9月28日(月)
昨日、種網を冷凍出庫しました。
今日から、干出です。
一日中で最も気温の低い明け方に、干出するのが海苔には理想的です。
海苔網を海中から出して、干し上げる作業を、干出と呼びます。
自然の磯では、干潮時に磯が干上がります。
海苔網を海面から上げることによって、人工的に干潮時を作ります。
海苔網を干出することによって、海苔網に自然に付着した珪藻などの微生物は、乾燥に弱く死滅してしまいますが、乾燥に強い海苔は生き残ります。
自然の磯では、干潮時の天気・湿度・風の強さ・干潮時間・海苔芽の大きさなど、海苔にとっての理想的な干出が出来るのは少なくなります。
人工干出機は、海苔にとっての理想的な干潮時間を、人工的に作ることができます。
今日の朝は、風も弱く湿気もあってので、約1時間の干出を与えました。今日の干潮時間は、1時間ということですね。
毎日、海に出ていると、いろいろな場面に出会います。
沖から、白い塊が流れてきました。
ミズクラゲの大群です。
あっという間に、海苔のいかだの下は真っ白です。
触手がなく、弱ったクラゲの集まりです。
海苔にはほとんど影響はないと思いますが、これだけのミズクラゲのかたまりを見るのは珍しいです。
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