雪が重いのが難点だがスキー場の尾根コースを思わせる
疎林をくぐりぬけてゆくこの尾根は快適だ。
最後は標高685m付近から林道目指して降りると
ちょうど良い所で林道へ降りることができた。

そこから2km程の緩い林道は雪が締まってなく少し
しんどかったが何とか4時前には帰着することができた。

このエリアの山は人形山や金剛堂山などあまり来たことが
無かったが、大門山含めどの山も真っ白な山頂を持つ
素敵なエリアだという事がよく分かった。
天気も良く満足な一日でした。

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2013-3-9(土)
西赤尾~ブナオ峠~大門山

5:50 出発(350mh)
7:00 550mh(尾根合流点)
8:30 790mh(林道ショートカット)
9:30 ブナオ峠(1000mh) 9:40
11:40 大門山(1571mh) 12:50
13:40 ブナオ峠 
14:15 登り返しピーク
14:55 林道
15:40 帰着

登り:5h50m
下り:2h50m
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林道途中のデブリ数カ所あり


林道上部は雰囲気がすばらしい


ブナオ峠


ブナオ峠から稜線沿いに山頂を目指す (山頂が遠く感じる)


山頂稜線には雪庇有り


真っ白で広い山頂





山頂からの滑降は快適快適





ブナオ峠から登り返した尾根ピークで大門山振り返り


おまけ:白川郷の展望を楽しむ

3/3 護摩堂山--大道谷側より

2013年03月07日 | 登山記録
3月3日 護摩堂山
今年に入って色々あり山スキーにはなかなかいけなかったのであるが
ようやく2回目の山スキーに出動だ。

滋賀県はもうスキーシーズンも終わったので静かなところを求めて
護摩堂山の東に伸びる尾根(大道谷)を目指す。

前日からの雪が60cm近く積もっていることもあり、車道から除雪された
雪壁をよじ登るのにまず難儀した。しかし尾根にでると滋賀県とは違い
うるさいヤブが殆どない快適な尾根である。二人でラッセル交代しながら
登って行くが二人共ショートスキーとあり潜水ラッセル
(スキー先端が雪に埋もれたままのラッセル)が続くが、まだ降ったばかりの
雪が軽いので助かった。

天気は昼から回復傾向とのことだったがまだ時折明かりがさす中に白山と思
わしき山体が見え隠れする。晴れたら展望のある素敵な尾根だろうと思われたが
残念ながら山頂に着くまで晴れ間が広がることは無かった。

尾根は920mの途中ピークから少しアップダウンを繰り返しながら登ってゆくが
大きな登り返しもないので帰りは何とかなるだろう。

登り初めて3時間弱、谷峠からの稜線が合わさり山頂も間際になった頃、一人の
スキーヤーがたたずんでいた。一目に山慣れた感のその人と一言言葉を交わして
電波塔のある山頂に向かった。(あとで福井のひろろさんと判明)

 いつもなら取立山をはじめとした稜線が綺麗に見えるところであるが今日は
まだ雪の舞う中の昼食。いつものように暖かい鍋うどんをハフハフしながら
ゆっくりと昼食を楽しんだ。12時過ぎになりようやく空に晴れ間が広がり始めた。
頂上から滑り始めると谷峠方面の斜面がきらきらと輝いてとても綺麗だった。
久しぶりにみる綺麗な雪景色だ。

帰りの斜面は新雪なので板が潜って滑りにくい所もあるが傾斜も適度で登り返しも
さほどではなく快適な尾根だった。
丁度1時間で車道に出た。 ようやく山スキーの感覚が体にもどってきた感じだ。













三河/宇連山

2013年03月01日 | 自転車遊び
2月24日 愛知県三河の宇連山へ行く。
前夜大学時代の山サークル飲み会があり
翌日その中のY氏、F氏とともに久々の山行だ。
三河の山は初めてであるが、露岩があちこちにあって
途中恐竜の背中みたいな尾根を登る楽しい山であった。

この山、愛知県民の森基点で周回することができるのだが
かなり歩きやすい道でもありトレイルランニングの好コースと
されているのか多くのトレランの人とすれ違った。
また若者の山ガール山ボーイも多く地元のいいハイキングの山となっているようだ。
山頂に着くとかなり寒く雪もあったが遠くに海を見ながら見慣れない景色の中
昔の仲間と楽しい山旅を過ごすことができた。





名古屋駅前で飲み会


宇連山の恐竜の背中を登る


山頂


三河の山々