塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

石の上にも3年という格言は、今も必要だろうか

2018-12-29 01:23:26 | 日記
 最近はJリーグのオフシーズンにおける移籍が活発化してきました。

 2017年、中村俊輔がジュビロ磐田でプレイ
 2019年、山口蛍がヴィッセル神戸でプレイ

 はその代表例ではないでしょうか。

 過去、独自の移籍係数が指摘されていたJリーグですが、リーグが定めた方針とは別に選手にも心情的な側面があったと思います。

 僕のように未婚で妻も子供もいない選手は、ある意味身軽です。

 しかし、お子さんがいる選手は

 子供の学校や病院など、生活面を考慮
 自分が移籍して本当に意義があるのか

 などを考えてしまいますよね。

 一方で、移籍に対して腰が重いように思えたのが、日本古来からの思想

 「石の上にも3年」

 という言葉に縛られているため、と僕は思います。

 仕事に適性があるかどうかは、3年は働いてみないとわからないよ
 だから、最初は嫌なこともあるし大変だけど頑張りなよ

 という意味合いでしょうが、この格言、欧州、オアセニア、中米などどの地域でも通じないのではないでしょうか。

 彼らは出番がない、在籍していても仕方がない、監督が評価するクラブはほかに必ずある、と感じさっさと移籍の準備をします。

 山口が半年でハノーファーからセレッソに復帰した際、彼自身相当の批判を覚悟したでしょうが、逆に半年で復帰したからこそ、セレッソの昇格と2017年の2冠に立ち会えた、と言う見解もあるでしょう。

 確かに短期での遺跡はジャーニーマンのように、選手に不利益をもたらす危険性があります。

 でも、選手たちはそのリスクを承知の上でサッカーに取り組んでいます。

 だからこそ欧州では企業でのヘッドハンティングが盛んなのではないでしょうか。
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