●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●JAXA、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」利用を民間開放へ

2018-02-28 13:19:56 | 宇宙ステーション

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」からの超小型衛星放出機会について、民間ならではのアイデアやサービスによって国内外に広く提供可能な事業者の企画提案募集を開始した。

 JAXAでは「きぼう利用戦略」に基づき、「きぼう」の利用事業について、可能なものから民間等による事業自立化(民間への開放)を目指しており、今回はその第一弾として超小型衛星放出事業の事業者を募集するもの。
  
 ISSにおいて、「きぼう」だけが持つ強みであるロボットアーム及びエアロックの機能を活かす独創的なミッションとして、これまでに200機以上の超小型衛星を「きぼう」から放出した。

 これまで、JAXA単独での有償利用サービスを提供してきたが、超小型衛星の市場は今後も世界的な拡大が見込まれており、今回の事業者募集を通じて、更なる超小型衛星放出の利用需要を拡大し、「きぼう」を含む地球低軌道利用の発展につなげる方針。

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●宇宙探査●情報収集衛星「光学6号機」を搭載したH2Aロケット38号機、打ち上げに成功 

2018-02-27 14:18:39 | 人工衛星

 情報収集衛星「光学6号機」を載せたH2Aロケット38号機が2月27日午後1時34分、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられ、衛星を予定通り分離し、打ち上げは成功した。

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●宇宙探査●情報収集衛星「光学6号機」の打上げ再延期

2018-02-24 17:58:19 | 人工衛星

 三菱重工業およびび宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから情報収集衛星「光学6号機」を搭載したH-IIAロケット38号機(H-IIA・F38)の打上げを2月26日に予定していたが、打上げ前日および当日の天候悪化が予想されるため、下記のとおり打上げを延期すると発表した。

打上げ日:平成30年2月27日(火)

打上げ時間帯:13時34分00秒~13時48分00秒(日本標準時)

打上げ予備期間:平成30年2月28日(水)~平成30年3月26日(月)

 なお、2月27日の打上げの可否については、明日以降の天候状況を踏まえ、再度判断する。

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●宇宙探査●JAXA、H-IIAロケット38号機による情報収集衛星光学6号機の打上げ延期

2018-02-23 23:10:30 | 人工衛星

 三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから情報収集衛星光学6号機を搭載したH-IIAロケット38号機(H-IIA・F38)の打上げを2月25日に予定していたが、当日の天候悪化が予想されるため、下記のとおり打上げを延期した。

打上げ予定日:平成30年2月26日(月)

打上げ予定時間帯:13時34分00秒~13時48分00秒(日本標準時) 

打上げ予備期間:平成30年2月27日(火)~平成30年3月26日(月)

打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

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●宇宙探査●JAXA、水星磁気圏探査機MMOの愛称、探査機に搭載するメッセージ等を募集

2018-02-21 23:36:11 | 宇宙探査機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、欧州宇宙機関(ESA)と共同で進めている国際水星探査計画(BepiColombo)に基づき、水星磁気圏探査機MMO(Mercury Magnetospheric Orbiter)の開発を行っている。
  
 MMOは、太陽系で最も内側に位置する水星の周辺環境や磁気圏の解明を主目的とする探査機で、ESA開発の探査機とともに平成30年度にフランス領ギアナから打ち上げる予定。

 この探査機に対して、下記の要領で探査機の愛称と、探査機に搭載するメッセージ(1MBの容量以下であれば寄せ書き、イラスト、音声、動画も可能)を募集する。

1. 募集期間
 平成30(2018)年2月20日(火)14:00 ~ 平成30(2018)年4月9日(月)10:00(日本標準時)

2. 応募方法
 愛称募集サイトの「応募フォーム」か、郵送、JAXA相模原キャンパス等に設置された特設応募ボックスにより応募ください(電話、FAX等でのご応募はできない)。

愛称募集サイト: http://isas-info.jp/mmo/ 
 

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●宇宙探査●米国、ISSへの資金拠出を2025年までに打ち切り

2018-02-16 20:10:49 | 宇宙ステーション

 米国政府は、国際宇宙ステーション(ISS)への資金拠出を2025年までに打ち切り、その後は民間の運営に移行させる。これは、月面有人探査計画を優先させるため。

 月周回軌道への有人飛行は、2023年を目標とする。

 火星を目指す大型ロケット「SLS」と宇宙船「オリオン」の試験打ち上げは2020年に行う。

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●宇宙探査●日本とカナダの国際共同観測グループ、宇宙からの電磁波で高速明滅する陽子オーロラを発見

2018-02-14 13:20:14 | 宇宙

 金沢大学、名古屋大学、国立極地研究所、カナダ・アサバスカ大学、京都大学、米国・カリフォルニア大学、宇宙航空研究開発機構、情報通信研究機構、カナダ・天然資源省らの国際共同研究グループは、カナダで観測された明滅する陽子オーロラが、宇宙で発生する電磁波として知られる電磁イオンサイクロトロン波動の最も速い電力変化(1秒程度)と同じ周期で高速に明滅していることを世界で初めて発見した。

 オーロラを発生させる目に見えない高エネルギー電子や陽子は、人工衛星の故障や宇宙飛行士の被ばくなどの障害を引き起こすことが知られている。このため、オーロラの時間変動は、地球周辺の宇宙における高エネルギー電子や陽子の変動を地上から知る手掛かりとなる。

 今回、同研究グループは、通常のCCDカメラよりも高速・超高感度を有するEM-CCDカメラとStockwell変換と呼ばれる信号解析法を併用することで、暗い陽子オーロラの詳細を調べることに成功した。

 特に、今回、発見した陽子オーロラを観測することによって、その明滅から人工衛星の電子機器を故障させる危険性の高い放射線帯電子を可視化できる可能性が示唆されている。

 このため、今後の安心安全な人工衛星サービスを実現する上で、地球周辺の放射線と宇宙の電磁波との関係を知る重要な手掛かりとなることが期待される。

 また、2016年12月に打ち上げられ、地球周辺の放射線の様相を調べている科学衛星「あらせ」と同研究グループである科学研究費・新学術領域研究(15H05815)および特別推進研究(16H06286)によるオーロラ・電磁波観測ネットワークPWINGの共同観測により、その詳細が今後明らかになることが期待される。


 

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●宇宙探査●国立天文台、太陽観測衛星「ひので」のデータから太陽観測史上最大となる磁場強度を持つ黒点を発見

2018-02-12 20:09:04 | 太陽

 国立天文台の岡本丈典 特任助教と桜井隆 名誉教授は、太陽観測衛星「ひので」の可視光望遠鏡による観測データから、太陽観測史上最大となる6250ガウス(625ミリテスラ)の磁場強度を持つ黒点を発見した。

 これは一般的な黒点磁場の2倍の強さであり、さらには強磁場を示す領域が黒点内の暗くない部分(暗部以外)に位置するという特異な性質を持っている。

 これまでにも暗部以外で局所的に強い磁場が観測されることは時々あったが、その成因については全くの謎であった。

 今回、「ひので」の5日間に渡る安定した連続観測により黒点の発展過程が詳細に捉えられ、その結果、この強磁場は黒点暗部から伸びるガスの流れが別の暗部を強く圧縮することで生じていると結論付けた。

 この成果は、高い解像能力で長時間安定して磁場測定を行うことのできる「ひので」でなければ成し得ないもの。

 今後、黒点形成・進化メカニズムや、それに伴うフレアなどの活動現象を理解する上で新たな視点をもたらすと期待される。

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●宇宙探査●第2回「国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)」において「若手向けイベント」と「産業界向けイベント」を開催

2018-02-10 17:26:47 | その他

 3月3日に開催される第2回「国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)」に合わせて、若手を対象としたサイドイベント「Y-ISEF(ISEF for Young Professionals)」(主催:文部科学省・JAXA)及び産業界を対象としたサイドイベント「I-ISEF(ISEF for Industry)」(主催:内閣府・文部科学省・経済産業省・JAXA)が次の通り開催される。

【若手向けイベント】

(1)Y-ISEF, ISEF for Young Professionals

 国内外の学生や多様な分野で活躍するヤングプロフェッショナルが集って宇宙探査について闊達な意見交換を行い、次世代を担う若手のキャリア形成やネットワーキング、宇宙に対する興味喚起の機会とする。

 日程・場所:2018年2月28日(水):筑波宇宙センター(予定)
       2018年3月1日(木)~3日(土):東京都内

 参加対象:国内外の18~35歳程度までの学生や社会人80名程度を公募。

(2)S-ISEF, ISEF for Students

 国内の高校生に対して、宇宙探査に関する研究成果を発表し、国内外の若手研究者等と意見交換を行う場を提供し、今後の研究をさらに発展させる一助とする。

 日程・場所:2018年3月3日(土):東京都内

 参加対象:宇宙探査に関する研究に取り組んでいる高校生20名程度を公募。

【産業界向けイベント】

 I-ISEF, ISEF for Industry

 宇宙探査における国への期待や課題、産学官各々が担う役割などについて議論するとともに、宇宙探査の将来の拡がりや新たなビジネス・経済活動としての可能性を共有することで、宇宙探査推進の機運を高め、宇宙ビジネス拡大への契機とする。

 日程・場所:2018年3月2日(金)、ウェスティンホテル東京(東京都目黒区)

 参加対象:宇宙探査への参加に興味を持つ非宇宙産業や、宇宙探査への新たな取組を行うベンチャー企業を含む、国内外の企業、投資家
一般からの聴講者

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●宇宙探査<新刊情報>●「宇宙へようこそ」(ニール・ドグラース・タイソン他著/青土社)

2018-02-06 18:53:09 | ●宇宙探査<新刊情報>●


 <新刊情報>

 

書名:宇宙へようこそ~宇宙物理学をめぐる旅~

著者:ニール・ドグラース・タイソン、マイケル・A・ストラウス、J・リチャード・ゴット

訳者:松浦俊輔

発行:青土社

 最新理論が描き出す、おどろきの宇宙像。この広い宇宙はどのようにしてはじまったのか。そして宇宙の未来はどうなっているのか。宇宙のはじまりを考えることは、生命誕生の謎を考えること。いまだ多くの謎に包まれた宇宙に、気鋭の宇宙物理学者たちが挑む。科学の知識がなくても宇宙のフロンティアまでたどりつける、宇宙論の最前線。

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