7月31日に火星が地球に最接近する。
最接近時の火星と地球の間の距離は5,759万㎞。今回の接近は、「大接近」とも呼ばれる近い距離での最接近となる。6000万kmよりも近い距離まで近づくのは2003年の最接近以来15年ぶり。
7月31日に火星が地球に最接近する。
最接近時の火星と地球の間の距離は5,759万㎞。今回の接近は、「大接近」とも呼ばれる近い距離での最接近となる。6000万kmよりも近い距離まで近づくのは2003年の最接近以来15年ぶり。
国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」で行われた日本の実験成果が、ISS R&D Conference において、"2018 ISS Award for Compelling Results"を受賞した。
"ISS Research Awards"は、イノベーションの創出や顕著な成果等、国際宇宙ステーション(ISS)で素晴らしい成果を上げた研究を選定し、表彰するもの。
米国のAAS(American Astronautical Society)が、NASAやCASIS(The Center for the Advancement of Science in Space:米国のNPO法人)や各国際パートナーからノミネートされた候補より選び、毎年米国で開催されるISS R&D Conference(NASA、AAS、CASISが主催するISSの様々な活動を紹介するイベント)の中で表彰しているもの。
2013年から毎年行われ、2017年までに計48件が表彰されている。日本の実験では2014年、2016年、2017年に引き続きの受賞となった。
2018年は計7件が新たに選ばれ、内2件は日本の「きぼう」日本実験棟利用テーマ。
国際水星探査計画「BepiColombo(ベピコロンボ)」の探査機を搭載するアリアン5型ロケットの打上げ日時について、アリアンスペース社とESAは10月18日に決定しました。
国際水星探査計画「BepiColombo(ベピコロンボ)」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)担当の水星磁気圏探査機「みお」と欧州宇宙機関(ESA)担当の水星表面探査機MPO(Mercury Planetary Orbiter)の2つの周回探査機で水星の総合的な観測を行う日欧協力の大型ミッション。
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打上げ予定日時:平成30(2018)年10月18日(木)22時45分(フランス領ギアナ現地時間)
(日本時間は平成30(2018)年10月19日(金)10時45分)
打上げ予備期間:平成30(2018)年11月29日(木)(フランス領ギアナ現地時間)まで
打上げ場所:クールー宇宙基地(フランス領ギアナ)
<新刊情報>
書名:天の川が消える日
著者:谷口義明
発行:日本評論社
止まっているように見える銀河は、実は猛スピードで動いている。アンドロメダ銀河が私たちが住む天の川に向かっているとしたら?
<新刊情報>
書名:天文学者が、宇宙人を本気で探してます!~地球外知的生命探査SETIの最前線~
著者:鳴沢真也
発行:洋泉社
世界の科学者・天文学者が、まじめに、本気で宇宙人探し!地球外知的生命探査(SETI)は、科学者がまじめに取り組んでいる宇宙人の探索。同書で“まじめ”で“本気”の宇宙人探しの旅にご案内
2017年9月22日(世界時)、南極点のアムンゼン・スコット基地に置かれたニュートリノ観測実験「アイスキューブ」(IceCube)によって、宇宙から飛来する超高エネルギーニュートリノが捉えられた。
このシステムによって、ニュートリノの放射源の方角が1度角ほどの精度で求められた。
一方、すばる望遠鏡も参画する大学間連合による電磁波対応天体追跡チームも、ニュートリノ放射源の方角を観測した。しかし、位置の誤差範囲は広く、含まれる天体は数知れない。そこでチームは、ニュートリノを発生させると推定されていた、銀河中心の超巨大ブラックホールへ物質が流入して輝く「ブレーザー」に注目し、領域内のブレーザーの変動を探した。
その結果、「TXS 0506+056」と名付けられていたブレーザーが、2日間の観測で、通常よりも3倍以上明るく、また大きく変動していることを見つけた。
同じ時期に、高エネルギー電磁波であるガンマ線領域でも、この天体が通常よりもずっと明るく輝いていたことがわかった。ニュートリノ検出と、このような電磁波での変動が、偶然に同じ方向で観測される確率はとても低く、これらは同じ天体が発したものと考えられる。
これは、昨年、中性子星の合体で生じた重力波とそこからの電磁波を観測した例に続き、天体を多面的な観測によって理解するマルチメッセンジャー天文学を大きく進展させる成果。
小惑星探査機「はやぶさ2」とDLR(ドイツ航空宇宙センター)とCNES(フランス国立宇宙研究センター)が開発した「はやぶさ2」搭載の小型着陸機「MASCOT」の特別展示が、7月10日から10月14日まで、世界遺産でもあるドイツ・ブレーメン市庁舎で開催されている。
ブレーメン市は、宇宙や科学の研究が盛んなところで、今年10月には世界最大の国際宇宙会議(IAC:International Astronautical Congress)の開催を予定しており、チームドイツとしてDLR他、宇宙関係企業により宇宙産業の活性化に積極的に取り組んでいる。
小惑星探査機「はやぶさ2」は、6月27日午前9時35分(日本時間)に、小惑星リュウグウに到着し、現在は小惑星リュウグウから20km離れた「ホームポジション」で、今後の運用に備えた様々な機能確認を行っている。
小型着陸機MASCOTは、2018年10月ごろ小惑星リュウグウに降ろされ、4つの観測装置でリュウグウ表面の調査を予定している。
三菱重工業株式会社および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIBロケット7号機(H-IIB・F7)による宇宙ステーション補給機「こうのとり」7号機(HTV7)の打上げを9月11日に行う。
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打上げ予定日:平成30年9月11日(火)
打上げ予定時刻:7時32分頃(日本標準時)
打上げ予備期間:平成30年9月12日(水)~平成30年10月31日(水)
打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
<新刊情報>
書名:情けは宇宙のためならず~物理学者の見る世界~
著者:須藤 靖
発行:毎日新聞出版
宇宙はひとつなのか。我々はひとりなのか。宇宙物理学者の思考は∞(無限大)。ご冗談でしょう、須藤さん? と言いたくなるほど、私たちは不思議な世界に生きている。 「物理法則で禁止されない事象は必ず起こる」 をモットーに、注目の宇宙物理学者がこの世の森羅万象を一刀両断。最新宇宙論が笑って学べる、世界の「見方」が変わる物理エッセー。
宇宙航空研究開発機構(JAXAは)、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟を利用して実施する「簡易曝露実験装置(ExHAM)」の有償利用制度の通年公募を開始しました。
ExHAMとは「きぼう」の船外実験プラットフォームを使って、より簡易に材料曝露実験や微粒子捕集実験を行うための装置。
使用するExHAMは軌道上(高度約400kmのISS軌道)にあるものを利用する。
搭載サンプルは船内貨物として打上げ、「きぼう」のエアロックで船内に取り込んだExHAMに取り付け、エアロックを通じて船外に出し、ロボットアームで設置場所まで運んで設置する。
一定期間曝露後は、同じくロボットアームとエアロックを使って船内に回収し、搭載サンプルのみを地上に船内貨物として輸送する。