ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



外に出るのが好きだから、子供ができても仕事したいと思ってるんだ。でも、子育てと仕事の両立の心得とか、注意点とか、あるのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『幸福のつかみ方』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 人間の子供は、生まれてから一人前になるまで二十年かかります。これに対して動物の場合は、生まれてすぐ歩けるようになるものもありますし、たいていの場合、一年もしないうちに大人になります。(中略)
 ではなぜ動物は一年で大人になるのに、人間は二十年かかるのでしょうか。もちろん神様がそのようにつくられたと言ってしまえばそれまでですけれど、冷厳なる事実として、人間は子育てに二十年かかるようになっているのです。ということは、人間はそれだけの愛を受けなければ育たない動物であると考えなければならないと思います。二十年間の親の愛を受けて初めて、残り数十年、社会に尽くすための人格ができあがる、それだけの愛を受けて初めて花開く動物であると、こういうふうに考えなければならないのだと思います。(中略)
 そこで、女性が仕事をしながら子育てをする際に、いちばんはずしてはならない観点はなにかということを、まず知らなくてはなりません。それは「鍵っ子にはしない」ということです。まず、これはどうしても守っていただきたいのです。
 子供はやはり、さきほど言ったように、愛情をかけられることによって成長するわけですから、鍵っ子、つまり家に帰ってきても親がいないような子にしますと、情緒の面でひじょうに大きな欠陥が出てきて、社会に出てからもやる気のない人間になってしまうこともあります。
 子育てにも、子供が小さい時分、つまり乳幼児の時代と、ある程度学校に通うようになった時代との両方があるでしょうが、どちらにとっても、やはりそばに大人がいるということはとても大事なことです。
 ですから、どうしても辞めがたい重要な仕事をしている女性であるならば、自分に代わって子育てをしてくれる人を確保できるかどうかということが、ひじょうにたいせつなポイントになります。たとえば自分の母親、あるいは知り合いの人、近所の方、あるいは保母さんや預かってくれる施設などです。自分が仕事をしているあいだ、きちんと面倒を見てくれる人が確保できるかどうか、これが大事です。それも、できるだけ身内であるはうがいいわけで、完全な他人まかせと言いましょうか、機械的に処理されるようなところには、やはり預けないに越したことはありません。(中略)
 ですから、まずこれははっきりとわりきって、たとえば奥様が仕事を辞めてもご主人の収入だけで十分やっていけるかどうかということを考えましょう。なんとかやっていけそうならば、子育ての期間、ある程度奥様のほうの仕事をあきらめるということも大事だと思います。収入が少なくて、どうしても働かなければならない、たとえば家賃が出ないということならば、やはり働くべきでしょう。その場合、大人がそばにいることが大切だという点に配慮をし、自分の代わりができる人を確保しなければなりません。それができない場合には、もっと生活水準を落としてでも、子供を育てられる方向を考えるべきであろうと思います。(中略)
 いずれも子供を中心にした視点が大事であると思います。
(97~101ページ)

人間というのは、他の動物と違って、20年もの期間、親の愛を受け続ける必要がある生き物である。

親の愛情が足りないで育ってしまうと情緒面に欠陥が出てしまうことがあるから、必ずそばに大人がいるように、それも可能であれば、できるだけ身内が面倒をみてくれるほうがよい。

母親が子育てに専念できる環境であれば、可能な限りそうするのが望ましいし、場合によっては生活水準を落としてでも、子育てに専念することを考えたほうがよい──。

大人には大人の都合があるわけですが、でもやはり、「子供を中心にした視点が大事である」というのは、改めてとても大事な要点を教えていただいたと私は深く思っているのです。

 

『幸福のつかみ方』

 大川隆法著

 

(↓ 更新の励みに、ブログランキングに参加しています。このアイコンを毎日1クリックすることで、応援していただけたらうれしいです!) 
にほんブログ村 哲学・思想ブログ 宗教へ



コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )


« 悟りって? 幸福の科学の... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (コウ)
2008-11-04 21:57:30
ゆーぱさん、こんばんは!
仕事をする母親の板挟み…結論…必ず子育て子供の心を優先すること…。
仕事柄沢山の働く女性とお話する機会があります。「子供さんはどうされてきましたか?」と今日何人かに尋ねて見ました。「カギッコにしてるんだけど…」と、でも、一生懸命働いている清々しい方もいました。否定は出来ない事情もある…
ある専業主婦の方は「他のお母さんのように外に働きに行って欲しい」と長女に言われると。でも側にいた小学低学年のチビちゃんに、「お母さんが帰ってきたら家にいるの嬉しいよね?」って聞くとニッコリ「うん」と…ズキンとしました。主婦にも与えられた仕事を一生懸命したいという気持ちはある、疲れて子供と十分に触れ合えないジレンマもある。女性の社会進出により、働く女性の修行課題も大きくなってきているのかもしれない、って思いました。
たとえどんなに仕事が出来て社会から必要とされても、女性としての幸福は、子育てを含めた家庭ユートピアの中に価値基準をズッシリとおいておくことを忘れてはいけないなぁと感じました。
 
 
 
Re:Unknown (ゆーぱ)
2008-11-05 21:46:02
コウさん、こんにちは!

今回のテーマは、いろいろ微妙でむつかしい問題を含んでいることは意識しつつも(実際にさまざまな環境で頑張っておられるお母さま方がおられることを、コウさんは具体的に紹介してくださいました)、これから自分の意思で生活形態を選択できる段階にある、まだ若いみなさんの参考になればと思い、あえて選んでみたものです。

今回ご紹介した『幸福のつかみ方』は、1992年に刊行された書籍ですから、16年前の当時とは社会の状況がかなり変わってきている以上、そこでの教えをそのままストレートに現在にあてはまめてよいのかは問題になりますが、やはり教えの本質の部分は変わらないと考えました。

大川隆法先生は、ほんとうに仕事ができて社会から必要とされている女性が実際におられることを、しっかりと認めておられます。ただ、そういう女性は、やはり少数派であることも述べておられます(今回の記事で略した箇所です)。そして、そうでない大多数の女性たちが、大事な子育てを軽視して、単なる社会の風潮に流されるような形で外で働くのはいかがなものか、と考えておられるのだと思います(もちろん経済的事情でどうしても、という方がおられることを認めつつもですが)。

「子供を中心にした視点が大事である」というお言葉は、考えてみると当然のことではあるのだけれども、でも、とっても重いお教えだなあと、私は今回、感じたのでした。

・・・というわけで、いつもながら、真正面から受け止めたコメント、ほんとうにありがとうございます。今回は、いただいたコメントで、なぜ自分がこの記事をアップしたのかを、自分なりにまた咀嚼することができました!
 
 
 
はじめまして (ふろんてぃあ)
2008-11-05 23:03:36
こんにちは~。
会員です~。
私も働く子持ち主婦です~。

この書籍が出た時と
最近のご時世とは、また少し事情が違ってて、
このころは景気もよくて
専業主婦が軽んじられるような風潮が世間にあったときでしたよね。
また、女性がどんどん進出していき始めた時代でしたよね。

最近は、専業主婦でいられるお家は
かなりお父さんの収入がかなりいいお家で、たくさんのお家では、食べていくためにお母さんも働いていることが多いんじゃないかしら?
(うちの近所では専業主婦は少ないもん)

それにしても盛りだくさんのページですね!
びっくりしました。
すっごい!感動です。
また遊びにきます。




 
 
 
Re:はじめまして (ゆーぱ)
2008-11-06 21:08:14
ふろんてぃあさん、こちらこそ、はじめまして!
コメント、ありがとうございます。

このブログも、自分が何を書いたか覚えてられないくらい、記事が増えてしまいました。このサイトの左にある「CATEGORY」に記事を分類してますので、そこで興味がある分野をながめていただいたり、あるいは、その上にある「SEARCH」の機能を使って、気になるキーワードで引っかかってきた記事を読んだりしていただけたらと、思ってます。

また気軽に遊びに来てくださいね!
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。