「日本文学の革命」の日々

「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば出てきますので、見てください

東日本大震災と日本の未来 4

2011-03-16 21:17:03 | 日本文学の革命
小沢一派を除いた国民全体にとっては、この大地震は「天の警告」として作用していると言えるだろう
つまり、今は無意味な政局争いをしている場合ではないし、させてはならない
国民が一致団結して立ち上がるときであり、自らの力で日本を新たに築いてゆくときなのだ
今そうしないと日本全体が今回のような大破局に見舞われることは間違いない
そしてその際の被害は、今回の大地震の被害よりも、はるかに巨大でありはるかに潰滅的なものになるだろう

菅直人はたしかに頼りないかも知れない
民主党も素人ばかりで危なっかしいかも知れない
しかし彼らは誠実に一生懸命日本をより良く変革しようと努力しているし、また彼らの基本的方向性は間違っていないのである
ならば国民の側でもがんばって支えてやろうではないか

リーダーは絶対であり、隔絶した雲の上の存在であり、下のものはそのリーダーの言うことを聞くだけ、そしてせいぜいそのリーダーに保護してもらいたくて文句を言うだけ
これを独裁政治という
リーダーは絶対ではないし、自分たちと同じような同輩的人間だし、その判断も必ずしも当たってないかもしれない
しかしそれでも国民的結束を守り、国民の意思を実現してゆくために、そのリーダーを敢えて支え、そのもとに自発的に結集してゆくこと
これを民主政治という

われわれ日本人も愚痴や文句ばかり政治家にぶつけていずに、向こうに至らないところがあるならこちらで支えてやる、という真に民主的な態度で政治にのぞむ時が、いま来ているのである

東日本大震災と日本の未来 3

2011-03-16 21:13:39 | 日本文学の革命
打開できないねじれ国会、人質にとられた予算、4月の統一地方選でも負けるのは必至、と菅民主党政権は風前のともし火状態に追い込まれていたのだが、そこに突如起こったのがこの巨大地震である
国家非常事態ともいうべき事態が現出したのである
今まで無責任に「菅辞めろ」の大合唱をしていたバカマスコミも沈黙せざるを得ない
まともな政治をさせずに民主党の足を引っぱることばかりしてきた野党も、この事態を前にして“我欲”に満ちた政争をしていられなくなる。これからもそんなことをしていたら、それこそ国民から「天罰」を食らわされることになるだろう
この非常事態を前にして、国民は一致団結して協力しなければならないし、今無意味で破滅的な政権争いなどしている場合ではないのである
好むと好まざるとにかかわらず、菅政権のもとに結集しなければ、日本は立ち行かない状態になっているのだ

石原慎太郎がこの地震のことを「天罰」とよんで物議をかもしているが、僕もある意味「天罰」としか思えない感じがある
というのもこの地震が直撃した地域を見てみると、東日本全体に広く及んでいるのであるが、中心を成すのは岩手県、つまりあの小沢の地元なのである
大船渡、陸前高田、気仙沼などこの地震の津波で潰滅した町々は、小沢の選挙区奥州市の隣にあると言ってもいい近さだ
そこを津波が集中的に襲ったのである
また東北の大地震とは別に、もう一つの地震が同時に起きたのだが、それが起きたのは長野県の北部から新潟にかけての地域、ここは田中派を築いた田中角栄の地元である。ここも小沢の所と同時に巨大な地震に襲われたのである
つまりこの大地震はある意味、小沢と田中派を直撃したようなものであり、そして政治的にはまさに直撃“した”のである
この直前、菅政権をまさに打倒しようとしていたのが小沢であり、ここでいよいよ民主党を分裂・解体して、民主党の息の根を止めようとしていたのも小沢なのである
その小沢の策動が、自らの地元を直撃したこの大地震によってものの見事に粉砕されたのである
まさに「天罰」としか言いようがない

東日本大震災と日本の未来 2

2011-03-16 21:09:44 | 日本文学の革命
この地震が起きる直前、菅民主党政権は崩壊寸前だったのである
ねじれ国会による何もできない政治停滞、マスコミによる連日のバッシング、支持率の10パーセント台までの下落、
小沢はいよいよ民主党分裂に乗り出そうとしたし、前原辞任で味方からも見放されたし、まさに絶対絶命
菅政権の息の根が、今ここで止められようとしていたのである

もしここで菅内閣が崩壊していたら、間違いなく民主党政権も末期的なものになっていただろう
そして民主党政権自体もいずれ近いうちに崩壊
そうなったらもう日本の政治自体がグチャグチャなものになってしまうのである
今の自民党にも政権担当能力がないし、乱立する野党などはどれもこれも無力、誰も何も出来ず、どこもリーダーシップをとれず、日本の政治は今後何年(何十年?)にも渡って混乱と迷走を繰り返すことになっただろう

そうなると日本の未来は絶望的になってゆく
国家財政は間違いなく破綻するし、経済も絶望的に衰退するし、日本は坂道を転がり落ちてゆくように転落してゆくのである

大喜びするのは中国ぐらいなものだろう
日本が政治混乱に陥って衰退してゆくのは、こんなに望ましいことはない
また民主党が潰れるのも嬉しい
というのも中国にとって一番の脅威は民主化だからである
日本にアジアの模範となるような民主的政権が出来ようものなら、中国にとってこれほどの脅威はない
だからこそ手下の小沢を使って(小沢は中国の手下である)、ありとあらゆる手を使って民主党を潰そうとしてくるのである

東日本大震災と日本の未来 1

2011-03-16 21:04:38 | 日本文学の革命
3月11日の大地震はすさまじいものだった
僕も職場で地震に会ったのだが、実にすごい揺れ方で、しかもそれが長く続きどんどん激しくなり、これはもうダメか、ここでお終いか、生涯の事業があと少しで実現できるというのに、実に残念だ…、と覚悟を決めたくらいだ

幸い助かったが、家に帰ってテレビを見ると、東北地方の惨状が次々と流されてくる
地震の被害、津波に飲み込まれてゆく家々、根こそぎにされゴーストタウンのようになった街の光景
まさに潰滅的な状況だ

津波に飲み込まれた街の一つに名取市があったが、ここは僕が仙台で暮らしていた頃、よく訪れた所だった
実にきれいな砂浜が広がっていて、それに沿って森のような防風林が続いている、風光明媚な場所だった
この防風林の中には何キロにも渡ってサイクリングロードが続いていて、誰もいない海辺の森を気持ちよく走ることができて、実に素晴らしいところだった
ところが今見ると、この地域一帯は水没してしまい、美しかった防風林もなぎ倒されて、見る加減もない
なんとも痛ましい光景だ

東日本の広範囲に渡った大被害、潰滅した町々、死者数は数万人に及ぶという
さらには原子力発電所も被害を受け、放射能漏れの怖れもあるという
関東大震災に優るとも劣らない大地震が、突如日本を直撃したのである

連日テレビには絶望的な光景が映されているが、しかしただ一つだけ、いいことがある
それは何かというと、この地震のおかげで、民主党政権が崩壊しないで済みそうなのだ