鈴鹿トレイル最難関?松山尾根



この週末は天気も崩れ予報のため、午前中勝負くらいで鈴鹿でもいっか、と久々の鈴鹿行きを決定。
鎌ヶ岳に滋賀県側から登る松山尾根~ニゴリ谷をぐるりと回ってきました。

のんびり山行とするつもりであったのですが、鎌への最後の登りで、超ナイフリッジが
出てきてビックリ。鈴鹿にもこんなところがあったんですね。あ~怖かった。



鈴鹿スカイラインは現在土砂崩れで通行止め。で、旧料金所前でゲート遮断されていたので
そこから歩き出しました。
松山尾根は最初の取り付きがとても分かりにくくて、少し迷い気味に歩きだし、何とか
尾根をとらまえます。そこからは鹿よけネット沿いに登るも結構植林が荒れていて
結構歩きにくい道です。 急登の鹿よけネット道をおえ尾根にでるとなんとか
それまでよりは歩きやすくなりました。

尾根沿いにあるき武平からの登山者の声も聞こえてきたその時目の前にザレ場が現れる。

見た目、普通のザレ場?で固定ロープが2本あるので楽勝?と思いつつ足を踏み出してみると・・。
なんと足場幅は両足幅ギリギリで、両側はかなりの角度でひたすらザレ斜面が落ちています。
おいた足場からは風化したザレキがボロボロと崩れていきます。

ロープを持ちつつリッジの途中まで行きましたが、最後のザレの乗り越しが目の前に有るのですが
足場がない・・。 うーんどうすべきかとザレの真ん中の細い足場で思案数分。風が吹くかバランスを
崩すだけで左右どちらかに落ちそうで、ビビリながら立ったまま思考フル回転。

「ロープにつかまって何とかザレた斜面に足を押しつけ、そこで体を上げてその先の木の枝をつかんで体を
引き上げる。」とムーブはイメージできた。

しかし、ここでリスクアセスメント。

・なんといってもロープが頼りない。
 虎ロープの劣化が有るかもしれないので体重をかけるときれるかも?

・ロープがずれている。
 いつぞや引っこ抜けた木の根っこを付けたままロープがリッジのセンターから右手に外れて掛かっている
(根っこが抜けたのでロープ位置がずれた)のでもしロープに体重をかけたらリッジセンターから
体は外れてロープ位置で宙ぶらりんになる可能性がある。

・ロープの固定されているところがまた引っこ抜けるかも?
 上は見えないので何とも分かりません。

うーん、撤退した方が安全か?と逡巡したものの、意を決して登ることに。
ロープをつかんで登りに掛かるが、ロープが大きく右に有るので、体をリッジの左側に振って足でリッジ左側に
踏ん張りカウンターバランスをとりながら体を上げてゆく。・・が
足場が崩れて全然スタンスが確保できない。 ・・うーんこんな感じで・・いつまでもロープに体重をかけたまま
だと、ロープが抜けるかも?・・とビビリつつ、右手上方の枝(これもあまりしっかりしていないがそれしかない)を
目指して手を伸ばし、つかんですぐに体を引き上げた。

ふ~・・。登りました。 見た目とはちがってかなり悪い登りです。


マッチャンがこれるか心配になり、ここは持参のファイントラックの補助ロープを出すしか有りません。
今まで持参していても使用するのは始めてです。
木の根っこにスリングを固定して、カラビナで半マストにしておいて反対側をマッチャンに渡す。
ハーネスは無いのでマッチャンは、ロープを直接腰に回して固定し さあいらっしゃい。
あ~でも途中でぶらんと宙ぶらりんになったら、大変だなあと想像が先立って心配になる。

マッチャン歩き出す。途中まできて、さて核心の登り・・。 足場が無いのでやはり難儀
しています。両方のロープに体重をかけて体をあげてくるので、合わせて補助ロープも適度に張ってゆく。
何とかバランスが保てて、体はじわじわとあがってきました。 最後は木の根っこをつかんで
よいしょと登り切った。


はぁ~助かった・・。
鈴鹿でこんなところがあるとは・・。 ロープもってて良かった・・。

人が通る毎に崩壊していってるので今はかなり危ない感じになってますので
次回行く方は注意して下さいね。


そんな難所を終え しばらく登ると、山ボーイ山ガールのいる にぎやかで平和な鎌ヶ岳頂上に
たどり着きました。



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快晴の三方岩岳



賞味期限もギリギリそうでしたが、三方岩岳に行ってきました。
ついてみると前日の降雪により真っ白な新雪をかぶった山がそこにはありました。
白い山はやっぱり美しい・・。


重い新雪のラッセルに少してこずった登りでしたが
春の日差しを浴びたバージンスノーをかけ降りるのは最高でした。



前日に雪が降ったとはいえ、雪解けが進んでいます。
アプローチの林道からみると斜面はブッシュが一杯で登れそうに有りません。
もう今日は アプローチで断念か?と思うと 奥に一筋のシュートが!
神様が唯一残しておいてくれたプレゼント。
早速そこから取り付いて登りました。

ノートレースの綺麗な雪面を30cmラッセルしながら登っていきました。


ため息がでるほど美しい稜線が 僕らを待っていました。
なので しんどいラッセルも楽しくなります。


マッチャンは雪団子で難儀していたのであっしが頑張ります。


稜線をみるとまだまだ雪庇があって美しくも危ないです。


いつもの頂上直下につきました。



例のトラバースは雪がたっぷり積もっていて、アイゼンというよりは
スキーです。
表層50cmの新雪の雪をスキーで潜水艦ラッセルしながらジワリジワリと
登っていきました。 最後は40度弱の傾斜となるのでいやらしい感じですが
ブラックダイアモンドのウィペッドストックを効かせてなんとか乗り越しました。


登り始めて5時間も掛かって山頂に到着しました。
山頂からは美しい白山と、富山県境の山々が。


この間いった大門山も見えています、まだ未踏の山もいつか行ってみたい。

僕らのトレースの後から、ご夫婦の山スキーヤと単独青年がきて
山頂は3パーティーのみの静かな山でした。


帰りはお楽しみスキー。



稜線は最高でしたが、
下部はもう雪が無くなりギリギリでした。


白谷方面も午後からは表層の雪がデロデロナダレとなって落ちていました。


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2013-4-13(土)
三方岩岳

6:00 料金所前出発(760mh)
8:00 1150m林道ヘアピン
9:55 1550mピーク
10:55 三方岩岳 (1736mh) (昼食)12:20
12:45 1550mピーク 
13:45 帰着

登り:4h55m 下り:1h25m
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春がやってきた



山の雪も一気に融けて春がやって来たような感じです。
ここ甲賀の里ではまだサクラの満開には数日といったところ。

あたしの庭のジューンベリーもようやく綺麗に花を咲かせて来ました。
いよいよ春です。
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