●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●インターステラテクノロジズ、SBIインベストメントから10億円を資金調達

2022-12-30 23:35:18 | ロケット

 宇宙輸送と宇宙利用を通じて地球の課題解決を目指す宇宙の総合インフラ会社のインターステラテクノロジズ(本社:北海道広尾郡⼤樹町)はこのたび、SBIホールディングスの連結子会社であるSBIインベストメントが運営するファンドを新たな引受先とした第三者割当増資により、10億円を資金調達した。

 SBIインベストメントが運営するファンドによる、ロケット分野への出資は初めて。

 今回調達した資金は、初号機打上げを目指して開発している超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の研究開発、設備投資、人材採用、材料費などに充てる予定。

 ウクライナ戦争の影響で世界的に宇宙輸送能力不足が課題となる中、インターステラテクノロジズはZEROをいち早く市場に投入することで、国内への低価格で自律的な宇宙輸送手段の構築に貢献する。

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●宇宙探査●韓国、初の月探査機の目標軌道への投入に成功

2022-12-29 21:29:09 | 月面探査

 韓国初の月探査機「タヌリ」は、目標軌道への投入に成功した。

 これにより、韓国は、ロシア、米国、中国、日本、欧州連合(EU)、インドに続き世界で7番目の月探査国となった。

 タヌリは、8月5日に米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられ、12月17日に月に到着した。

 今後は、2023年1月にテスト運転を行い、2月からは月の写真などの観測資料を収集して本格的な月探査を開始する。

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●宇宙探査●NASA、火星探査機「インサイト」のミッション終了を発表 

2022-12-28 23:37:05 | 火星

 米航空宇宙局(NASA)は、火星探査機「InSight(インサイト)」のミッションが終了したと発表した。

 インサイトは、2018年11月27日に火星のエリシウム平原に着陸し、着陸翌月の2018年12月に設置された火星地震計「SEIS(Seismic Experiment for Interior Structure)」は、2019年4月に史上初めて火星の地震(火震)を検出した。
 
 SEISの観測データをもとに、火星のコア(核)が液体であることをはじめ、コアのサイズ、地殻の厚さなどが判明している。

 インサイトは2022年12月15日を最後に交信が途絶えていた。

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●宇宙探査●JAXA、軌道上実証に係る共同研究提案要請先をQPS研究所に決定

2022-12-28 10:33:12 | 人工衛星

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙基本計画で示された「小型・超小型衛星によるアジャイル開発・実証を行う技術刷新衛星プログラム」において「小型技術刷新衛星研究開発プログラム」(刷新プログラム)を進めているが、今回、株式会社QPS研究所を採択した。

 JAXAが刷新プログラムにて研究開発を進めている技術を、事業者が保有する衛星に搭載し、軌道上での技術実証を行うとともに、事業者と協力して同技術を活用した新たなサービス構想を実証するための共同研究提案を要請する。

 今後、軌道上での技術実証に向けた技術調整、契約締結に向けた準備を進めていく。

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●宇宙探査●JAXA、土地評価サービス事業を推進する天地人へ出資

2022-12-26 18:57:03 | 衛星データ活用

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「天地人」へ出資した。

 天地人への出資を通して、JAXAの研究開発成果を活用したビジネスの成長加速を支援し、多分野での衛星ビッグデータの利用拡大に貢献する。

 天地人は、JAXA衛星をはじめとする地球観測衛星等の宇宙ビッグデータを活用した土地評価サービス「天地人コンパス」をコアとした事業を展開する、JAXAベンチャー認定企業である。

 同出資は、2021年4月に施行された「科学技術・イノベーション創出の活性化に関する法律」の改正により、JAXAでも可能となった出資業務における初の出資案件となる。

 2022年4月にJAXAからの出資を希望する成果活用事業者の募集を実施し、応募した企業の中から今回の出資決定に至った。

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●宇宙探査●AstroX、世界初となる方位角制御で気球からロケットを空中で発射する試験に成功

2022-12-23 19:49:52 | ロケット

 アストロX(AstroX)は、方位角制御による気球からのモデルロケット空中発射試験を山口県宇部市の採石場敷地内で実施し成功した。

 同社は、気球で成層圏までロケットを放球し、そこからロケットを空中で発射する「ロックーン(Rockoon)」方式での衛星を軌道に投入するサービスを研究開発している。

 今回の試験は、その第一歩となるモデルロケット空中発射実験になるが、今回、姿勢を制御して空中発射できることを確認した。

 吊り条件などを変えて3機を打ち上げ、3機とも成功した。方位角制御による気球からのロケット空中発射は、世界初だという。

 

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●宇宙探査●「H3」ロケット1号機、2023年2月12日に打ち上げ

2022-12-23 12:35:46 | ロケット

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット試験機1号機による先進光学衛星「だいち3号」(ALOS-3)の打上げについて、2023年2月12日に実施すると発表した。

打上げ予定日 : 2023年2月12日(日)
打上げ予定時間帯 : 10時37分55秒~10時44分15秒(日本標準時)
打上げ予備期間 : 2023年2月13日(月)~2023年2月28日(火)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

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●宇宙探査●宇宙分野のビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2022」、MJOLNIR SPACEWORKSが受賞

2022-12-23 11:11:27 | その他

 内閣府が主催する宇宙分野のビジネスアイデアコンテスト「S-Booster 2022」は、安全かつ低コストで大量生産が可能な打ち上げ用ロケットエンジンを開発する日本企業「MJOLNIR SPACEWORKS」が最優秀賞を受賞した(ベンチャーキャピタルのRiskTakerが選定する「RiskTaker賞」も併せて受賞)。

 「S-Booster 2022」は、日本およびアジア・オセアニア地域の個人、およびグループを対象とした宇宙分野のビジネスアイデアコンテストで、今年が5回目。

 最優秀賞に選ばれたMJOLNIR SPACEWORKSは、小型衛星などの打ち上げニーズが高まるなか、高コストで生産に時間がかかる従来型の液体燃料エンジンではその需要を満たすことができないことから、はるかに低コストで大量生産が可能な「ハイブリッドエンジン」を考案。液体酸素とプラスチックからなるシンプルな構造で、安全性が高いことを特徴としている。

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●宇宙探査●民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」が完成

2022-12-22 23:19:31 | その他

 和歌山県串本町に日本初の民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」が完成した。

 発射場全体の面積は約15ヘクタールで、宇宙事業会社「スペースワン」が2023年2月末ごろに、第1号機を打ち上げる予定。打ち上げるロケットは固体燃料3段式。全長約18メートルの小型で、重さ約23トン。

 2020年代半ばには、年間20機を打ち上げる計画。

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●宇宙探査●民間月面探査「HAKUTO-R」、順調に飛行

2022-12-22 16:05:20 | 月面探査

 アイスペースは、民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1において、現在、管制室からランダーの安定した運用を行っており、ミッション1の顧客ペイロードに不備が無いことの確認が完了した。

 これにより、12月12日に完了した初期クリティカル運用状態の確認と併せて、ミッション1マイルストーンの第三段階である「Success3」、第四段階である「Success4」が完了した。

 搭載している全ての顧客ペイロードの温度、姿勢、電源供給、通信を確認し、打ち上げ後もランダーがペイロードを計画通り運用可能であることを確認した。

 初回軌道制御マヌーバを完了したランダーは引き続き安定航行を続けている。この後1か月間にわたるノミナルクルーズと誘導制御マヌーバを行い、安定して深宇宙航行が可能であることを確認・完了したら、ミッション1マイルストーンのSuccess5についての報告を行う。

 2025年までに、後続するミッション2、アルテミス計画に貢献するミッション3へとフィードバックし、技術と事業モデルの信頼度及び成熟度を商業化に足る水準にまで高めることを計画。

 ランダーは、安定した姿勢で、安定した電源供給を確立しながら約55万kmの地点を航行しており、2023年1月20日頃には地球から約140万km地点まで航行予定。その後、計画に沿って軌道制御マヌーバを行い、月周回を目指す(最新の状況はispaceホームページのプレスリリースを参照)。

 ミッション1月着陸船の月面着陸は、2023年4月末を予定している。

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