「日本文学の革命」の日々

「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば出てきますので、見てください

いよいよ王手!

2007-07-15 23:43:04 | 日本文学の革命
だいぶ長く書き込みをしてこなかったが、この間も相変わらず四苦八苦の苦闘を続けてきた
「ああダメだ。どこに進んでいいかわからない」と絶望したり「いや、ここなら進めそうだぞ」と希望を持ったり、立ち塞がる壁が現れて「これじゃとても登れない」と嘆息したり「いや、ここにこう手足をかけて登ってゆけば、登れそうだぞ」とがんばってみたり、毎日そんなことの繰り返しだった

そしてようやく相手を一点に追いつめることができた
一つの城の中に追いつめて、その周りをぐるりと取り囲んで包囲したのである

この城はたしかに堅固で巨大なものだが、十分攻め落とせるだけの戦力は整えてある
どこをどう攻めていけば落とせるか、それもよく分かっている
いよいよ王手!という感じだ

この最後の一点、最後の城とは、またしても漱石に関するものだ
漱石が未完に残した『文学論』を完成させることなのである

この『文学論』は漱石がロンドン留学時代に着想を得たもので、まだ『猫』を書く以前に「十年がかりの大事業」として着手したものである
漱石の文学的出発点となったものであり、実質的な処女作で、また彼が終生追求したものである(最晩年の講演『私の個人主義』の中でも彼は『文学論』が完成できなかったことを痛切に悔やんでいる)
この『文学論』を今完成させたいのである

漱石の未完成作品のうち、『明暗』の方はすでに完成させてある
あとはこの『文学論』さえ完成できれば、未完成のままだった漱石の文学事業を全面的に開花させることができる
そのとき「新しい道」が日本文学の前に開ける
日本文学が息を吹き返して、ふたたび前へ前進してゆくことができるのである

さて 今からこの城へ向けて総攻撃の開始である
十分勝てる自信はあるが、なにしろ堅固きわまりない城である
かなりの苦戦を強いられるだろう
いつもの絶望癖と「やめろ。やめろ」という悪魔のささやき声にも苛まれるだろう

しかし絶対にあきらめない
攻め落とすまで断固として攻撃し続ける
この城さえ落とせば、すべてが実現するのである
日本文学も復活できるし、日本の前にも一つの大きな可能性を開くことができる
なんとしてもやり遂げてやる!

いよいよ最後の決戦
あともう少しだ

「新しい文学」 あともう少しで出来る

2007-07-01 20:51:52 | 日本文学の革命
「新しい文学」は理論的にはすっかりできてしまった

「(F+f)と則天去私」
これが理論的に必要なもので、この問題を解決しようと努力してきたのだが、最低でも数ヶ月はかかるだろうと思っていた
どんなに月日がかかろうが、できるところまで書いて書いて書きまくろうと決意していた
ところが、わずか十日ほどですっかり解決してしまった
瞬く間にできてしまったのである
「新しい文学」はあともう少しでできるはず、という予感が、本当になりそうな勢いだ

理論的にできた以上、残るはただ一つ、その理論の上に立って具体的な文体・具体的な文学を生み出すことだけである

そう思ってここ一週間ほど、「新しい文学」を生み出すための具体的な設計図作りに励んでいた
なかなか具体化の方向が見えず、またもやいつもの癖で絶望的な気持ちにとらわれていたが
今日 一気にできてしまった!

現代日本語の構造はどのようなものなのか
その中に蔵されている則天去私をどのように発現できるか
(F+f)を具体的に文学化するにはどうすればいいか
和文と漢文、つまり公家の伝統と武士の伝統をどう融合できるか
新しい韻律文学をどのように生み出せるか

などのような問題に十分答えられるようになったのだ

ここまで来たら、あとはもう王手王手の詰め将棋で済みそうだ
もうゴールは見えているのだから、一直線にそこ目がけて突き進めばいいだけだ

毎日毎日 絶望と希望の間を激しく揺れ動きながら、「あともう少し。あともうひと踏んばり」と自分に言い聞かせて、歩み続けている
何かを成し遂げようとすることは、本当にたいへんなことだ
だが今や本当に「あともう少し」かもしれない
もう具体的な文章・具体的な文体に、手が届くのである

朝から今まで設計図作りに没頭して疲れたから、今から夕食を食べて酒を飲んで「風林火山」(録画してある)を見て、寝てしまおう
で 3時には起きて、またがんばる

「新しい文学」は近いうち必ず実現できる