●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●JAXA、低ソニックブーム設計の超音速試験機の飛行に世界で初めて成功 

2015-07-27 22:31:31 | 超音速旅客機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、スウェーデン・エスレンジ実験場において、低ソニックブーム(超音速飛行により発生する衝撃波が生む轟く様な大音響)設計概念実証プロジェクト第2フェーズ試験(D-SEND#2)の飛行試験を現地時間7月24日に実施し、超音速試験機がブーム計測システム(BMS)上空を正常に超音速飛行し、試験機から発生したソニックブームが複数のマイクロホンで計測されていることを確認した。

 超音速飛行時に発生するソニックブームの低減技術は、次世代超音速旅客機を実現するための最重要課題の1つ。
  
 機体の先端・後端共に「低ソニックブーム設計概念」を適用した航空機形状の試験機による超音速飛行及びソニックブーム計測の成功は世界初。

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●宇宙探査●JAXA、7月にスウェーデンで次世代超音速旅客機の実証試験

2014-06-03 20:46:23 | 超音速旅客機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、低ソニックブーム設計概念実証プロジェクト第2フェーズ試験(D-SEND#2)の2回目試験について、今年7月22日からの実施に向け、準備作業に着手することになった。

 昨年8月16日(現地時間)に1回目の試験を実施したが、試験機が気球から分離後、計測地点の約12km手前で予定飛行経路から外れたため、想定していた飛行状態でのソニックブームを計測することができなかった。
  
 この結果を受け、JAXAは調査・対策チームを設置し、外部有識者などからの意見を聞きながら、原因を特定(平成26年2月25日に公表)し、その対策に取り組んできた。

 この対策の結果、再試験に向けた準備の目処が立ち、2回目試験を行うこととなったもの。

                                ◇

試験期間:平成26年7月22日~8月22日(現地時間)
  
試験場所:スウェーデン エスレンジ実験場(スウェーデン・キルナ市)

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●宇宙探査● JAXA、超音速旅客機の研究プロジェクトの飛行異常の原因究明結果を発表

2014-03-14 11:19:43 | 超音速旅客機
 JAXAは、2013年8月に実施したD-SEND#2試験における飛行異常の原因究明結果及び対策方針と、その後のJAXAにおける取り組み状況を発表した。

 D-SENDプロジェクトは、将来の超音速旅客機におけるソニックブームを低減するための研究プロジェクト。

 無人で無推力の小型実験機を、気球で上空約30km近くまで上昇させたのち分離・落下させ、飛行速度のマッハ数が約1.3となったときに発生するソニックブームを計測して設計コンセプトを確認・実証を行うもの。

 2013年8月16日に、スウェーデン、エスレンジ試験場にて気球を放球し、高度30kmから試験機を地上に向けて分離し試験を行ったが、この第1回試験中に異常飛行が発生し、機体は予定計測地点の8km手前に落下した。

 JAXAでは、今回発表した再試験に向けた取り組みについて技術的な準備が整った段階で、再試験の可否について決定する予定にしている。
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