古代エジプトにはトートの神って、鳥の頭の神さまがいたと思うんだけど、ヘルメスと関係あるって話があるんだって? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『信仰のすすめ』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
エジプトの人たちは、「ギリシャ人であるヘルメスは、はるかなる昔、エジプトの始まりにおいて、智慧の神と言われた、トートの神でもある」ということを、固く信じていました。
トートの神は、まさしく、エジプトの文明が始まるころの神です。その姿はエジプトの遺跡にも描かれています。
幸福の科学の研究によれば、このトートの神は、すでに地上から姿を消しているアトランティス大陸に生まれた、トスという人であることが分かっています。そのアトランティス大陸から逃れてきてエジプトに住み着いた人たちが最初に信仰していた神が、トート、トス神なのです。
エジプトの人々は、「エジプトを指導した、智慧の神であるトート神が、のちに、ギリシャにヘルメスとして生まれた。その後、ヘルメスとトートが協力し、霊界において一体となり、エジプトの二千年以上の繁栄をつくった。特に宗教的な指導をなした」と考えていました。
これに関しては、神話的なものではなく歴史的事実として、「ヘルメス文書」という記録がはっきりと遣(のこ)っています。エジプト人たちは、トート神を、「霊界において秤によって判定された、人間の魂の善と悪を記録する神」として認識し、「トート神が、『その人の生前の人生において、善なることが多かったか、悪なることが多かったか』を記録し、その人の死後の行き先を決めている」と考えていました。その意味で、トート神は、エジプト人にとって非常に怖い神でもあったわけです。
このトス(トート)とヘルメスに共通しているものは、「霊界から、この世を指導する」という強い意識です。(中略)
このトスとヘルメスの思想は、エジプトの宗教において、「復活の思想」として遣っています。それは、要するに、「死んだ人が、この世に生まれ変わる。死んだ人が生き返る」という思想です。
ただ、この世の人間は、この思想を誤解して、「ミイラをつくり、死んだ人間の肉体を灰にしないで遺しておけば、魂が戻ってきて、よみがえる」と考えていました。「王のミイラに魂が戻ってくる」などというかたちで、ミイラによる「復活の思想」を考えていました。
実は、このエジプトの「復活の思想」が、キリスト教における「イエスの復活」という思想につながっているのです。
(188~191ページ)
「ヘルメス文書(もんじょ)」については、一度、ご紹介したことがありました。
そのときにも紹介しましたが、多神教だった古代エジプトでも最も尊敬されていたこの神が、実はアトランティス時代のトス神であり、しかも、古代エジプトの人びとは、このトス神を、古代ギリシャのヘルメス神と一体だと理解していた。
そこに生まれた「復活の思想」は、キリスト教のイエスの復活の思想へと流れ込んでいる──。
このトス神とヘルメス神は、どちらも幸福の科学の御本尊である主エル・カンターレの魂のご兄弟です。
そしてそれは、大川隆法先生の過去世の姿でもあると学んでいることを、改めてお伝えしなければならないと私は思っているのです。
|
『信仰のすすめ』
大川隆法著 |
↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!)