アイスペースは、民間月面探査機「HAKUTO-R」の月周回軌道投入を完了し、ランダーとペイロード(顧客の荷物)を月周回軌道に投入する能力を実証した。これにより、ミッション1マイルストーンの第7段階である「Success7」が完了した。
次のミッション1マイルストーンとなる「Success8」については、月周回軌道上での、着陸シーケンスの前に計画されている全ての軌道制御操作の完了を確認した後、2023年4月下旬頃に発表を予定している。
その後、2023年4月下旬頃に、「Success9」となる月着陸が行われる予定。
これが成功すれば、民間では世界初の月面着陸となる。
ミッション1では、打ち上げから着陸までの間に10段階のマイルストーンを設定しており、それぞれに設けたサクセスクライテリアを達成することを目指す。
ミッションの途中で何らかの課題が発生した場合にも、その時点までに得たデータやノウハウなどの成果を正確に把握した上で、2025年までに後続するミッション2、アルテミス計画に貢献するミッション3へとフィードバックし、技術と事業モデルの信頼度及び成熟度を商業化に足る水準にまで高めることを計画している。