「日本文学の革命」の日々

「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば出てきますので、見てください

田中派の終焉 3

2010-01-25 06:39:21 | 日本文学の革命
小沢が真に熱望していることは、民主党をつぶすことである
一昨年 小沢が民主党の党首だったとき西松事件が起こったが、これも小沢が意図して起こしたふしがある
この間二ヶ月ほどの間、党首を辞める辞めないで民主党が混乱したが、小沢はそのゴタゴタの隙に乗じさせて麻生太郎に解散総選挙をさせようとしていたのである
もしこのとき麻生太郎が選挙に打って出ていたら、まず民主党に勝ち目はなかっただろう。麻生とその側近の優柔不断のために実現しなかったが

その後鳩山首相が代表に就くことにより、事態は収束して民主党に大風が吹き、民主党の大勝利になった
民主党政権のスタートダッシュは素晴らしいもので、政権運営も大方の予想に反して立派で頼もしいものとなった
あせった小沢は、あの手この手をつくして民主党政権の足を引っ張ろうとしてくる
発足してまだ数ヶ月の政権なのに、鳩山首相の首を狙ったりして、なんとか倒閣に持ち込もうとしている
まさにあせっている証拠である

小沢には先に述べたように、民主党政権を崩壊させる最後の切り札を持っている
あとはこのカードを切るために必要なのは“口実”だけである
たとえば人事でほされたとか、民主党内の誰それと喧嘩したとか、そんななんらかの“口実”さえあれば、子分を引き連れて離党し、「衆参ねじれ」を引き起こして民主党政権に致命的な麻痺を与えることができるのだ
今民主党内で、首相も大臣も新人議員も誰も小沢のことを批判しない、誰も声を挙げずに沈黙している、と言われているが、それは小沢に離党の“口実”を与えないためなのである
民主党議員の多くは小沢に対してはらわたが煮えくり返っているだろう
しかしそれで小沢を批判したら、小沢は「得たり」とばかりに離党して、民主党政権を崩壊させることができる
それを避けるために小沢に対してとにかく批判しない、小沢がどんな嫌がらせをしようが固く口を閉ざして沈黙を守っている、幹事長職という高ポストも与えたままにしておく
それもこれもすべて小沢に離党の“口実”を与えないためなのである

もし小沢が実際に離党したらどうなるか
かつての「衆参ねじれ」のときは、自民党政権がつぶれたあとはただちに意欲満々の民主党が政権につき、政治自体が混乱することはなかった
だが今回の場合は、民主党政権がつぶれたあと、それに取って代わる政治の担い手がいないのである
今の自民党には政権担当能力がないし、他の野党すべてを合わせても政権を運営する力などない
その結果どうなるか
破滅的な政治混乱が起こることは間違いない
それはまさに破滅的なもので、日本全体を衰亡させるものになるだろう
喜ぶのは小沢の後ろ盾である中国ぐらいなものである
果たして小沢はそこまでするのか?
するとしたらこの男は、最低の政治家であり、正真正銘の国賊である

今小沢に捜査のメスが入っていることは実に喜ばしいことだ
他のやり方で小沢を叩くと、どれも離党の口実にされてしまうが、このやり方ならそうはならない
また叩けば叩くほど小沢の政治力がどんどん減ってゆき、この小沢についてゆこうとする子分の数も減ってゆく
小沢が「最大権力者」「陰の最大実力者」とされたままで離党したなら、それは政治的に巨大な衝撃を引き起こし、信じてついてゆこうとする子分の数も増えて、民主党政権を木っ端微塵にすることができるかもしれない
しかし「容疑者」にされ逮捕までされるとなると、もう誰もこの男についてゆこうとはしない
この男の最後の切り札も空振りに終わるのである

ともかく検察にはがんばって欲しい
小沢の逮捕にまで突き進んでくれ

田中派の終焉 2

2010-01-25 06:36:05 | 日本文学の革命
さて 現在の小沢一郎は、もうほとんど何の権力も持っていない
かつて田中派の権力を築いた政・官・財の利権構造もガタガタにつぶされ、小沢一郎もその残りかすくらいしか持っていない
彼の師・田中角栄が持っていたような人望、国民的な人気も、小沢には全然ない
幹事長というポストを持っているが、これは自民党時代の幹事長ー党の実権を握り、田中角栄をして「一番えらい」と言わしめたーとは大きく異なり、民主党では党の実権は政府に入った首相・大臣・政務三役に移っているので、幹事長の仕事といえば選挙対策と新人議員の子守りぐらいなもので、かつての実権など持っていないのである
どうも小沢一郎は昔の幹事長のイメージでこのポストを引き受けたらしく、鳩山首相に一杯食わされたわけである

それでも小沢は自分に権力があるかのように振るまわろうとして、新人議員たちを自分の子分のように扱ったり(ほとんどの新人議員は嫌がっているだろう)、中国への大訪問団を組織して中国との関係を誇示したり、政府の政策にさまざまに口出ししたり(これは提言というよりも政府の足を引っ張っているのである。小沢の隠れた悲願は民主党をつぶすことなのだ。民主党が今築こうとしている二大政党制は、小沢たち田中派が思い描いていた二大政党制とはまるで別物であり、それが確立するのを許しておけないのである)、そんなことをし続けている
小沢が無理やり演出している喜劇みたいなもので、苦笑するしかないが、もし小沢たち田中派が独裁政権を築いていたならこれが“本物”になっていたことを思うと、背筋が寒くなる

しかしそんな小沢も、唯一正真正銘の権力手段を持っている
それは子分たちを引き連れて民主党を割るぞ!という脅しである
小沢の子分は40数人いるそうで、小沢が党を割ったとき、そのぐらいの人数(せいぜいその程度だろう)は小沢についてゆくのだろう
衆議院の場合は、そのぐらいの人数が出ていっても、民主党が過半数を割ることはないし、深刻な事態にはならない
問題は参議院である
参議院にも小沢の子分は二十人ぐらいいるから、これが民主党から出て行ったとき、とんでもない事態が生じるのである
そのときは民主党は参議院で過半数を下回ることになり、野党が共闘すれば参議院で民主党の法案はことごとく否決されてしまうことになる
かつて自民党を苦しめ、安倍政権、福田政権を次々と崩壊させた「衆参のねじれ現象」が生じるのである
しかもかつての安倍・福田政権は衆議院で再議決できる三分の二を持っていたのである。参議院で否決されても衆議院で再議決して法律を通せる。なのに政権が次々と崩壊したのである
現在の民主党は衆議院で三分の二を持っていない。参議院で否決されても再議決できない。安倍・福田政権よりも事態はさらに絶望的になるのであり、民主党は自分たちの法案を一つも通せないという政権麻痺状態に陥るのだ
つまり小沢は民主党を割ることで、民主党政権の息の根を止めることができるのである

田中派の終焉 1

2010-01-25 06:31:37 | 日本文学の革命
小沢一郎への検察の捜査が日に日に強まっている
秘書たちも次々に逮捕されるし、自身も検察から参考聴取されるし、平静を装っていろいろな会合に出ているが追い詰められている雰囲気がひしひしと伝わってくる
“田中派最後の生き残り”がついに逮捕される日も近いかもしれない

この小沢はまさに“田中派最後の生き残り”と呼ぶにふさわしい
この男の他に生き残っている田中派もいるが、すっかり老いぼれているか、生彩がないかで、言うに足りない存在になっている
特に自民党内の田中派はもう見る加減もない状態だ
かつて経世会と呼ばれて80人以上の派閥を作り、長く自民党を支配し日本の政治を牛耳ってきたのに、この前の総選挙のあとにはなんと7人(!)にまで激減してしまったのだ
もう派閥のていも成していない、憐れな存在になっているのである

かつて94年当時この小沢たち田中派は、国会を自分たちの派閥で独占して、日本に親中国的な独裁政権を築こうとした
自民党を割って出た小沢たちが社会党を蹴落として一方の巨大政党を作り、もう一方では自民党に残った田中派・経世会がこれまで通り自民党を支配し、この二つの政党で日本の政治を運営してゆくというものであるが、なんのことはないどちらも田中派であり、田中派による実質的な国会独占、実質的な独裁政権を打ち建てようとしていたのである
それは今日民主党のもとで築かれようとしている本当に民主的な二大政党制ではなくて、表面的には民主的な体裁をとった実質的な田中派支配、田中派による独裁政権だったのである

小沢一郎は総理になりたがらない政治家だと言われているが、一度だけこの男が本気で総理になろうとした時がある
それは96年10月の時で、このとき衆議院が解散されて総選挙が行われたのであるが、小沢はこのとき新進党の党首(この新進党こそが一方の巨大政党になろうとしたもので、「新進党」という妙な暫定的な党名だが、小沢たち田中派が権力を確立した暁には、おそらく「大日本党」だの「日本真党」だの、国粋主義的カラーを前面に押し立てた党名に変更して、その正体をあらわしていたはずである)、もしこの選挙に勝っていたら新進党が政権を取り、したがって小沢が総理になっていたことだろう
もし小沢たちのシナリオ通りにいっていたら、小沢率いる新進党が数年かけて“二大政党制”を確立し、2000年新しい世紀を迎える頃にはこの体制を磐石なもの、“歴史的な”ものにしていただろう
しかしそれは新しい日本の出発とは決してならず、逆に日本を衰亡させるものになったはずである
(田中派の後ろ盾である中国共産党の国家的悲願は、日本をつぶすことなのである)
戦前は軍部の専制支配という形で日本は滅びたが、今度は小沢たち田中派の独裁政権のもとで、戦前とはまた違った形で、日本は滅びていたに違いない

しかし小沢率いる新進党はこの選挙で破れ、97年にはバラバラになって解党してしまう
また権勢を誇った自民党内の田中派・経世会も、小泉首相と実に5年4ヵ月も死闘を演じたあげく、小泉首相に破れて勢力を失い、今や見る加減もない状態になってしまった
田中派は歴史に敗れたのである

今度こそ「新しい文学」の誕生へ

2010-01-10 18:27:32 | 日本文学の革命
今度こそ成し遂げてやろうと、今「新しい文学」に挑戦している真っ最中だ
寝ても覚めても、いつもこの問題を考え続けている

『明暗』ー『文学論』ー「新しい文学」という未完だった“漱石の道”は切り開かれた
あとは最後の最後、「新しい文学」を具体的に生み出せば、「日本文学の革命」もようやっと完成する
(ただその後は、新たに開かれた日本文学の後半部を実現してゆくという仕事が生じるが。これはまあ、僕の残りの人生すべてを費やしても、一部しかできないだろう)

いままで何回も挑戦してきては、最後まで達することができずに膠着状態が続いてきたが
“漱石の道”が完全に開通した今なら、今度こそ出来るに違いない

というわけであとひとふんばり
最後の力を振り絞って成し遂げてしまいたい

新年と道の開通

2010-01-02 20:11:57 | 日本文学の革命
大晦日の夜は紅白や行く年来る年を横目で見ながら
『明暗』ー『文学論』ー「新しい文学」という“漱石の道”を考え続けていた

本当にこれが出来たのか
この道が開通したのかを
考え続けていたのである

答えはやはり間違いない
開通出来たのである
『明暗』も文学的・評論的に完成できているし、『文学論』も今度こそすっかりすべてが理解できた
『文学論』の中心命題ー仏教と西洋近代文学の融合もしっかりと果たすことができた
そしてその向こうに「新しい文学」-日本文学の後半部を切り開いてゆけるような“則天去私の文学”を生み出してゆくこともできる

この未完成のままだった道を、ついに全面開通できたのである

あとは残りの生涯をすべてここに注ぎ込んで、この道をできるところまで前へと切り開いてゆけばいいだけだ
あと10年生きるのか20年生きるのか分からないが(まだいたって健康だが寿命なんて誰にも分からない)
ともかく死ぬまでやれるところまでやってしまいたい
そして業なかばで死ぬときはこの道の方向に向かってバッタリ倒れて死にたい(坂本龍馬のドラマ楽しみだな)
まあ それが僕の人生だ

しかしさびしい正月だな
暮れから今にいたるまで誰とも口をきいていない
金がないから初詣も行かない

ただ明日は兄貴やいとこが新年会に呼んでくれたから、出かけるつもりだ
浅草へ行って両親の墓参りもしてこようと思う

なんでも来月 いとこが沖縄で結婚式を挙げるそうだ
僕も出席するよう頼まれている
出席者が足りないんだそうだ
いとこの両親は沖縄まで行きたくないそうで、心臓が悪いおじも行きたがらない
花嫁の方は二十人も行くのに、このままではいとこ側の出席者は兄貴だけということになりかねない
そこで僕も行くよう頼まれているわけだ

沖縄か…
文学に釘付けにされてずーと家に閉じこもる日々が続いていたから、いいかもしれない
費用は兄貴がもつと言ってくれているし

しかし結婚か…
僕も文学をやらずに真面目に働いていたら、とっくの昔に結婚できたはずなのだが
こんなものをやったために、こんな人生を送るはめになってしまった

まだあきらめたわけではないが、ともかくやはり文学で食えるようにならなければダメだろう
このままではいよいよ路頭に迷うはめにもなりそうだし、なんとか文学を経済的な仕事にもしたい
文学以外の仕事でまともに食ってゆこうとすると、結局その仕事にほとんどの力を奪い取られ、肝心要めの文学ができなくなってしまう
だからなんとかして文学で食ってゆけるようにしなければならない

まったく
この僕に年収300万だけでも与えてくれたら
たちまちのうちに日本文学は復活できるわ(このままでは遠からず出版社ともども衰亡してしまう)
反外国主義運動も成就できるわ(これも今ピンチにある。桑田佳祐ももう前に進めないし。風前のともし火状態である)
未来的な日本の文化力も形成できるわ(これからの時代 切実なほど必要になってくるものだ)
やらで便利この上ないのだが
(おまけに結婚もできる。相手が300万でもOKな奇特な女性なら。ただしこれは個人的な願望だが)
世の中もバカなものだ

ともかく新年だ
毎日がんばってゆこう