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●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●アイスペースの「HAKUTO-R」、4月下旬に民間で世界初の月面着陸を予定

2023-03-23 17:13:20 | 月面探査

 アイスペースは、民間月面探査機「HAKUTO-R」の月周回軌道投入を完了し、ランダーとペイロード(顧客の荷物)を月周回軌道に投入する能力を実証した。これにより、ミッション1マイルストーンの第7段階である「Success7」が完了した。

 次のミッション1マイルストーンとなる「Success8」については、月周回軌道上での、着陸シーケンスの前に計画されている全ての軌道制御操作の完了を確認した後、2023年4月下旬頃に発表を予定している。

 その後、2023年4月下旬頃に、「Success9」となる月着陸が行われる予定。

 これが成功すれば、民間では世界初の月面着陸となる。

 ミッション1では、打ち上げから着陸までの間に10段階のマイルストーンを設定しており、それぞれに設けたサクセスクライテリアを達成することを目指す。

 ミッションの途中で何らかの課題が発生した場合にも、その時点までに得たデータやノウハウなどの成果を正確に把握した上で、2025年までに後続するミッション2、アルテミス計画に貢献するミッション3へとフィードバックし、技術と事業モデルの信頼度及び成熟度を商業化に足る水準にまで高めることを計画している。


●宇宙探査●アイスペースの月着陸船、民間としては地球から最も遠い地点まで移動した宇宙機に

2023-02-28 20:32:16 | 月面探査

 アイスペースは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」の月着陸船を、2022年12月11日に米国フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地からスペースX社のファルコン9により打ち上げたが、2023年1月20日に、地球から最も離れた地点となる約137.6万km地点まで達したと発表した。

 これは、民間としては地球から最も遠い地点まで移動した宇宙機となった。


●宇宙探査●ダイモン、月面探査車YAOKIを米Intuitive Machines社の月着陸船で2023年後半に月の南極に送り込む契約を締結

2023-01-06 23:47:03 | 月面探査

 月面探査車YAOKIを開発するダイモン(本社:東京都大田区、社長:中島紳一郎)は、月着陸船を開発している米Intuitive Machines社と月輸送に関する契約を締結した。

 米Intuitive Machines社の2回目の月輸送ミッション(2023年後半を予定)で、月着陸船「Nova-C」に自社開発の月面探査車「YAOKI」を乗せ、月の南極に送り込む。

 月面着陸後、YAOKIは地球からのリモート操作による月面走行および月表面の接写画像データの獲得など、超小型ロボットによる月面運用を実施する。

 なお、今回の契約に伴い、ダイモンは「Project YAOKI」 の計画を一部見直し、CLPS-1においてAstrobotic Technology社の月着陸船PeregrineにYAOKIを乗せ月に送り込む計画を、Astrobotic Technology社の次回以降のミッションへとスライドすることを決定した。

 ダイモンでは超小型・超軽量の月面探査車YAOKIを開発し、今後の月開発に向けた探査ミッションに挑戦すると共に、安価で高頻度に利用できる月面実験プラットフォームとしてサービスを提供する。継続的に複数台の機体を月に送り込めるよう、現在、月輸送サービスを提供する企業と交渉を進めている。

 2019年にAstrobotic Technology社と月輸送の契約を締結していたが、この度、Intuitive Machines社とも契約締結した。

 YAOKIは1回目の打ち上げでは内臓バッテリー駆動で確実な月面稼働の実績を得て、2回目の打ち上げでは月面充電を実施する事で長期的な稼動を計画。

 今回ダイモンがYAOKIを載せる契約を締結したのは、Intuitive Machines社の Mission 2 (IM-2)となり、2023年後半の打ち上げとして計画。ロケットは米Space X社のFalcon 9。 Intuitive Machines社の月着陸船Nova-Cで輸送され、着地場所は月の南極付近となる。


●宇宙探査●韓国、初の月探査機の目標軌道への投入に成功

2022-12-29 21:29:09 | 月面探査

 韓国初の月探査機「タヌリ」は、目標軌道への投入に成功した。

 これにより、韓国は、ロシア、米国、中国、日本、欧州連合(EU)、インドに続き世界で7番目の月探査国となった。

 タヌリは、8月5日に米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられ、12月17日に月に到着した。

 今後は、2023年1月にテスト運転を行い、2月からは月の写真などの観測資料を収集して本格的な月探査を開始する。


●宇宙探査●民間月面探査「HAKUTO-R」、順調に飛行

2022-12-22 16:05:20 | 月面探査

 アイスペースは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1において、現在、管制室からランダーの安定した運用を行っており、ミッション1の顧客ペイロードに不備が無いことの確認が完了した。

 これにより、12月12日に完了した初期クリティカル運用状態の確認と併せて、ミッション1マイルストーンの第三段階である「Success3」、第四段階である「Success4」が完了した。

 搭載している全ての顧客ペイロードの温度、姿勢、電源供給、通信を確認し、打ち上げ後もランダーがペイロードを計画通り運用可能であることを確認した。

 初回軌道制御マヌーバを完了したランダーは引き続き安定航行を続けている。この後1か月間にわたるノミナルクルーズと誘導制御マヌーバを行い、安定して深宇宙航行が可能であることを確認・完了したら、ミッション1マイルストーンのSuccess5についての報告を行う。

 2025年までに、後続するミッション2、アルテミス計画に貢献するミッション3へとフィードバックし、技術と事業モデルの信頼度及び成熟度を商業化に足る水準にまで高めることを計画。

 ランダーは、安定した姿勢で、安定した電源供給を確立しながら約55万kmの地点を航行しており、2023年1月20日頃には地球から約140万km地点まで航行予定。その後、計画に沿って軌道制御マヌーバを行い、月周回を目指す(最新の状況はispaceホームページのプレスリリースを参照)。

 ミッション1月着陸船の月面着陸は、2023年4月末を予定している。


●宇宙探査●NASAの月周回宇宙船「オリオン」、地球に帰還

2022-12-12 07:40:00 | 月面探査

 NASA(アメリカ航空宇宙局)が人類を月に送る「アルテミス計画」の第1弾として打ち上げた宇宙船「オリオン」が、月周回を終えて、日本時間の12月12日午前2時40分、メキシコ沖の太平洋に着水した。

 今回の試験飛行は無人だが、第2弾で宇宙飛行士を乗せて月の上空まで往復し、第3弾(2025年)で宇宙飛行士による月面着陸を目指している。


●宇宙探査●月面探査機「HAKUTO-R」搭載のファルコン9ロケット、打ち上げに成功

2022-12-11 17:21:09 | 月面探査

 アイスペースは、12月11日、独自開発した月面探査機「HAKUTO-R」を、米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から米スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げた。

 月面への到着は、2023年4月末で、成功すれば日本初かつ世界初の民間による月面着陸になる可能性がある。

 米企業も今後、月着陸船の打ち上げを予定しており、現状では、どちらが先になるかはわからない状況という。

 


●宇宙探査●民間月面探査機「HAKUTO-R」、12月11日に米国フロリダ州ケープカナベラル宇宙基地から打ち上げ

2022-12-07 19:41:07 | 月面探査

 アイスペースは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の打ち上げ予定日時を、打ち上げを実施するSpaceX社と協議した結果、以下の通り実施する。

 打ち上げ場所:米国フロリダ州ケープカナベラル宇宙基地

 打ち上げ日時:2022年12月11日(日)午後4時38分(日本時間)

 なお、上記の日時は、打ち上げに関する承認、天候の状況に応じて変更される可能性がある。

 月着陸予定は、2023年4月末頃を予定。

 打ち上げ当日には、SpaceX社による打ち上げの様子のYoutube配信に加え、ミッションコントロールセンター等の様子をアイスペース(ispace)のアカウントから配信予定。詳しくはHPやSNSにて改めて案内される。

ispace 公式HP: https://ispace-inc.com/jpn/

● YouTubeアカウント
○ ispace (英語配信予定): https://www.youtube.com/@ispace9464
○ HAKUTO-R チャンネル(日本語配信予定) : https://www.youtube.com/@HAKUTOR

● Twitterアカウント
○ ispace Twitter(英語):@ispace_inc
○ HAKUTO-R Twitter(日本語): @ispace_HAKUTO_R


民間月面探査「HAKUTO-R」の打ち上げ、12月7日以降に実施

2022-12-02 22:41:53 | 月面探査

 アイスペースは現在、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1ランダーの新たな打ち上げ日確定に向け、打ち上げを行うSpaceX社と協議を行っている。

 新たな打ち上げ日は12月3日から12月6日までのブラックアウト期間(計画軌道での航行が難しい期間)を考慮してそれ以降に、ロケットの準備状況に基づいて確定される。

 打ち上げ日が確定したら、改めて発表する。

 11月30日(日本時間)時点で、ランダー(月着陸船)はフェアリングに搭載された状態で充電作業を完了し、射点への移動も完了していたが、ロケットが追加点検作業に伴いハンガー(ロケットの整備や点検を行う格納庫)に戻ることになった。

 なお、ランダーへの充電作業は引き続き継続して行っており、ランダー自体に不具合はない。

 なお本打ち上げ延期に関しては、12月1日午後に、報道関係者向説明会を行う。

 以上の詳細については、下記リンクより見れる。

 YouTubeリンク:https://youtu.be/qN9yO23E0lk
 
 現時点で、12月中旬頃までに打ち上げを行った場合、大きな運用の変更は無い予定であり、月着陸予定日は2023年4月末頃を予定している。着陸目標地点にも変更無い予定。

 仮に打ち上げが12月中旬以降となった場合でも、ミッション1実施計画に変更はないが、その場合には運用スケジュール、月着陸予定日の再検討を実施することが想定される。


●宇宙探査●アイスペースの民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1ランダーの打ち上げ延期

2022-12-01 17:41:17 | 月面探査

 アイスペースは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1の打ち上げを2022年12月1日(木)に予定していたが、打ち上げを行うSpaceX社のロケットの追加点検作業が発生したことにより、打ち上げを延期した。

 新たな打ち上げ日は、SpaceX社と協議し、確定次第発表する。