●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●ANAとJAXA、宇宙空間でAVATARを活用した事業を共創し将来は月面そして火星へ

2018-09-07 10:25:35 | 月旅行

 

 

 ANAホールディングス(ANAHD)と宇宙航空研究開発機構(JAXA」)は、”AVATAR X Program”(アバターエックスプログラム:AVATAR X)を始動する。

 「AVATAR X」は、今後の宇宙関連市場の大幅な拡大を見据え、宇宙関連事業への参入を目指す企業・団体と、ANA・JAXAが連携し、「AVATAR(ANAグループが描く瞬間移動手段)」を活用した、以下をはじめとした宇宙関連事業の立ち上げを目指すプログラム。

 今年3月に発表した「ANA AVATAR VISION」と、新たな発想の宇宙関連事業の創出を目指す「JAXA宇宙イノベーションパートナーシップ(J-SPARC)」における「人類の活動領域を拡げるテーマ群」の一環として始動する。


<AVATAR Xで事業化を目指す、AVATARを活用した宇宙関連事業の例>

     ① 宇宙空間における建設事業
     ② 宇宙ステーションや宇宙ホテルなどの保守・運用事業
     ③ 宇宙空間におけるエンターテインメント


 まずは「コンソーシアム」という共同体にて第一歩を踏み出し、今後は事業会社化を視野に入れながら、将来的には、月面や火星などへ事業を展開していくことを目指す。

 「AVATAR X」は、主に4つのステップに分けて、その活動を推進する。ANAHDとJAXAは「AVATAR X」を通じて、新たな宇宙開発・利用関連事業の創出を産官学にて連携して推進する。


【ステップ1】


 各事業分野におけるコミュニティの形成を目的に、「AVATAR X」コンソーシアムを速やかに発足。コンソーシアム会員について、革新的な技術や知見を持つ新興スタートアップ企業や異業種企業を含め、産官学各方面より広く募集。「AVATAR X」コンソーシアムにおいて、AVATARを活用した宇宙関連事業の事業性検討や事業計画・ロードマップの作成に着手(「J-SPARC」事業コンセプト共創フェーズ)。


【ステップ2】


 2019年からの事業会社化を視野に入れながら、AVATAR技術を宇宙空間で活用する前段階として、月や火星の宇宙環境を模した、大分県内の技術実証フィールド「AVATAR X Lab@OITA(アバターエックスラボアット大分)」において、「地上での技術の実証実験と事業性検証」を行なう。AVATAR技術を中心とする最先端技術の実証実験を行なうため、「AVATAR X Lab@OITA」に「建築事務所 CLOUDS Architecture Office」がデザインするシンボル建造物を配置し、実証実験に必要な通信や研究設備などの環境を整備。AVATAR技術の実証実験に限らず、将来人類が宇宙空間で生活するために欠かせない5つの軸、①「探す・みつける」②「楽しむ・学ぶ」③「建てる」④「暮らす」⑤「医・食・住」を中心とした各種の事業性検証も併せて「AVATAR X Lab@OITA」にて行なう


【ステップ3】


 2020年代序盤の開始を目指し、「宇宙空間(地球低軌道)での技術の実証実験と事業性検証」後、各事業を立ち上げ。


【ステップ4】


 将来的に、これら事業を月面や火星にまで展開するフェーズとして想定。

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●宇宙探査●現実味帯びる月旅行計画

2013-02-20 21:16:52 | 月旅行
 月旅行は、現実味を帯びてきたようだ。旅行会社大手のJTBは月旅行の案内をホームページ上に公開している。それによると月周回飛行の費用は約110億円。一方、米国の旅行会社Golden Spike社が、月旅行を企画しており、ペア旅行での月への旅(月面ウォーク付き)の価格が150億ドル(約1228億円)ということがインターネット上で紹介されている。料金も高いが、飛行訓練も必要であり、搭乗者は相当厳選されそうだ。ここではJTBの月旅行をホームページから紹介する。

 月への有人飛行は米アポロ計画以来ずっと途絶えていましたが、DSEアルファ計画(Deep Space Expedition Alfa)と名づけられたミッションにより、月の裏側へ飛行する初めての「民間人月周回旅行」が実現しようとしています。

 フライトには現在2つの方法が検討されています。ひとつは、ソユーズロケットに乗り、アッパーステージ・ブースター(月へ行く際に使うロケット)に地球の低軌道で直接ドッキングし、月へ向かう方法。もうひとつは、国際宇宙ステーション(ISS)に数日滞在し、その後月ロケットにドッキングする方法です。月へは片道約3日間かかり、旅行期間は前者が8~9日、後者が9~21日となる予定です。

 本格的な宇宙旅行ですので、出発前にはロシアのガガーリン宇宙飛行士訓練センターにて、のべ6~8ヶ月に渡り訓練を行います。必要な研究開発や宇宙船の改装、試験飛行の後、2012年以降には実施可能なプランとなっています。1回の飛行で旅行者2名が搭乗可能です。

 本格宇宙旅行はすでに実施されており、2011年2月現在7人の民間宇宙飛行士が宇宙旅行を体験しています。宇宙体験旅行は、現在アメリカで機体を開発中で、当初の運行開始より遅延しており、まだ実施されておりません。

 以上がJTBの月旅行の概要。


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