ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



宗教に入れば、「解脱(げだつ)」できるんでしょ。で、神秘体験できるの? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『沈黙の仏陀』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 解脱とは「心の自由を手にすること」と説明しましたが、真実の宗教の立場からみて、それでは「心の自由を得る」とはいったいどういうことなのか、その内容を吟味してみたいと思います。
 まず最初に挙げるべきものとして、「信解脱(しんげだつ)」というものがあります。これは「信仰心による解脱」ということです。この信解脱は、「疑」の克服がその中心であると一般的に言われています。
 疑とは何であるかというと、正しい神理、仏法、あるいは法を説く仏陀、如来に対する疑いです。そういう三次元的な、この世的な疑問や疑いを解くこと、疑いを否定して、そして信じること、これが疑の克服に当たるわけです。
 そうしてみると、ここではまず、次のようなことが言えると思うのです。
 正しい宗教を信じない人、真実の仏陀の教えを信じない人にも二種類あって、一つは宗教心のまったくない人です。宗教心がまったくなく、宗教そのものを信じない。そういう教えなるものがあるということを信じない。あるいは、あの世とか、神仏とか、霊とかをまったく信じない方です。かなり頑迷ですし、魂的にみれば、そうとう曇りがかかっており、また発展が遅れている方であることは間違いありません。こうした無神論的あるいは唯物論的な考えを持っている人に、その疑問を解いてもらうということもありましょう。
 もう一つは、神仏を信じ、宗教を信じているにもかかわらず、間違った宗教にどっぷり浸かっている人、要するに〝悪霊型宗教〟に染まっている人です。「邪見」といって、間違った教えを信奉していたり、「戒禁取見(かいごんじゅけん)」といって、間違った修行方法や戒律などを守っている人が、地上にはまだ数多くいます。
 こういう人たちが、自分たちの間違いに気がついて、真実の仏陀の教えに帰依し、この教えについていこう、そして自分自身を高めていこうという境地が固まったときに、これを「信解脱」といいます。要するに、信仰心による解脱です。
 つまり、この世的な疑いや、間違った宗教による悪しき見解を振り払うことができ、そして神仏に向かってまっすぐに進んでいく道に入ったということです。これを、「預流(よる)」ともいいますが、悟りの段階としては第一段階です。正しい信仰の流れのなかに入ったというのが、この信解脱です。
 この際に、「では、単に信じればよいのか」というような考えもあるかと思いますが、ただ信じるというだけでは、やはり弱いかもしれません。というのは、宗教ではどこも「信じなさい」ということを言うので、宗教心のある人でも、他人に勧められて、「これはいい」と思って信じたけれども、しばらくすると他の宗教が出てきて目移りをするということは、いくらでもあるからです。ですから、この信解脱においても、ある程度の智慧、知識的な理解が必要になると思います。要するに、正しい教えであると自分が納得できる程度の、最低限の神理の理解は必要なのではないかと思います。(中略)
 これは、第2章「戒律とは何か」の説明で言えば、どちらかというと「三帰五戒」の段階が中心ではないかと思います。戒律を守って生きていこうとする、あるいは幸福の科学のルールを守って生きていこうとする決心ができた段階です。この段階で、悪魔とか悪霊などの誘惑から、かなり脱することが可能となっています。
(204~208ページ)

「解脱」にも段階がある。

神秘体験うんぬんではなくって、最初の解脱とは、「信解脱」。

これは、「疑」を克服した信仰心による解脱である──。

幸福の科学では、まずは主エル・カンターレを信じることができる方が「入会」できます。

その先には、仏・法・僧の三宝を信じることを誓願する「三帰誓願式」というものがあります。

ただ入会しただけで解脱するわけではなく、教団の中で勉強したり伝道したりと一定の修行をするうちに、この三帰誓願をしようと決意できる段階あたりが、この「信解脱」に該当するのだろうと、私は理解しています。

では、その先にある解脱の段階とは何かですが、これについてはやはり、本書の続きの部分を、ぜひ手にとって読んでみていただければと私は思っているのです。


『沈黙の仏陀』

 大川隆法著

 

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コメント
 
 
 
お久しぶりです (御使い)
2008-05-29 23:39:01
毎日お疲れさまです。
先日、大川さんの本である、「子どもにとって大切なこと」と、「青春の原点」を買いました。
二冊とも非常にわかりやすい言葉で、実用的です。宗教に対するイメージを、かなり明るくする感じがしました。

幸福の科学は、大川さんが頭がいいせいか、とてもわかりやすい仏教ですが、まだいくつか疑問点もあります。
しかしやがては天理教や金光教みたく、地域に馴染んだ宗教になると思います。創価学会はさすがに好き嫌いが激しいですが。

幸福の科学の疑問点として、いくつかお聞かせいただきたいことがあり、もしよければアドバイスをお願いします。

・幸福の科学は、戦争を肯定していると言います。広島の原爆等は、人類の発展のためにはやむを得ないことだったのでしょうか?
・また多額のお布施をとられる噂もまだあります。祈願料はいくらくらいですか?

突然の質問ですみません。
 
 
 
Re:お久しぶりです (ゆーぱ)
2008-05-31 01:44:30
御使いさん、こんにちは!
大川隆法先生の経典を2冊も読まれたとのこと、とてもよかったです。
そこで、2つのご質問をいただきました。

さて、まず原爆については、直接的に大川隆法先生はこのような問いに答えておられないと思います。ただ、戦争で大量に人が亡くなることについては、とても悲しんでおられますし、そもそも、経文として「人を殺すな」という戒律を明確に示しておられます(『仏説 正心法語』 目覚めの言葉「次第説法」)。さらには、核兵器を地球意識は嫌がっていることで、天変地異が核兵器保有国に集中的に起こること(『宗教選択の時代』p.307)、また核は廃絶すべきだとも説くことで(『ユートピア創造論』p.144)、人間のこの世での営為で核兵器をなくすことができると教えておられるわけです。太平洋戦争についても、「日本の国家神道が背負っている負の遺産」だとしておられますので(『奇跡の法』p.92)、これらのお教えから考えてみると、広島の原爆も人間(または天上界で指導していた日本神道の神々)の努力で避けることもできた不幸な出来事だった、と理解すべきことになると私は思います。

なお、誤解されていないことを願うのですが、〝幸福の科学が戦争を肯定している〟とまとめてしまうのは、かなり不正確ではないでしょうか。この世での魂修行のために「競争」があることを肯定することはすなわち、人間同士の殺し合いという不幸な事象である〝戦争〟の肯定ではありません。ただ、仏国土ユートピアに至る以前の段階で国同士の争いが起きてしまう場合に、防衛のための戦いまでを安易に否定はしておられず、「中道」の観点から、単なる〝絶対平和主義〟では、かえって国民を不幸のどん底に陥れてしまうと教えておられます(http://blog.goo.ne.jp/mryupa/e/0962112ef4c0edad9b4bdfd9eec6df86)。

その上で、人類共通の文化とでも言うべき統合された価値基準を作ること、つまりは、すべての宗教の価値観を統合できる幸福の科学の教えを世界に広めていくことで、戦争をなくし平和な社会を作っていくこと(「仏国土ユートピア建設」)を、教えておられるのだ、ということです(http://blog.goo.ne.jp/mryupa/e/18b241fd534da1101e143d779bff4724)。


次に、お布施ですが、幸福の科学では、祈願をお願いする際には、その祈願の奉納目安が定められています。金額としては、私は神社の祈願料と大差はないと思っていますが、このような場で数字を安易に書いてしまうと一人歩きしてしまいかねないため、書かないのがルールと聞いています。まどろっこしくて申し訳ないのですが、お近くの幸福の科学の支部や精舎に、ぜひ一度足を運んでみられて(http://www.kofuku-no-kagaku.or.jp/sitemap.html)、そこで直接、聞いてみていただければと思います。

なお、お布施を〝とられる〟という噂を流す方には、宗教への抜きがたい偏見があるのではないでしょうか。

世間で邪教と言われるような間違った宗教が、〝お布施〟と称することで、人の自由意志を奪って、強制的に脅し取ったり騙し取るようなことをする場合は、そう表現されてしかるべきとは思うのですが、当然のことながら、幸福の科学のお布施はそのようなものではなく、自由意志でなされるもののはずです。

お布施というのは、執着を去るための在家信者の大切な修行の一つだということは、このブログでも何度か紹介してきました。ただ、ここで申し上げておきたいのは、それだけでなく、幸福の科学の教えを世界中に広めて仏国土ユートピアを建設するためには、日本だけでなく世界中に精舎や支部などの拠点を続々と建立していく必要もあるわけで(実際にいま続々と建立されています)、私を含む多くの人々のお布施が、そのための大事な資金になっているのだと思います。

幸福の科学のお布施というのは、〝誰かが贅沢な生活をするために集められている〟というような不純なものではなくって、「本気で全人類65億の魂を救済する」という高邁な理想実現を支えるためのものでもあるということは、ぜひ知っておいていただければと思うのです。

とても長くなってしまったわりには不十分ですが、この説明が、何らかの参考になりますように!
 
 
 
お久しぶりです (まさ)
2008-05-31 02:53:50
今回もすばらしいプログを読ましていだきありがとございました。
私は最近初めて伝道さしていただくことができました。           そこで本日は二つ質問さしていだきます。     入会したばかりのかたに現実的な教えからお話していきたいと思いますが参考になる書籍がありましたら教えて下さい。      長いあいだ病気で苦しんでかたに勇気与えるために参考になる書籍がありましたら教えて下さい。
 
 
 
ありがとうございます (御使い)
2008-05-31 13:35:20
丁寧なご回答、ありがとうございます。
今思うとかなり失礼な質問だった気がしますが、優しく教えてくれたゆーぱさんの寛容な気持ちに感謝しています。
まず、祈願料ですが、法外ではなく一般的な値段と聞き安心しました。
お寺さんのとうばも、祈願料込みで3万から5万くらいはします。それでお寺さんも生活しているので、そのくらいなら妥当な金額かと思いました。
幸福の科学は、法の華やオウムみたく、高額なお布施でトラブルを起こした話は聞いたことはないので、人を脅したりすることのない、健全な宗教なのでしょう。

それと、広島の原爆の話ですが、今から10数年前、大川さんはサンデープロジェクトに出演し、田原総一郎さんと対談したことがあります。そのなかでの話題なのですが、なにぶん人の話をさえぎり、無理な二者択一を迫る田原さん相手なので、大川さんも真意をすべて話せないまま話がどんどん進められていった気がしました。
この模様については、最近YouTubeにアップされました。「幸福の科学」で検索すると動画が見られますのでよろしければ参考にしてください。

しかしゆーぱさんの解説をみて、大川さんの話している真意がわかりましたので、私自身の誤解はとけました。ありがとうございます。


そこでもう一つ質問したいのですが、大川さん自身は、エルカンターレとして戦争をやめるように各地の民族神を指導することはできないのでしょうか。
それとも神様の世界も、結構ゴタゴタしていて、最高大霊でも言うことを聞いてくれないのでしょうか?

人間、ある程度苦労した方が進歩していきますが、やはり戦争や飢餓はできるならなくしたいものです。
 
 
 
Re:お久しぶりです (ゆーぱ)
2008-05-31 22:42:31
まささん、こんにちは!
初めての伝道、おめでとうございます。よかったですね!

現実的な教えから、ということであれば、たとえば、『幸福の法』の第2章に「ワンポイントアップの仕事術」という法が説かれていますので、このあたりからはいかがでしょうか。経典丸ごとであれば、『常勝思考』や『仕事と愛』、『感化力』などもお勧めですね。

長いあいだ病気で苦しんでいる方に勇気を与えるため、ということであれば、たとえば、『光ある時を生きよ』で、光明思想の強い光を得られるようお勧めしてみるのはいかがでしょう?

このブログには、左側に「SEARCH」で全記事が検索できますので、気になるキーワードで記事検索していただくと、参考になる書籍を見つけ出すことができるかもしれませんので、念のため。

成功をお祈りしております。がんばりましょうね!
 
 
 
Re:ありがとうございます (ゆーぱ)
2008-06-01 00:14:26
御使いさん、こんにちは!
真っ直ぐに受け止めていただいて、とてもうれしく思います。

1991年に放映されたサンデープロジェクト、放送時にしっかりと見ました。田原さん、もう少しちゃんと最後まで、大川隆法先生の話を聞いてほしいなあと思ったのを、とてもよく覚えていますが、これはそのときの話題だったんですね。それは覚えていませんでした。YouTube へのアップも、ちょっと紹介の仕方、どうなんでしょうね、と感じています。

さて、今日のご質問は、たまたま、さきほどアップしたばかりの今日の記事の話題が、ちょっと、かするのかもしれませんね。

天上界は(エル・カンターレは)、それぞれの民族神が自由意志をもって各民族を指導することを尊重しておられ、その意志を押しつぶして一律に言うことを聞かせるようなことはされませんよね。それでは神々の修行にもならないからだ、と理解しております。仏神は、ほんとうに忍耐をもって、私たち人間、そして高級霊をも、見守って下さっているんだなと、改めて思います。

そして、それでも戦争や飢餓のような不幸な出来事をこの世からなくしたいという思いは、私も御使いさんと同じです。ほんの少しずつでも理想の世界へ近づくため、このブログが微力ではあっても何らかのお役にたてば、という願いを込めて、また書き続けていきたいと思います。
 
 
 
まさ (アドバイスありがとございました)
2008-06-01 22:43:42
アドバイスありがとございました。        今回教えていただいた書籍を参考にし入会したばかりのかたに勇気与えてこんぜをすばらしいものにしていただけるよう頑張ります。それともっとたくさんの人を伝道していけるように頑張ります。       またいい知らせが出来るときは投稿さしてもらいます。
 
 
 
ゆーぱ (Re:アドバイスありがとございました)
2008-06-02 12:22:43
ぜひまたおいでくださいね!
 
 
 
ありがとうございます (御使い)
2008-06-02 13:14:24
ご丁寧なお返事、ありがとうございます。
サンプロの対談は、91年でしたか。もう17年もたったのですね。
大川さんは今より遥かに若く、青年といってもよいくらいです。
田原さんに「フセイン」呼ばわりされましたが、笑って切り返す、なかなか懐の大きな人だと思いました。

神の世界にも修行があって、時には間違いも起こすけど、人間の努力によって平和な社会を作っていける、そんなことをゆーぱさんのアドバイスで感じました。
これは勝手な解釈ですが、地上の人間の成長と、各地の民族神の成長は、もしかしたら表裏一体で、地上の人間が進歩しないと、民族神も本当の意味では成長しないのかも知れません。
大川さん(エル・カンターレ)が地上に舞い降りてきたのも、地上を平和にするために来たと言いますし、それが成功すると霊界事態もかなり変わっていく気がします。
参考になりました。
これからもゆーぱさんの日記を毎日読ませていただきます。
 
 
 
Re:ありがとうございます (ゆーぱ)
2008-06-02 22:39:09
御使いさんも、また気軽においでくださいね!
 
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