ちゃたろう山日記+

山の日記や日々のたわごと

乗り過ごし

2007年06月27日 | たわごと
昨日は仕事上のトラブルで少し帰宅時刻が遅くなった。
いつもより遅い時刻のスカスカの電車にのると、
仕事の疲れもあってかフト下車2駅前で眠りに陥ってしまった。
ここ草津線は単線なので電車の入れ違いの為に駅で良く対向の
電車待ちを数分間するのである。そういう時が眠りに誘われる
最もヤバイ時なのです。

 ともあれ、眠り込んでしまった私はフト電車の停止した感覚で
目が覚めた。「スワッ!マジイ乗り過ごした!・・・」と
荷物を急いで手に取り電車のドアが閉まるまでの間に何とか外に
飛び出した私は

 ・・・・まだひとつ手前の駅である事に降りたホームで気が付いた
と、同時に電車のドアは閉まりゆっくりと発車していった・・・。

田舎のローカル線はこの時間30分待ち、最悪の場合は一時間待ちなのである。
外にはもちろんタクシーなどはございません。
誰もいなくなった無人駅の待合室で、また私は次の電車が来るのを待っていた。イヤハヤ・・

飛んで耳に入る夏の虫

2007年06月24日 | 山関係
土曜日は梅雨の晴れ間をねらっての山行で、湖北の武奈ヶ嶽~三重嶽行きであった。山の方は森林逍遙の素晴らしいハイクだったのだが、途中のトラブルにはホントに参った。

それは早朝7時頃の登りの途中のことでした。目の前をブンブン飛んでいた虫(と思われる物が)が突然ボクの耳の中に入ってきたのである。最初頭を振ったら外に出るかと思いきや、なんとどんどんソヤツはボクの耳奥に入り込んでしまい、そのうち完全にデッドロック状態。ボクの耳の奥ではガサガサ、ゴソゴソと奴のもがきが始まった。鼓膜はバリバリ、ゴーゴー。なにをどうしたら良いか分からず、飛び跳ねたり頭をヘッドバンキングさせたり、したもののどうしても出て行ってくれない。

そのうち鼓膜が破れるのでは無いかと心配したものの、どうしたらそいつを出せるのかわからん・・。そうだ、ヒモヒモ、ヒモを耳に突き刺してそれに捕まらせて外へ追い出せば・・、とティッシュをひも状にしてマッチャンがボクの耳の奥に突っ込む・・・ダメダ。出てくれません。 

頭を振ったり、飛び跳ねたり、地面に頭を打ち付けたり、有りとあらゆる方法を試してもそいつは出て行く気配がなく、ますます耳奥に入り込んでゆく・・。マッチャンもなすすべなく立ちすくみ、ボクも汗だくに成りながらどうした物かと思案した・・。これは、山行断念して病院に急行か?と汗だくの頭をよぎったが、マッチャンは「とりあえずこのまま武奈ヶ嶽まで行ってみる?」とありがたいお言葉。

はい、ではとりあえず行ってみましょうか?死ぬことは無いでしょうし・・。と鼓膜がやつに破られる恐怖を持ちながらバリバリゴリゴリと耳の奥で鳴いている状態で山行を続行した。 奴は相変わらず必死で外に出ようともがいており、ボクの耳の中はゴーゴバリバリと台風状態である。頑張れ、出るんだ!と思うのだがそんな応援もむなしくぜんぜん出られる気配が無いようだ。

このままの状態でホントに大丈夫かいなと心配にもなり、ココはマッチャン持参の
虫除けハッカ油を耳に吹きかけて奴を追い出そうとたくらんだが、結局効果無し・・。

 だがさすがに、武奈ヶ嶽を過ぎて歩いていくとだんだんと奴の動きも心なしか弱ってきて、バリバリ音も減ってきた。奴の体力の限界が来たようだ。

そのうちさらに動きは弱まってきて終いには音がしなくなった。・・・耳の奥で奴はご臨終となったようです。

そうして無事耳の奥に仏様を入れたまま僕達は山行を終え帰宅の途についたのである。
マッチャン曰く、「確か芸能人の誰かが以前耳に入った虫をそのままにしていて
腐敗した虫の為に鼓膜が破れた事があったみたい・・。」オイオイ、マズイじゃあ無いですか・・とにもかくにも何とか病院に行きたいね・・。と帰宅途中に耳グッドタイミングで鼻咽喉科発見。

 飛び込みで入ってカクカクシカジカ説明して、診て貰うと・・。 先生が最初足らしき物を引っ張り出した。そしてその次にボロッっと取り出したのは・・・小指の爪の半分位もある「白い蛾」であった。

耳を覗いた先生は「リン粉が沢山ついていますね・・掃除しておきましょう。」
だってさ。

いやはやホントに参ったトラブルでした。
「飛んで耳に入る夏の虫」・・・恐るべしです。



100均スパッツ

2007年06月21日 | 山関係
山登りのときに最近はスポーツタイツを使用することが多いのだがこのときに厄介なのが小石が靴の間から入ることだ。そういう時のためにスパッツが良いのだが暑苦しいのが難点である。
これを解消する我らの秘密兵器が『100均スパッツ』である。

これは100均ショップで手に入れられる、本来庭仕事などで腕にするためのものなのだがこれを足に装着するとちょうど都合がいいのだ。何と言っても綿製なので蒸れないし、足首をすっぽり包んでくれて小石の進入も防げる。おまけに多少の露もこれがカバーしてくれるのである。汚れたら洗濯もできる。
一見すると暑そうに見えるのだが、実は目が粗いので気になることはない。

この手のアイデアは当然、山道具発明家・マッチャんのものなのです。以前北アルプスで出会った人にほほ~んと感心されたりもしましたけど、いまだに普及せず、我ら以外にこんな風な使い方をした人は山で見たことがありません・・・。

というわけで今回『あえて』公開に踏み切ったわけなのである
(ていうか、こんな貧乏くさい使い方って誰もしませんかね・・・。)

ちと興味が沸いた方は100均ショップで入手してぜひおためしあれ。

追加:この間の鈴鹿山行・サクラグチ~能登ヶ峰徘徊をHPにアップしました

【鈴鹿ハイク】 サクラグチ~能登ヶ峰周回

2007年06月18日 | 登山記録


日曜日しか休日のないこの週末。野暮用もあるためまたもや鈴鹿である。
一度行ってみたかった「鹿の楽園・能登ヶ峰」を目指した。

コースは滋賀県側の鮎河からサクラグチと能登ヶ峰をぐるっと回る周遊徘徊15kmである。


サクラグチへの登りはエアリアマップのウソのルートに惑わされた。
サクラグチから能登ヶ峰までの間は2万5千図には載っているものの実際には道が無くロストしやすい道だった。
それでもGPSのおかげで何とか安心して進む事が出来、能登ヶ峰が近づくにつれ道はだんだんと良くなってきた。

鹿の楽園能登ヶ峰は、聞いていたとおり草原が広がる確かに気持ちの良い所だった。
新緑に包まれた草原に寝転がっていると幸せな気分に包まれた。 
(レポートは後で)

にゃんでも・ええがな~

2007年06月13日 | たわごと
四国遍路旅。とあるお寺にいた「にゃん太君」(←誰かのパクリ)
お寺のネコは素敵である。
なぜならそこに来る殆どの人が、心穏やかで、優しく接してくれるから。

だから、そこに住む「にゃん太君」もノラネコとはいえ、
心穏やかな紳士である。

さわろうとする人に怒ることもなく、しつこく餌を求めることもない。
人の悩みなど、「にゃんでも・ええがな~」とあっさりと切り返す。
実にスマートなネコだ。

生まれ変わるとしたら今度はお寺のにゃん太君かなあ・・。

ネット情報の功罪

2007年06月12日 | たわごと
昨日のTVでネット(メール)によるイジメの問題がすごく大きくなっていることを報じていた。イジメ問題だけではなくネットの功と罪については、その膨大情報のもたらす影響が何かと気になることが多い。 これは自分自身がHPというカタチで情報発信しているというポジションであるからこそ、より気になるのですが・・。

HPというあくまでも個人情報であってもやはりネット上で流れ出すとだんだんとその情報が独り歩きし、発信者が希望しない形の結果をもたらす可能性がある事にフト恐さを感じてしまう場合も少なからずあります。

当然これだけネット上でつながる人が多くなればそれを逆手にとって悪意に満ちた行動をする人も出る可能性が有るでしょうし、ならば情報発信をクローズしてしまえばよいかというと実は自分ひとりが情報をクローズしたところでその他のところから世に流れ出ることは遅かれ早かれの問題でしょう。

まだ成熟していないネットだからこそある共通の倫理感というものができてなく、だからこそ混乱を招いているわけですが、ネットで発信するものとしては、それなりの自己規制というものもあえて必要なのではないかとフト思ったりします。

私のHPも今までなんとなく発信してきた感が殆どですが、幾らつたないHPであっても世にでる影響を考えたとき、「登山のHP発信者としてのモラル」って何なんだろうとフト考えてみると、こんなことかなとも思います。


◆登山のHPにおける発信者のモラルとは◆
・誤った情報を流さない。
・安易に(簡単に)行けそうな記述をしない。
・生態系に対する著しい影響がある情報は流さない。
・反社会的(違法的)言動・記述をしない。
・コンテンツの目的(製作者の意図)をはっきりさせる方が良い。
 (これは自己防衛のためでもあるわけですが・・)


僕自身としては、自分のHPで情報発信に対する考えを宣言して発信している訳ですが、時には自分のHPを見直して問題が無いか確認してみることも必要なのかもしれません。

四国八十八お遍路・終了

2007年06月11日 | 建築・アート
義父母と一緒に回った四国八十八ヶ所お遍路旅も昨日無事終了した。
(ボクは途中参加であるが)都合4回×2泊3日=12日間で車で回るという
早足回りである。四国遍路の旅スタイルとしてはやはり、歩いて回っている人>自転車>バイク>車という具合でして、当然歩き遍路の人が一番エラいのである。
残念ながら時間の無い一般人である僕らは、一番安楽コースの車遍路しか選択肢は無いのですが、それでも一年の中で12日間を旅に時間を割いたのは初めてでして、それはそれで良かったです。
 ましてや、親子での旅行なんて大人になって生活が忙しくなってくるとなかなかとれるわけでないので、こうしてやり繰りしながら、同じ時間を過ごせた機会をとれたのは貴重なのです。

 話かわって今回は香川県という訳で讃岐の本場。やはりというか、うどん屋さんがやたら多くて、しかも安い。普通のかけうどんなら250円、ダブルでも300円ちょっと。コシがしっかりあってツルツルとしたうどんはさすが本場です。
そういう安いうどん屋さんの多くは「セルフ」でして、町を歩いているとやたらセルフうどんの看板が目立つのです。 こちらで「セルフ」といえば「ガソリン」ですが、どうやら、あちらで「セルフ」といえば「うどん」らしいです。

その他、お寺回りでは色々な「建築」も見ることも出来て面白かったです。
古い物から新しいものまで、小さい物から大きい物までいろいろとありました。


それにつけても思うのは、宗教だからこそこれほどの物を作れるということ。
逆に言えば、宗教でないとこれだけの物をつくるエネルギーは出せないということですね。 
いくつかのお寺では今も修理のための寄進受付をしていて、それに対して瓦とか銅板とかの寄進をしている人も沢山いました。
今も昔もそんな風にして、お寺を作ることに対して人々は多くのエネルギーを費やしていて、それが名建築を生んできた訳です。


さて今日からは又、世俗の大変な世界に戻るとしますか・・。



四国八十八ヶ所ファイナルステージ

2007年06月08日 | 建築・アート
マッチャンおよび義父母と回ってきた四国遍路の旅もいよいよファイナルステージになりまして、ついに今日から3日間の予定で最後のお寺を回る予定なのです。
私としましては別に特に宗教心があるわけではなく、またこの年齢でこういうのを回るのもまだ若い方だとは思うのですが、まあこれも成り行きなのです。
 普段山登りばかりしていますので、たまには違う事もして、脳みその違うところを活性化してやるのも良いのではとも思ったりして・・。

遍路旅をすることになってなし得た事は「般若心経を完璧に覚えた」事くらいではありますがこれは結構良かったと思います。
何が良かったかって、この最も短くて含蓄のあるお経は絶大なパワーを持っているらしいのでお化けに遭遇した時にはこれを念じて悪霊から身を守ることが出来るのです・・(冗談)

いやいやそうではなくて、別に宗教心があるわけではないのですが、宗教の持つ魅力とかそういう物が存在することの意味が少しずつわかってきたということでしょうか。「それがある」ことでやはり人は幸せというか、心の安らぎのひとつになりうるということが分かったという事なんですね。

ここから先の話はなかんかブログではしんどいのでいつかHPの片隅にでもUPしたいとは思いますが、とにもかくにも僕自身の環境変化の原因はたぶん5年前の「母の死」から始まったのだとは思います。
 
そこから生きる死ぬとか宗教なる物のこととかそういう辺りの事に関心を持つようになり、それが今の遍路旅にも繋がってきているような感じです。 
んな事で、未だにたいした人間ではありませんが、この数年で、精神的な面で以前とは少し違った人間になった様な気がします。

では、美味しいうどんを食べに行って参りま~す。

ホタル

2007年06月05日 | たわごと
今日も夜の九時過ぎに自宅の近所の駅に降りた。
いつものようにMTBで家までの短い路をこぎ出した。
田んぼの中の明かりの少ない路である。

フト一瞬光がよぎって対向の自転車でも来たかと思ったら
それは「ホタル」のふわふわとした光であった。
この町に引っ越してきてからホタルを見たのは初めての様な気がする。
そして何とホタルの光は優美かなと思った・・。

幼い頃、姉と一緒にホタルを一杯とって牛乳瓶に入れて家に持ち帰り
蚊帳のなかでホタルを飛ばした時の光景がフラッシュバックした気がした。

何ともそのホタルの光のふわふわ感は、のどかで平和なのだよなあ・・。