●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●H3ロケット試験機2号機、2024年2月15日に打ち上げ

2023-12-28 11:26:23 | ロケット
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット試験機2号機の打上げを、2024年2月15日に決定した。

 なお、試験機2号機ではロケット性能確認用ペイロード(VEP-4)を搭載して飛行実証を行うとともに、小型副衛星2機(CE-SAT-IE、TIRSAT)に対して軌道投入の機会を提供する。


打上げ予定日 : 2024年2月15日(木)
打上げ予定時間帯 : 9時22分55秒~13時6分34秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 2024年2月16日(金)~2024年3月31日(日)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
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●宇宙探査●小型月着陸実証機「SLIM」、月周回軌道投入に成功

2023-12-26 08:05:04 | 月面探査
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年12月25日16:51(日本標準時)、小型月着陸実証機「SLIM」の月周回軌道投入に成功した。

 SLIMの月周回軌道は、周期約6.4時間、月に最も近いところ(近月点)では高度約600km、月から最も遠いところ(遠月点)では高度約4,000kmで、月の北極点と南極点を結ぶ楕円軌道となる。

 所定の計画通りの軌道変更を達成し、探査機の状態は正常。

 今後は2024年1月中旬までに遠月点を低下させ、高度約600kmの円軌道に軌道を調整したうえ、近月点を降下し、着陸開始への準備を開始する。
 
 1月19日に近月点を高度15kmまで低下のうえ、1月20日午前0:00頃(日本標準時)に着陸降下を開始し、同0:20頃(日本標準時)に月面着陸を予定している。
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●宇宙探査●アイスペースと米オービットファブ、月面の鉱物資源の利用を含めた宇宙空間での燃料補給の覚書を締結

2023-12-19 06:18:17 | 月面探査
 アイスペースは、宇宙機への燃料補給システムの開発とサービスを展開する米国のオービットファブとの間で、将来的な月探査ミッションに向けた宇宙空間での燃料補給に関して協力する覚書を締結した。

 今回の覚書の締結により、アイスペースとオービットファブはそれぞれの能力を補完し、水や氷、月のレゴリスや月面の鉱物資源等の宇宙資源を利用した、燃料補給の新たな手法を開発することを目指す。

 また、燃料供給の地球への依存を大幅に削減することを目的とした、月面での資源マッピングやISRU(In-Situ Resource Utilization:現地で入手可能な資源利用)ミッション等、一連の革新的な実証実験に向けて協議を進めるための重要な一歩となる。

 さらに両社は、将来的に、宇宙空間を航行するアイスペースのランダーにオービットファブが燃料を補給し、月やシスルナ空間における長期的な実験や、複数の顧客のペイロードや衛星を輸送のさらなる効率化を達成可能とすることを計画している。
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●宇宙探査●QPS研究所の小型SAR衛星QPS-SAR 5号機「ツクヨミ-I」、打ち上げに成功 

2023-12-16 17:20:06 | 人工衛星
 QPS研究所(福岡市中央区)の小型SAR衛星QPS-SAR 5号機「ツクヨミ-I」は、12月15日(金)13時05分(日本時間)に米国Rocket Lab社のロケット「Electron」によって、ニュージーランドから打ち上げられ、14時02分(日本時間)に高度約575kmで軌道投入に成功した。

 その約40分後に、ツクヨミ-Iとの初交信に成功。

 現在、衛星の各機器が正常に作動しており、衛星の状態が良いことを確認できている。

 今後、調整を行い、アンテナの展開、そして初画像の取得を目指すことにしている。
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●宇宙探査●JAXA、10月12日のイプシロンロケット6号機の打ち上げ失敗の原因を公表

2023-12-13 16:04:47 | ロケット
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、10月12日のイプシロンロケット6号機打ち上げ失敗の原因を公表した。

 それによると、原因究明の結果、イプシロン6号機打上げ失敗の直接要因は、2段RCS(Reaction Control System:ガスジェット装置)のダイアフラム式タンクにおける「ダイアフラムシール部からの漏洩」と特定した。

 また、イプシロン6号機打上げ失敗の背後要因は、「フライト実績品に対する確認不足」にあるとした。

 JAXAは、2022年10月12日9時50分43秒にイプシロンロケット6号機を打ち上げたが、2/3段分離可否判断の時点で目標姿勢からずれ、地球を周回する軌道に投入できないと判断し、9時57分11秒にロケットに指令破壊信号を送出し、打上げは失敗した。
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●宇宙探査●インターステラテクノロジズの小型人工衛星打上げロケットZERO、エンジン燃焼器単体試験に成功

2023-12-08 19:43:26 | ロケット
 インターステラテクノロジズは、北海道大樹町の宇宙港「北海道スペースポート(HOSPO)」内「Launch Complex-0(LC-0)」に
て、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン「COSMOS(コスモス)」の燃焼器単体試験に成功した。

 同試験では、家畜ふん尿から製造した液化バイオメタン(Liquid Biomethane:LBM)を燃料として使用し、十分な性能を有していることも
確認した。

 バイオメタンによる燃焼試験実施を発表しているのは、欧州宇宙機関(ESA)が開発しているロケットエンジンに続き世界2例目、民間ロケット会社としては初めてとなる。

 高い燃焼効率と低コスト化を両立した燃焼器ZEROの燃焼器はすべて自社設計で、SpaceX社(米国)のエンジンでも使われているピントル型インジェクタを採用している。

 ピントル型は一般的に十分な性能が出にくいと言われているが、東京大学との共同研究および「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」の共創活動などを通じて、設計上の工夫でそのデメリットを克服、高い燃焼効率を達成している。

 これにより部品点数を従来型エンジンの数十分の1に削減し、全体の製造コストの半分を占めると言われるロケットエンジンを抜本的に低コスト化している。

 今回の燃焼器は60kN級のサブスケールモデルでの試験となり、この設計から製造、試験の過程で得られた知見を基に130kN級の実機モデルの開発・製造に進む。

試験名称 :燃焼器単体試験
試験目的 :燃焼器の性能および耐久性の確認
期  間 :2023年11月28日から2024年1月末まで(予定)
場  所 :北海道スペースポート「Launch Complex-0」
燃焼時間 :10秒
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●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機(SLIM)の月面着陸2024年1月20日午前0:20頃を予定

2023-12-05 22:06:27 | 月面探査
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年9月7日に打ち上げた小型月着陸実証機(SLIM)について、2024年1~2月の着陸予定としていたが、現状、運用が順調に実施できていることを踏まえ、月面着陸について次の通り発表した。

 着陸降下開始 2024年1月20日(土)午前0:00頃(日本標準時) 
 月面着陸   2024年1月20日(土)午前0:20頃(日本標準時) 

 上記のタイミングで着陸を実施しない場合の着陸機会は、2024年2月16日頃となる予定。

 小型月着陸実証機(SLIM)は精度100m以内のピンポイント着陸を目標としている。

 月のような重力天体においては他に類を見ない高精度着陸となり、現在検討が行われている国際宇宙探査計画等においても成果の活用が期待されている。

 <月面着陸までの今後の予定>
 
 2023年12月25日  月周回軌道投入
 2024年1月中旬    着陸開始への準備開始(軌道調整)
 2024年1月19日    陸前軌道移行完了
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●宇宙探査●JAXA、小型月着陸実証機「SLIM」を12月下旬にも月の周回軌道に投入

2023-12-03 17:32:12 | 月面探査
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、現在、月に向けて航行中の小型月着陸実証機「SLIM(スリム)」を12月下旬にも月の周回軌道に投入する計画。

 そして、早ければ2024年1月19日~20日にもSLIMを月面着陸させる計画。

 小型月着陸実証機「SLIM」は、2023年9月7日午前8時42分11秒(日本標準時)に種子島宇宙センターから「H-IIAロケット」47号機で打ち上げられた。

 もし、月面着陸に成功すれば、ロシア(旧ソ連)、アメリカ、中国、インドに続き5か国目となる。

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●宇宙探査●JAXA、観測ロケットS-520-33号機の打上げ成功

2023-12-02 20:36:13 | ロケット
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2023年12月2日(土)、「先進的宇宙工学技術の実証実験」を目的とした観測ロケットS-520-33号機を内之浦宇宙空間観測所から、午後4時に打ち上げ、ロケットは正常に飛翔した。

 最高到達高度は、304km(打上げ279秒後)。

 今後、搭載した実験装置が取得したデータについて確認し、評価を行うことにしている。
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●宇宙探査●金沢大学のX線突発天体監視速報衛星「こよう」、米カリフォルニアからの打ち上げに成功

2023-12-02 17:44:37 | 人工衛星

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の革新的衛星技術実証3号機の実証テーマとして選定された、金沢大学のX線突発天体監視速報衛星「こよう」を搭載した米SpaceX社のFalcon9ロケットは、12月2日(土)3時19分(日本時間)、米国カリフォルニア州ヴァンデンバーグ宇宙軍基地から打ち上げられ、12月2日(土)3時38分(日本時間)に分離に成功した。

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