「日本文学の革命」の日々

「日本文学の革命」というホームページを出してます。「日本文学の革命」で検索すれば出てきますので、見てください

中島みゆき名曲集 2

2022-04-21 00:37:37 | 日本文学の革命
まずはあの名曲『糸』から始まった。歌詞が実に素晴らしく、「しあわせ」とは何かを教えてくれる曲だ。『時代』も歌われた。彼女の出世作で東日本大震災では被災した人々を最も感動させた曲だそうで、時代を超えて歌い継がれている名曲である。『わかれ歌』もいい。『悪女』にしろ『ほうせんか』にしろ彼女の青春時代の曲は実に抒情性が豊かで感動的だ

『ファイト!』や『宙船』もいい。どれだけ励まされたか分からない。僕自身が「ボロ船」状態で進んでいたときに聴いた曲だからなおさらだった。「お前が消えて喜ぶ者にお前のオールを任せるな!」という絶叫には何度聴き惚れたか分からない

『地上の星』も実にいい曲だ。僕も「地上の星」の一つになりたいと誓ったほどだった。『空と君の間に』も実に素晴らしい。あんな風に女性を支えられたらどんなにいいだろうと思わせるものだった。『麦の唄』も感動的だ。もう いい曲のオンパレードである!

僕と中島みゆきのつき合いは古く、二十代の若い頃から彼女の曲を熱心に聴いていた。カセットテープで彼女の曲を繰り返し繰り返し聴いて(当時はまだカセットテープがあったのである!レコード盤もまだ残っていた。しかし今ではCDすらも無くなりそうだが)、一人彼女の曲を聴いては感動の涙を流したりしていた。その頃僕は中島みゆきのことを「僕の女性」と呼んでいた。「心の恋人」「魂の伴侶」といった意味でそう呼んでいたのだが、それほど僕にとって大切な存在だったのだ

90年代に入ると実は彼女も「反外国主義運動」を始めたのであった。『パラダイスカフェ』というアルバムを出すなどして、彼女もまたこの運動に加わっていたのである。桑田佳祐の応援をして秋元康のAKBが桑田佳祐を窮地に追い込んだときなどは『泣いてもいいんだよ』という曲を書いて秘かに桑田佳祐を支えたりもしていた。彼女がその全人生を通して追い求めていた「愛の実現」ーそれがこの運動の向こうにあることを彼女も確信していたのである。まさに中島みゆきは「反外国主義運動」にとって最も強力で最も頼もしい「女神」的存在になったのである

これから決戦に臨むに当たって、実に素晴らしく実に縁起のいい番組を観ることができた。「反外国主義運動」はこのままでは終わらせない。必ず中島みゆきも喜ぶような成果を挙げてみせる!

中島みゆき名曲集 1

2022-04-21 00:34:02 | 日本文学の革命

何か一つの事業を成し遂げるためには「何をどうするか」をしっかりとリアルに把握することも大切だが、「いかにやるか」「どんな手順でやってゆくのか」その段取りを作るのも極めて重要なことである

一日という限られた時間をどのように有効に使ってゆくのか、労力やエネルギーをどうベストな形で発揮してゆけばいいのか、どのようにしたらたくさんの仕事を組み合わせて全体を進めてゆくことができるのか、疲れて倒れたり体を壊したりしないで持続的に続けるためにはどうしたらいいか、サボったり遊んだりダラけたりしないで全ての力をこの一点に集中するためにはどうすればいいのか、課題は山積みである

僕は実に苦しい生活をしているし、助けてくれる人は誰もいないので、なおさら負担は重くのしかかって来る(誰か助けてくれる女性がいたら実に有難いし天にも登る気持ちになれるのだが、所詮夢である)

しかしここ1ヶ月ほど集中的に努力したおかげで、なんとかうまい手順や段取りが作れるようになってきた。いわば全兵力を有効に集中して一点突破、決定的な勝利をつかみ取れるような作戦行動ができるようになったのだ。なんだか東部に集中侵攻しているロシア軍みたいなことを言っているが、僕はロシア軍みたいな残虐で非道なことはしたりしない。逆にウクライナのひまわりのような希望に満ちた大輪の花を咲かせたいと思っている。あと数年もあればすべてを実現してしまえるだろう!

ところで先日NHKで『中島みゆき名曲集』という番組をやっていたので、中島みゆきが大好きな僕は録画して見てみた。中島みゆきも最近ではどこにも出ないようになり、目立った新曲も出さず、中島みゆきの曲を聴くのも久々である。この番組は中島みゆきが大好きな女優や女性歌手が中島みゆきの曲をカバーして歌ってゆくという構成で、満島ひかりや大竹しのぶ、研直子や坂本冬美などが様々な中島みゆきの曲を歌っている。録画映像だが中島みゆき本人も様々な曲を歌っている。中島みゆきの懐かしい曲がオンパレードで披露されており、実に嬉しい陶酔的なひと時だった

西洋合理主義文明を茶化す

2022-04-07 10:26:32 | 日本文学の革命
今から書き上げようしている「コンピュータの本質」(これを書き上げたら長かった『電子同人雑誌の可能性』もついに完成する。そしていよいよ『こころと太平洋戦争』というキラーコンテンツに突入することができる!)の中心テーマは「西洋合理主義文明を面白おかしく茶化す」というものになる。現在の世界を席巻しているコンピュータやインターネット、社会や産業のデジタル化、AIやロボットの発展、コンピュータ官僚制の進展など、そのような圧倒的な社会や経済の変革の潮流を面白おかしく茶化してやろうという訳だ

たしかにこれは人類の進化に逆行するおバカな行為かも知れないが、しかしこのデジタル化の流れに存している「人間とその文化文明の不要化」には我慢がならないものがある。このデジタル化の流れはある意味西洋文明の究極の進化の形であり、西洋文明が機械的にハイテク化されて巨大なモンスターのようになり、そのパワーで全世界を飲み込もうとしているものとも言える。西洋文明にとっては全世界を自己の文明に飲み込むことができて嬉しいかも知れないが、飲み込まれる側の非西洋文明の人間にとってはたまったものじゃない。自分たちの文明、自分たちの魂を奪われて、無意義なもの不要なものにされて、葬り去られてしまうことにもなりかねないのである

さらにはこのデジタル化の流れの中に存している「人間そのものの不要化」にも我慢がならない。もともと西洋文明にはこの地上の人間の生活を「原罪に満ちた汚濁」として忌み嫌い、スッキリと清められた天上の生に憧れるという性格を持っている。ニーチェに言わせれば「人間とは克服すべきもの」であり「猿から超人に至るまでの笑うべき過程にすぎないもの」である。この忌々しい人間どもを変革し、新たな人類を作り出すことは西洋文明の中に蔵されている巨大な情熱なのである(資本主義経済の根本にある「世界の合理主義的改造」もこの「情熱」の一つの現れなのかも知れない)

デジタル化の進展の中で人間はどんどん不要な存在になっている。かつては知的エリートの仕事であったホワイトカラーの仕事は、かえってAIやコンピュータにとっては簡単に侵入できるエリアらしく、どんどんデジタル化され、人間は排除されていってる。ブルーカラーの肉体労働は逆に手強いらしく、なかなかデジタル化が進まず、コンピュータやロボットが真似できない貴重な労働力として「エッセンシャルワーカー」などという言葉も流行っているが、しかしやはり大々的なデジタル化の潮流の中ロボット化されるまで時間の問題であるだろう。人間からその最も大切な活動の一つである「労働」が奪われ、人間自体が不要なものにされようとしているのである

ロボットやAIの爆発的な進化の中でどんどん不要視されてゆく人間たちが、なんとか巻き返せる唯一の方法は自らがロボットやAIになること、すなわち「アンドロイド化」の道である。「アンドロイド」になればもう病気や怪我に苦しむことのない不死の肉体を得ることができるし、労せずして最高の知性を手に入れることもできるし、ボタン一つで快楽と陶酔に満ちたドラッグ体験を味わうこともできる。天上ならぬ宇宙空間だって自由自在に飛び回ることができる。まさに人が神になるような神々しい状態である。この「アンドロイド化」こそが人類の究極の進化だと言われれば、たしかにそうかなとは思う

しかしこれは一方で西洋文明によって全人類が身も心も改造され尽くしてしまった結果だとも言える。僕のような日本文明という非西洋文明で生きている日本人にはことさらそう見える。これが楽園だとはどうしても思えない。むしろ人類にとっては滅亡の道なのではないかとさえ思えてくる

もちろんこのデジタル化という巨大な潮流はもうどうすることもできないものだが、ただ風刺的に茶化したり笑い飛ばしたりすることはできる。もともと風刺とかジョークとかは重苦しいほど絶対的なものー例えば権力者だとか政治家だとか絶対的な社会体制だとかを、笑うことによって痛快に跳ね飛ばし、ひと時の解放感を得ると同時に絶対的なものを「相対化」しようとする昔からある人類の知恵である。この知恵を発揮してこの圧倒的なデジタル社会を風刺したり笑い飛ばしたり茶化したりすることはできるのだ。それをこれから書いてゆく「コンピュータの本質」の中心テーマとしたいのだ

今日的な問題だし、興味を持って読んでくれる人もいるかとは思う
早速これからがんばって書いてゆこう