彼って、愛してくれるのはいいんだけど、ちょっと嫉妬が強くって、縛られちゃって何もできないの。別れちゃったほうがいいのかな? なーんて悩み抱えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、書籍『ハウ・アバウト・ユー?』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
やはり、愛のなかには、一部に健全な嫉妬心はあるでしょう。
嫉妬心そのものは、なくすことはできません。
嫉妬心は、向上心や競争心などとも関係しているので、たぶんゼロにはならないでしょう。(中略)
松下幸之助は、「嫉妬心は狐色に程よく妬かなければならない」と、上手な言い方をしています。
「真っ黒焦げ」になるほどに妬いては駄目なのです。
しかし、まったく妬かないというのも駄目で、「きつね色に、こんがりと妬くのがよろしい。その程度にしなさい」と言っています。
これも一種の中道でしょうか。珍しい教えかもしれませんが、「嫉妬心における中道」ということでしょう。
夫であれ妻であれ、やはり多少の嫉妬心や独占欲はあると思います。
特に、夫婦の片方が趣味やサークル活動などに熱心になったりすると、心配になって、いろいろ言いたくなるでしょうが、「嫉妬心は、きつね色ぐらいまでですよ。焦げ茶になったり、真っ黒になるまでいったら、やりすぎですよ」ということです。
もっとも、「嫉妬心をまったく持っていない」という場合も、ちょっとどうかと思います。
「ご自由にどうぞ。全然、何も気にもしていないし関心も持っていませんから、どこへ行って、どこで死のうとかまいません」というのは、愛がないのとほとんど同じなのです。
きつね色にこんがりと妬いて、害を与えないぐらいの嫉妬心で止めるのがよいのです。そのあたりで止めれば、幽霊にならずに済みます。
しかし、「真っ黒焦げになるまで妬いたら、幽霊になりますよ」と、ご注意を申し上げておきたいと思います。
これは、夫に対しても子供に対しても同じことです。真っ黒になるまで妬いては駄目です。きつね色にこんがりと、うっすらと妬けるぐらいまでにしてください。(中略)
嫉妬というのは、「愛している」ということの意思表示でもあるので、少しはかまわないのですが、真っ黒まで妬いてはいけませんし、相手を完全に籠のなかに入れても駄目です。
「少しは嫉妬しつつも、ある程度、相手を信じつつ、自由にしてあげる」という、そのあたりの加減が大事です。
また、世間の人は全部が同じ立場ではありませんので、相手の職業などに合わせた調整をして、ある程度の立場に立った人には、それなりの“できた奥さん”になっていかなければ、難しいこともあります。
そのように、相手の立場相応に、女性のほうも進化していかなければならないというわけです。
(68~73ページ)
嫉妬心は、向上心や競争心などとも関係しているので、なくすことはできない。
愛のなかにも、一部に健全な嫉妬心はある。
だから、少しは嫉妬しつつも、ある程度、相手を信じつつ、自由にしてあげることが大切である──。
うーん、大川隆法先生は、嫉妬は悪しき感情だからすべてダメだとは、言われないんですね。
嫉妬といっても、その中には、健全な嫉妬もある。
そしてそれも、個々の相手の職業や立場などに合わせた、許される嫉妬の加減がある。
つまりは、「嫉妬心における中道」を追究していかなければならないのだと、私は思っているのです。
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『ハウ・アバウト・ユー?』
大川隆法著 |
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