「日本文学の革命」の日々

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結婚したかった人 1

2020-07-10 05:58:17 | 日本文学の革命
執筆の調子が上がり、バンバン書けるようになり、全生活を「書く」という一点に注ぎ込む体制も整え、怒涛の大進撃が始まったところだが、構想の方もどんどん熟していっている。

まずギリシャのところをあと少しで片づけ、それからはいよいよコンピュータの本質について、そしてコンピュータを形成している西洋数学について、またインターネットがもたらした「情報ネットワーク」の意味について論じてゆく。

コンピュータについて書かれた本や技術書は星の数ほどあるが、コンピュータの本質的意味について書かれたものはあまりないようである。われわれ人類が今まさに飲み込まれようとしている「ネットワーク」なのだから、これについてあらためてその意味について考えてみるのも(もちろん僕のことだから文学的に考えるのだが)一つの試みとして多少の意義はあるだろう。

インターネットには「情報ネットワーク」という本質があるが、もう一つ「魂のネットワーク」という側面もある。インターネットは「情報」だけでなく「魂」も伝えることができるメディアなのだ。もともとインターネットの開発者リー氏が、世界に散って行った昔の科学者仲間たちを懐かしんで「彼ら今どうしてるかな」「今ニューヨークのカフェで大好きなドーナッツを食べてるのか。昔と変わらないな」という思いから開発されたメディアである。コンピュータの画面の向こうに人々のぬくもりや魂の結びつきを求め、世界の人々と交流をしたいというメディアなのである。

このインターネットが可能にした「魂のネットワーク」の一つとして構想しているのが「電子同人雑誌とそのネットワーク」である。これができたら今まで全くの無組織状態だったネットユーザーに一つの「自由な組織」をもたらすことができるし、ここには実に広大な可能性があるように思う。これをいわば「紙上で(正確には画面上で)」文学的思索的に建設してしまおうとするのが『電子同人雑誌の可能性』の最終章であり、これでようやく『電子同人雑誌』を完成させることができる。

『「こころ」と太平洋戦争』『新しい文学』も粘り強く進めている。こちらも順調である。

あとはこの人生を尽くしてこれらのものを書けるだけ書いてしまうのが僕の願いだが、実はもう一つ願いというかかすかな希望を持っている。それは「結婚」である。

僕ももうすっかりオジサンになってしまい、こんな願いを今でも持っているなんて恥ずかしい限りで、ほとんど実現不可能なのは承知しているのだが、やはりかすかな希望、夢として今でも持っている。

実は数年前 結婚したいと思い、プロポーズまでした人がいたのである。
その人について書いてみよう。