ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

南ア 北岳、仙丈へ

2014年08月10日 | 登山記録
2014-07-26 ~28 南アルプス・北岳/仙丈へ


今回は大学時代の先輩と3人で久しぶりのテン泊山行。
当初北アへ向かう予定であったが天気図をみて南に変更。
初日は広河原から入り北岳肩に泊まり、その後は気分次第と
する予定であった。
大学の先輩とは最近何回か日帰りの山には行っていたが
テント泊は10年ぶり、いやそれ以上かもしれない。
というわけで2泊3日の行程ではあるが、私とマッチャンとで
ほとんどの荷物を持って出発。

広河原からいつものように歩をすすめ二股へ。
梅雨明けとあって多くの登山者に飲み込まれながら歩いてゆくが
韓国人のツアーもすごい人数である。気がつけば南アルプスの
山の道標も、いつの間にか韓国語が入った3ヶ国語表示になっていた
。二股から肩の小屋までは一気に標高を上げてゆくので、気合いを入れて
ゆっくりと上っていこうと登り初めて100mほど上った所くらいだろうか
?先輩の足取りが少し心持ちないなあと思っていたら「足が吊った・・」
とのこと。どうやらこれまでのペースが少し速すぎたか、久しぶりの
荷物に足が耐えられなかったのかどちらかであろう。少し休ませて歩けるか
どうか様子を見てみるもどうも回復の様子は芳しく無い。時間は昼前で
まだ時間はたっぷりあるが、ここから肩の小屋までの標高差は500m以上。
しばし考えていたがマッチャンがすかさず「降りよう。二股まで戻って白根御池で泊まろう」との
提案。二股から白根御池まではほとんど水平な道、これなら大丈夫だろう。
というわけであっさりと肩の小屋はあきらめて白根御池へ転進を決定。
とりあえずテントをもったあっしが急いで白根御池まで降りテントを設営することにして
先輩はマッチャンが付き添って降りることに。白根御池でテントを張った後
空荷でまた引き返してゆくが、二股まで戻っても二人の姿は無し??
まさかまだ上?と思いつつ少し上ってゆくと二人の姿が見えた。
どうやら先輩は途中で足の筋肉がまたつって、足が硬直して棒の様になって
しまったとのこと。マッチャンの手で足をボキッと曲げてようやく曲がるように
なったらしい。やれやれひどい事になったものだ。
合流したので先輩の荷物を持ち白根御池までとぼとぼと歩いてたどり着いた。
いやはや、ちょうど良い位置にエスケープできる場所があって
とてもラッキーであった。 テン場で焼き肉を堪能したのち先輩の足を
マッサージしながら明日は北岳を日帰りでピストンすることにした。

翌日、心配した足もようやく回復して、ゆっくりとしたペースで北岳へ登る。
北岳の山頂はさすがに多くの人であふれかえっていたが、やはり頂上の気分は
格別のものがある。
頂上でゆっくりと過ごした後白根御池まで降りてテントを撤収し、広河原から今度は
北沢峠に戻ってそこでテントを張った。

翌日は先輩の足への負担を考え仙丈岳のピストンとした。
昨日にも増していい天気、頂上で1時間以上もたっぷりと景色を眺めながらのんびりとして
ゆっくりと降りていった。ラッキーな事に下山途中にはライチョウさんの親子にも会い
トラブルがあったものの楽しい山行となった。