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●宇宙探査●ダイモン、月面探査車YAOKIを米Intuitive Machines社の月着陸船で2023年後半に月の南極に送り込む契約を締結

2023-01-06 23:47:03 | 月面探査

 月面探査車YAOKIを開発するダイモン(本社:東京都大田区、社長:中島紳一郎)は、月着陸船を開発している米Intuitive Machines社と月輸送に関する契約を締結した。

 米Intuitive Machines社の2回目の月輸送ミッション(2023年後半を予定)で、月着陸船「Nova-C」に自社開発の月面探査車「YAOKI」を乗せ、月の南極に送り込む。

 月面着陸後、YAOKIは地球からのリモート操作による月面走行および月表面の接写画像データの獲得など、超小型ロボットによる月面運用を実施する。

 なお、今回の契約に伴い、ダイモンは「Project YAOKI」 の計画を一部見直し、CLPS-1においてAstrobotic Technology社の月着陸船PeregrineにYAOKIを乗せ月に送り込む計画を、Astrobotic Technology社の次回以降のミッションへとスライドすることを決定した。

 ダイモンでは超小型・超軽量の月面探査車YAOKIを開発し、今後の月開発に向けた探査ミッションに挑戦すると共に、安価で高頻度に利用できる月面実験プラットフォームとしてサービスを提供する。継続的に複数台の機体を月に送り込めるよう、現在、月輸送サービスを提供する企業と交渉を進めている。

 2019年にAstrobotic Technology社と月輸送の契約を締結していたが、この度、Intuitive Machines社とも契約締結した。

 YAOKIは1回目の打ち上げでは内臓バッテリー駆動で確実な月面稼働の実績を得て、2回目の打ち上げでは月面充電を実施する事で長期的な稼動を計画。

 今回ダイモンがYAOKIを載せる契約を締結したのは、Intuitive Machines社の Mission 2 (IM-2)となり、2023年後半の打ち上げとして計画。ロケットは米Space X社のFalcon 9。 Intuitive Machines社の月着陸船Nova-Cで輸送され、着地場所は月の南極付近となる。

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