●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●アストロX、超小型ハイブリッドロケットの発射実験に成功

2024-08-29 06:02:24 | ロケット
 アストロX(福島県南相馬市)は、超小型ハイブリッドロケットの発射実験を福島県南相馬市において行い、高度300mまで打ち上げ、実験に成功した。

 同社は、空中発射方式による衛星軌道投入ロケットを開発するスタートアップ。気球で成層圏までロケットを放球し、そこからロケットの空中発射を行うロックーン(Rockoon) 方式での衛星軌道投入を行うサービスを研究開発している。

 今回の実験では、福島県南相馬市内からAstroX社が設計製作した超小型ハイブリッドロケット(全長約1.8m)の発射実験を実施。実機には、千葉工業大学の学生らが設計製作したものをベースに改良されたロケット「kogitsune」を使用した。

 地上からの到達高度は300mに達し、ロケット打ち上げ実験を通して小型ロケットの開発に必要な技術の成熟と、洋上からロケットを回収するノウハウの確立も同時に確認した。
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●宇宙探査●H3ロケット4号機、10月20日に打ち上げ

2024-08-27 20:43:28 | ロケット
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3ロケット4号機によるXバンド防衛通信衛星「きらめき3号」を、10月20日に種子島宇宙センターから打ち上げる。


打上げ予定日 : 2024年10月20日(日)
打上げ予定時間帯: 15時42分~17時30分(日本標準時)
打上げ予備期間 : 2024年10月21日(月)~2024年11月30日(土)
打上げ場所 : 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場



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●宇宙探査●スペースワン、小型ロケット「カイロス」2号機を今年12月に打ち上げ

2024-08-25 23:34:57 | ロケット
 スペースワンは8月25日、小型ロケット「カイロス」2号機を、和歌山県串本町に整備したロケット射場「スペースポート紀伊」から今年12月に打ち上げる。

 2号機には、5つの人工衛星を搭載するが、具体的な打ち上げ日程は現状では未定。

 今年3月に「カイロス」初号機が打ち上げ直後に爆発し失敗した。

 再び宇宙軌道への人工衛星の投入を目指す。

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●宇宙探査●ボーイング製の新型宇宙船「スターライナー」、有人での地球帰還を断念

2024-08-25 05:57:16 | 宇宙ステーション
 米航空宇宙局(NASA)は8月24日、6月初旬に国際宇宙ステーション(ISS)に送り込んだボーイング製の新型宇宙船「スターライナー」の有人での地球帰還を断念したと発表した。

 現在、ISSに滞在中の宇宙飛行士2人は、2025年2月にスペースXの宇宙船「クルードラゴン」で地球に帰る予定。


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●宇宙探査●インターステラ、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン用ターボポンプ熱走試験に成功

2024-08-23 22:10:51 | ロケット
 インターステラテクノロジズ(北海道広尾郡⼤樹町)は、IHIエアロスペース相生試験場(兵庫県相生市)にて、小型人工衛星打上げロケット「ZERO」のエンジン「COSMOS(コスモス)」用ターボポンプの熱走試験に成功した。

 これによりサブスケールモデルでのターボポンプ開発はすべて完了した。

 インターステラテクノロジズは、ロケットの中で最も開発が難しい要素の一つと言われるターボポンプにおいて、基幹ロケット関連企業以外では国内で唯一、その技術を保有する会社となった。

 ターボポンプは燃焼器に燃料と酸化剤を送る”心臓部”に当たり、ZEROでは燃料ポンプと酸化剤ポンプを一体化させた「一軸式」を採用している。

 燃料と酸化剤それぞれでポンプを分ける場合と比べて技術的な難度が高い一方、エンジンシステム全体の小型・軽量化や部品点数の削減による低コスト化につながる。

 同試験で使用したターボポンプは、サブスケールモデル(長さ42cm、直径19cm)で、材質は耐熱性に優れたニッケル合金(一部にチタン合金およびアルミ合金)を使用している。

 ターボポンプ開発の最終仕上げとなる熱走試験は、タービン駆動に燃焼ガスを用い、ガスジェネレータ(ガス発生器、GG)と熱交換器(HEX)を組み合わせたシステム全体の性能を確かめるもので、同試験では目標の回転数で良好に動作していることを確認した。

 ターボポンプグループは、基幹ロケットでのターボポンプ開発経験者やロケットシステム設計経験者を複数有している。
 
 同試験と並行して、既にフライトに向けた開発モデルの設計を完了、現在は組立工程に入っており、今冬には同モデルでの試験を計画している。

 インターステラテクノロジズは、ターボポンプをはじめとするコア技術を自社で保有することでコスト競争力のあるロケットを開発しており、それによりビジョンである「誰もが宇宙に手が届く未来」を目指す。

【ZEROエンジン用ターボポンプ熱走試験 概要】

試験名称:ZEROエンジン用ターボポンプ熱走試験
試験目的:ターボポンプシステムに加え、ガスジェネレータや熱交換器等を含むエンジンのサブシステム性能を確認すること
期  間:2024年7月から2024年8月まで(計6回)
場  所:IHIエアロスペース相生試験場(兵庫県相生市)
試験結果:良好に動作して目標回転数を達成し、エンジンシステムとしての成立性を確認した。
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●宇宙探査●将来宇宙輸送システム(ISC)、宇宙往還を想定した小型ロケット離着陸試験「ASCA hopperミッション」を開始

2024-08-15 14:00:39 | ロケット
 将来宇宙輸送システム(ISC)は、「毎日、人や貨物が届けられる世界。そんな当たり前を宇宙でも。」をビジョンに掲げ、宇宙往還を可能とする輸送システムの実現を目指すスタートアップ企業だが、この度、宇宙往還を想定したロケットの離着陸試験(ミッション名:「ASCA hopper(アスカ ホッパー)」)を開始した。

 同試験は2023年11月に構想を開始し、2024年1月から試験用ロケット「ASCA hopper」の開発を進めている。

 通常、初期段階のロケット発射試験であっても年単位の開発・試験スケジュールで進行するのが一般的だが、ISCはアジャイル型で開発を進めることで、異例の速度で試験に着手する。

 ISCでは、同試験の成果を踏まえ、来年以降に小型衛星打上げ機「ASCA 1(アスカ ワン)」、2030年代前半に有人輸送機「ASCA 2(アスカ ツー)」の開発を目指す。

 同試験では、小型離着陸試験機「ASCA hopper」を開発し、ロケットエンジンの燃焼、機体の離着陸、再使用に必要な点検整備の3要素を確認。

 続く小型衛星打上げ機「ASCA 1」や有人宇宙輸送機「ASCA 2」の実機開発に先立って、再使用型ロケットの再使用性、整備性、運用性に対する課題を抽出し、再使用型ロケットの開発能力を獲得することを目的としている。

【『「ASCA hopper」ミッション』の今後の試験予定】

①2024年9月:電装系(アビオニクス)結合試験

 「ASCA hoper」の離着陸を制御する電装品を組み合わせたシステムレベルでの検証を行う。これらの電装品は、小型衛星打上げ機「ASCA 1シリーズ」でも利用可能なものとして今後の開発に繋げていく。

②2024年10月:ロケットエンジン統合燃焼試験

 エンジンだけでなく機体を制御する電装機器を組み合わせて燃焼試験を実施する。実際の飛行制御装置と制御方法でエンジンをコントロールし飛行を模擬した状態での燃焼状況を確認する。

③2024年12月:着陸脚落下試験

 「ASCA hopper」の着陸脚に実際の飛行時の落下状態を模擬した状態の衝撃を負荷する試験を実施する。これらの試験は「ASCA hopper」だけでなく、事前の解析結果と比較評価し「ASCA 1シリーズ」の設計にもフィードバックされ、今後の開発に繋げていく。

④来年以降:地上離着陸試験

 「ASCA hopper」ミッションの主たる試験

 離着陸試験用小型ロケット「ASCA hopper」を実際に打上げ、着陸させることにより再使用運航の課題を抽出する。打上げ高度は約10メートルを想定。
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●宇宙探査●大西卓哉宇宙飛行士、ISS長期滞在に向け2025年2月以降の打上げのクルードラゴン宇宙船運用10号機に搭乗決定

2024-08-14 23:25:43 | 宇宙ステーション
 大西卓哉宇宙飛行士は、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在ミッションに向けた準備・訓練を実施しているが、このほど、クルードラゴン宇宙船運用10号機への搭乗が決定した。

 大西宇宙飛行士は、2度目の宇宙飛行となる。

 なお、クルードラゴン宇宙船運用10号機は、2025年2月以降の打上げ予定。

 クルードラゴン宇宙船は、NASAのCommercial Crew Programの下に、スペースX社のドラゴン補給船をベースに開発した有人宇宙機。上昇時の緊急脱出システムの装備、国際宇宙ステーション(ISS)とのドッキング機構(無人型ではISSのロボットアームを使って結合していたが、ISSクルーに依存しないドッキング方式に変更)、生命維持システムの追加など、有人機に必須の機能を追加した。クルーは7人まで搭乗可能。
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●宇宙探査●JAXA、8月11日に予定していた観測ロケット「S-520-34号機」の打ち上げを地震の影響で延期

2024-08-09 22:25:05 | ロケット
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「液体推進剤回転デトネーションエンジンシステム飛行実証実験」を目的とした観測ロケット「S-520-34号機」の内之浦宇宙空間観測所からの打上げを2024年8月11日(日)に予定いたが、8月8日(木)に日向灘にて発生した地震の影響を踏まえ、延期した。

 現在、内之浦宇宙空間観測所において被害は確認されていない。

 新たな打上げ日は、決まり次第発表する。


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●宇宙探査●大西卓哉宇宙飛行士ら日米露の4人、来年2月以降にISS長期滞在へ

2024-08-02 11:00:09 | 宇宙ステーション
 米航空宇宙局(NASA)は8月1日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の大西卓哉宇宙飛行士ら日米露の宇宙飛行士計 4人が2025年2月以降、国際宇宙ステーション(ISS)へ向かうと発表した。


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