藤原正彦氏の作品「国家の品格」の冒頭、初めにの中で、元来僕たちが持つ気風が記されています。
以心伝心、阿吽の呼吸、腹芸、長幼、義理、貸し借り
確かに
「義理と人情」
「あんこ」
など、感情や食材を英語だけでなく外国語に訳すことが難しいと言われる単語は多数ありますが、こうした気風を踏まえますと、日本代表監督は戦術だけでなく、感情を理解せねばならない点が見えてきます。
オシムにザッケローニなど、この気風に敬意を払う指揮官もいましたが、むしろ
「契約社会」
「就任と解雇」
が紙一重である欧州社会からすれば、異質だったとも言えるでしょう。
ただ、こうした会話をしなくても関係が成立することが目新しいと感じたのかもしれませんし、少なくともボスニアとイタリアよりも、日本の方が物事が進みやすいという側面はあったのでしょうね。
今テレビではある種の流行、つまり
「外国籍の方が日本を素晴らしいと思う事柄」
を題材にした番組が勢揃いです。
でも、僕は彼らに
「日本もそうでもないと思いますよ」
「おれおれ詐欺に代表される恥ずかしい犯罪も沢山ありますし、窃盗や殺人だって日々報道されていますから」
と伝えたいんですがね。
日本代表がアジアカップで優勝し、
「人をだまして金を得る事のアホらしさ」
つまり、汗を流す事が間抜けではないことを証明して欲しい、そんな気分でもあるのですが。
以心伝心、阿吽の呼吸、腹芸、長幼、義理、貸し借り
確かに
「義理と人情」
「あんこ」
など、感情や食材を英語だけでなく外国語に訳すことが難しいと言われる単語は多数ありますが、こうした気風を踏まえますと、日本代表監督は戦術だけでなく、感情を理解せねばならない点が見えてきます。
オシムにザッケローニなど、この気風に敬意を払う指揮官もいましたが、むしろ
「契約社会」
「就任と解雇」
が紙一重である欧州社会からすれば、異質だったとも言えるでしょう。
ただ、こうした会話をしなくても関係が成立することが目新しいと感じたのかもしれませんし、少なくともボスニアとイタリアよりも、日本の方が物事が進みやすいという側面はあったのでしょうね。
今テレビではある種の流行、つまり
「外国籍の方が日本を素晴らしいと思う事柄」
を題材にした番組が勢揃いです。
でも、僕は彼らに
「日本もそうでもないと思いますよ」
「おれおれ詐欺に代表される恥ずかしい犯罪も沢山ありますし、窃盗や殺人だって日々報道されていますから」
と伝えたいんですがね。
日本代表がアジアカップで優勝し、
「人をだまして金を得る事のアホらしさ」
つまり、汗を流す事が間抜けではないことを証明して欲しい、そんな気分でもあるのですが。