人生、運命ってあるでしょ。やっぱり変えられないものなんだよね? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『真実への目覚め』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
キリスト教では、魂が肉体に宿る前のことをほとんど教えていないので、それに関する知識を持っていない人、あるいは信じていない人が多いと思うのですが、人間は、この世に実際に生まれてくる前に、霊界で、だいたいの人生計画を立てます。そういう意味での運命はあるのです。
そのアバウトな人生計画においては、自分の親を選びます。それから、ブラジルならブラジルというように、生まれる土地を選びますし、ある程度は、「こういう職業に就こう」ということを選びます。また、自分と非常に親しい人たちとの人間関係を、だいたい決めてきます。
それから、たいていの場合、自分自身に何か一つは突出した才能があるので、ある程度、「このような人生を送るであろう」という予想がつくのです。その意味での運命はあります。
しかし、これは完全な決定論というわけではありません。
もし、運命が完全に決まっていて、絶対に変えることができないものであるならば、神は非常に意地悪な存在だと私は思うのです。なぜなら、努力しようが、しまいが、結果は同じだからです。これでは、やはり、「意地悪だ」としか言いようがありません。
「この世に生まれて努力しても、それには何の効果もない。努力しても、しなくても、同じだ」ということであれば、人間は堕落するしかないのではないでしょうか。必ず、そういう方向に行くでしょう。いくら努力しても、結局、最後は同じなのであれば、努力の意味がなく、よいことをする意味もありません。
したがって、大枠において、自分の人生の傾向性というものはあるものの、「そのなかで、自分の人生を、どのようにつくり上げていくか」ということについては、だいたい半分ぐらいを自分自身で決められると考えてよいでしょう。
残りの半分の半分、すなわち、全体の四分の一ぐらいには、持って生まれた性格や性質、生まれる前の計画等が影響します。
そして、残りの四分の一には、悪霊の憑依など、この世で出会う霊的存在との接触が影響するのです。それは悪霊だけとは限りません。もちろん、よい霊もいるわけであり、天使、あるいは天使に近い存在との出会いもあります。そうした霊的な存在との出会いによって、四分の一ぐらいの影響は出ると考えてよいでしょう。
したがって、大まかに述べると、「半分は自分で決められる。残りの半分のうちの半分は、生まれてくる前に決まった大枠がある。最後の四分の一は、霊的な存在との出会いによって決まる」ということです。
「半分は自分の力である」と述べましたが、宗教修行をすることによって、高級霊の指導を受けるようになると、うまくいけば、七十五パーセントぐらいは、自分の思う方向に人生を支配することが可能だと思います。
(164~167ページ)
人間は、この世に生まれてくる前に、霊界でだいたいの人生計画を立てるので、その意味での運命はある。
しかし、それは4分の1くらいの影響であり、人生の半分はこの世の努力で決められるし、最後の4分の1は、この世での霊的な存在との出会いによって決まる。
したがって、宗教修行をすることによって高級霊の指導を受けるようになると、うまくいけば75パーセントぐらいは、自分の思う方向に人生を支配することが可能となってくる──。
今日のお教えは、要するに、宗教を知らずして、この世の努力だけで運命を切り拓こうとするのは厳しいけれども、宗教修行をすることで自分の運命を好転させていくことは、十二分に可能だってことなんだと思います。
そしてそれも、どんな宗教でもいいのではなくって、天上界の御心に沿った正しい宗教でなければ、高級霊の指導は受けられないわけです。
そうなってくると、やはり大川隆法先生の指導される幸福の科学の教えに従って修行をしていくのが、運命を好転させていく王道であるのだと、改めて私は思っているのです。
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『真実への目覚め』
大川隆法著
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