●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●宇宙探査機「はやぶさ2」、着地候補地点を決定

2018-08-30 15:34:14 | 宇宙探査機

 宇宙探査機「はやぶさ2」の着陸地点選定(LSS:Landing Site Selection)会議が開催され、タッチダウン、MASCOT(ローバー:小型の着陸機)、MINERVA-II-1(小惑星の上をジャンプしながら移動するローバー)の着地候補地点が決定された。

     タッチダウン  :L08(バックアップ:L07、M04)
     MASCOT    :MA-9
     MINERVA-II-1  :N6

 母船のタッチダウン候補地点は、L08が第一の候補(プライマリ)で、L07とM04がバックアップ。記号L、Mは、低緯度(L)、中緯度(M)を指す。LとMそれぞれ13か所・4か所の予備的候補地点の中から選ばれた。MASCOTの候補地点は、10か所からこのMA-9が選ばれた。MINERVA-II-1の候補地点は、7か所からN6が選ばれた。

 着地候補地点の決定を受けて、運用スケジュールは次のようになった。

<運用予定日>

    タッチダウン1リハーサル:9月11日~12日(最下点到:9月12日)

    MINERVA-II-1運用:9月20日~21日(MINERVA-II-1分離:9月21日)

    MASCOT運用:10月2日~4日(MASCOT分離:10月3日)

    タッチダウン1リハーサル2:10月中旬

    タッチダウン1:10月下旬 

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●宇宙探査●温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」、10月29日に種子島宇宙センターから打ち上げ 

2018-08-29 06:26:44 | 人工衛星

 三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット40号機(H-IIA・F40)による温室効果ガス観測技術衛星2号「いぶき2号」(GOSAT-2)を10月29日に種子島宇宙センターから打ち上げる。

 同時にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ政府宇宙機関であるMBRSC(The Mohammed bin Rashid Space Centre)の「観測衛星ハリーファサット(KhalifaSat)と小型副衛星5基も打ち上げる。

打上げ予定日:平成30年10月29日(月)

打上げ予定時間帯:13時08分00秒~13時20分00秒(日本標準時)

打上げ予備期間:平成30年10月30日(火)~平成30年11月30日(金)

打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場


 

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●宇宙探査●Space BD、「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出事業の第1号案件を受注

2018-08-26 05:32:26 | 宇宙ステーション

 宇宙商社のSpace BDは、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」からの「超小型衛星放出事業」において、同事業の民間移転後初となる衛星放出プロジェクトをワープスペースから受注致した。

 同社は2018年5月29日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)から衛星放出サービス事業者として選定され、3か月以内というスピードで第1号案件の受注に至った。

 ワープスペースは、「個人でも宇宙を楽しく利用できる世界」を実現する超小型人工衛星(CubeSat)の開発・販売等を行う筑波大学発の宇宙ベンチャーであり、ワープスペースが開発した衛星を同社が引き受け、安全審査等を含むインテグレーションや衛星打上げ等を行い、ISSから放出する。

 Space BDは、宇宙ベンチャーが協力してビジネスを展開していくことで宇宙産業を活性化し、宇宙産業全体の市場規模の拡大を図る方針。

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●宇宙探査●「はやぶさ2」、10月下旬に「りゅうぐう」に着陸へ

2018-08-23 17:23:06 | 宇宙探査機

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙探査機「はやぶさ2」が10月下旬に小惑星「りゅうぐう」に着陸すると発表した。着陸地点は、赤道付近に候補地を決定。

 着陸に先立ち、探査ロボットを9月21日と10月3日に投下する。

 「りゅうぐう」を離れる2019年末までに3度の着陸を予定。

 地球帰還は20年末。

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●宇宙探査<新刊情報>●「宇宙旅行入門」(高野 忠、パトリック・コリンズ編著/東京大学出版会)

2018-08-22 18:48:50 | ●宇宙探査<新刊情報>●

 

<新刊情報>

 

書名:宇宙旅行入門

編著者:高野 忠、パトリック・コリンズ

編者:日本宇宙旅行協会

発行:東京大学出版会

 人類の永年の夢、宇宙旅行。その実現を間近に控え、技術のみならず、歴史から安全性・マーケティング・経済効果・法律・健康問題まで、実現に必要とされるあらゆる課題を検討し、日本での宇宙旅行実施への手引きとなるよう編まれた基本書。

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●宇宙探査●JAXA、8月25日にH3用個体ロケットブースター地上燃焼試験ライブ中継実施

2018-08-16 18:56:42 | ロケット

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H3用個体ロケットブースター(SBR-3)地上燃焼試験ライブ中継を、8月25日(土)午前10時50分~11時5分行う。

 SRB-3は、2020年度に試験機1号機の打ち上げが予定されている新型ロケット「H3」の固体ロケットブースタ。

 固体ロケットブースタは、ロケット発射直後の推力を補う役割を担っており、約100秒燃焼した後、役目を終え、ロケットから切り離される。

 H3ロケットではこのSRB-3を0本、2本、4本と付け替えることができるため、様々な大きさの人工衛星を打ち上げることができる。

 その燃焼試験の模様を、地上燃焼試験場から約900mの位置にある、現地、種子島宇宙センター竹崎展望台からライブ中継する。

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●宇宙探査●横浜国立大学大学院の矢野大志助教、「きぼう」での流体実験の研究成果により「Zeldovich Medal」を受賞

2018-08-15 14:13:42 | 宇宙ステーション

 2018年7月14~22日に米国で開催された「COSPAR 2018」において、横浜国立大学大学院の矢野大志助教が「Zeldovich Medal」を受賞した。

 この賞は、宇宙空間研究に顕著な貢献のあった若手研究者に対して、国際宇宙空間研究委員会(COSPAR)とロシア科学アカデミー(Russian Academy of Sciences)から送られるもの。

 矢野氏は、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」での微小重力環境を利用した表面張力流(マランゴニ対流)に関する実験に2009年より携わり、計測手法の改善により新たな流動構造を発見したことや、流れの遷移条件を明らかにするなど、研究に対する貢献が国際的に評価され、今回の受賞となった。

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●宇宙探査●NASA、「パーカー太陽探査機」の打ち上げ成功

2018-08-13 14:47:15 | 宇宙探査機

 米航空宇宙局(NASA)は8月12日、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から「パーカー太陽探査機」を打ち上げた。これまでの探査機の中で太陽に最も近付く。

 2024年に約600万㎞まで近付くが、機体は1400度の高温にさらされる。これまでの太陽への最接近は、1976年の「ヘリオス2号」で、太陽までの距離は約4300万㎞だった。

 

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●宇宙探査●JAXA 、きぼうフライトディレクタのTwitterを開始

2018-08-11 18:00:13 | 宇宙ステーション

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」を地上から運用するJAXA きぼうフライトディレクタ(J-FLIGHT)のTwitterを8月 9日から開設した。

 運用管制チームの業務内容の紹介を始め、「きぼう」の運用や軌道上での実験についてツイートしていく予定。

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●宇宙探査●さくらインターネット、日本初の衛星データプラットフォーム「Tellus」のアライアンス「xData Alliance」発足

2018-08-09 10:19:35 | 人工衛星

 インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネットは、経済産業省の「平成30年度政府衛星データのオープン&フリー化及びデータ利用環境整備事業」に係る委託先としての契約を締結し、衛星データの民間利用事業を開始した。

 同事業の中で、同社が所有する大規模なストレージ(2018年度:5PB)を生かし、分析・解析などに必要なコンピューティングを有したプラットフォーム「Tellus(テルース)」の構築・運営に取り組む。

 また同社は、衛星データの民間の取り組みとして、同プラットフォームの開発・利用促進を行うアライアンス「xData Alliance(クロスデータアライアンス)」を発足させた。

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