ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



世の中には、私を嫌ってる人っているわけよ。敵と思ってるとしか思えない人もいるよね。短い人生、そんな人を相手にしてるような時間なんか、ないと思うんだけど? なーんて考えてる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『人生の王道を語る』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。

 たいていの苦しみや間違いは、短い時間ですべての結論を出そうとするところに始まっています。
 しかし、私たちは長い時間を生きています。今は敵に見えた人であっても、一年後に友人になっていないとは限らないのです。やはり、その可能性に賭けなければいけない。その可能性に賭ければこそ、「今を耐える」ということが必要なのです。人は変わってきます。そういうものなのです。
 世の中を善と悪とに分け、善人と悪人を分ける傾向があるならば、どうか気をつけていただきたいのです。確かに悪なるものも見えるかもしれません。そして、ここで自分がその人に悪人というレッテルを貼ったならば、それで結論が出て、自分の気持ちは済むかもしれません。けれどもそれでは、今後その人と自分が親しくなっていく可能性はなくなっていくでしょう。
 それは大きな宝物を捨てたということにもなるのではないでしょうか。一生の間で、めぐり会える人は数に限りがあります。どれほど顔の広い人であっても、めぐり会える人は数少ないのです。政治家のように全国各地を遊説してまわったとしても、腹を割って話ができる人を、そう多くは持っていないでしょう。
 感情的な軋轢があって、お互いの人格と人格がぶつかり合うような人というのは、ある意味において、むしろ大きな縁でつながっていることがあります。自分自身の魂の修行にとって、どうしても必要な人が出てきている場合であることが多いのです。
 そうであるならば、この世に偶然なるものはないという観点に立つとするならば、その縁を大事にしなければならないのです。いま相手が語っていることは、自分に何かを教えようとしているのかもしれない。自分の足りないところを何か言おうとしているのかもしれない。そう思うことが大事だと思います。
 人間は、聖人君子ではありませんから、自分にとって悩みになるようなそうした人と会って、その人をすぐ許すということは難しいでしょう。けれども、一つヒントを与えておきたいのです。それは時間をあげるということです。その人に時間をあげるということは、できるのではないでしょうか。
 宇宙はすべて進化の過程にあります。同じ時代に生きている人間であっても、それぞれの魂の進歩の速度は違います。自分が今こうしたことを知っているとしても、相手が同じことを知っていなければならない理由はないのです。その姿は、十年前の自分の姿であるかもしれないし、あるいは三年後の自分の姿であるのかもしれないのです。それぞれの人は、それぞれの人の固有の時間を生きているのです。
「時間が与えられたときに、その人は何かのきっかけでよくなっていくかもしれない。いや、私自身と会うことによって、その人は変わるかもしれない」と感じたときに、その可能性に賭けたいという気持ちがないならば嘘だと思います。
(65~68ページ)

一生の間で、めぐり会える人は数に限りがある。

この世に偶然なるものはなく、出会った人の縁は大事にしなければならない。嫌いな相手、敵と見えるような相手も、自分に何かを教えようとしているのかもしれない。

人は変わっていくもの。相手に時間を与え、時間に耐えたときに、その人は何かのきっかけでよくなっていくかもしれない──。

うーん、つまりは、自分だけの「一冊の問題集」であるこの世において、人間関係については短気を起こさずに、長い目で考えていくことも大切であるのだと私は理解しているのです。 

『人生の王道を語る』

 大川隆法著

 

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