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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

2001年のローマから、今のパルセイロを思う

2015-09-26 01:27:24 | 日記
 今パルセイロは終盤戦でようやく布陣が固定される形になりました。

 その形は今までセントラル・ミッドフィルダーで起用されていた有永を2トップの下に置いた3-4-1-2で、両翼は右に山田、左に都並という形になります。

 僕はこの形、2001年セリエAを制覇したローマと酷似しているという印象を受けます。

 あの時のローマも3-4-1-2で戦っており、バック3の中央にはブラジル代表のザーゴ(パルセイロでは大島)を軸に強固な守備を形成していました、

 中盤にはエメルソンとトンマージが構え(パルセイロでは仙石とパク・ゴン)、両翼のカフーとカンデラが相手サイドを攻略し、クロス、カットインで攻撃に幅を加えていたものです。

 当時の指揮官ファビオ・カペロは

 「トリデンテの一角には、守備もできるデルベッキオを起用し、全体の帳尻を合わせる」
 「したがって私の考える2トップは彼とバティであり、モンテッラはまずはベンチに座ってもらう」

 と言う形で、トッティとバティが守備のタスクを背負わない代わりに、デルベッキオに前線からのプレスを一任する形になりました。

 パルセイロも勝又のプレスはよくわかりますし、有永のシュートの威力も知られていますね。

 ここでふと思う事、当時のローマにあって、今のパルセイロに無いものは何か。

 答えは

 「中田英寿」

 です。

 トッティとデルベッキオ、トンマージと共にイタリア代表であるモンテッラは、あたり前ですが指揮官の決定に納得がいくはずもありません。

 一方の日本代表は、カペロの決定を尊重し、体調管理を万全に行う事で、あのユヴェントス戦のゴールを生み出します。

 つまり、パルセイロには

 「ベンチに腰掛ける選手で劇的に内容を変える事が出来る選手がいるのか」

 と言う事なのです。

 西口が故障から復帰すれば、彼がそうなのかもしれませんが、衛藤監督の考えるベンチの最高峰は誰になるのでしょうか。
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チャントが心に響くのは何故か

2015-09-26 01:12:59 | 日記
 パルセイロに限らず、サッカーでは選手へのチャント、クラブ全体へのチャントと2種類があります。

 特にホームの時、選手が自分の名前をコールされて会釈する瞬間、あの時は本当に気分が良い物ですが、このチャント、僕たちはむしろ自分に向けて叫んでいるように思えます。

 サッカーだろうが実生活だろうが、責任は案外、自分のミスではなく他人もほころびからもたらされます。

 サッカーではそのミスを防ぐために

 「選手同士で声をかけあう」
 「悪質なファウルを犯して退場にならない」
 「戦術を確認する」

 と言う約束事を共有します。

 でも、僕たちの仕事はそうではなく、それは理由が様々あるわけですが、選手が皆同じ目線で戦っている。

 この姿が眩しいのでしょう。

 そしてその眩しさの中に、今声を張り上げている自分も含まれている。

 この点が、チャントにも随分影響していると思います

 チャントはスタジアムで観戦するうちに、勝手に耳に入っていきますし、それほど真剣質になることもないでしょう。

 ちなみに僕は、パルセイロがJFL優勝パレードが行われた2013年12月1日、沿道に詰めかけた皆さんと大きな声で歌を歌う事ができて、本当に感激しました。

 「アレ長野 見せつけろ 俺たちの力を
 「アレ長野 俺たちの 勝利を掴みとれ」

 僕はこのチャントが大好きなのですが、皆さんはどうでしょうか。

 よくパルセイロ掲示版で

 「我が家の子供たちは」

 と言う形で、父ちゃん母ちゃんよりも、お子さんの方が熱烈な応援を繰り返す風景が語られますが、そんな時こそ平和を感じて欲しいものです。
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