●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●気候変動観測衛星「しきさい(GCOM-C)」と超低高度衛星技術試験機「つばめ(SLATS)」、12月23日に同時打ち上げ

2017-10-27 18:07:00 | 人工衛星

 三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット37号機(高度化仕様)による気候変動観測衛星「しきさい」(GCOM-C)/超低高度衛星技術試験機「つばめ」(SLATS)を以下の通り打ち上げる。


 
打上げ予定日:平成29年12月23日(土)

打上げ予定時間帯:10時26分22秒~10時48分22秒(日本標準時)

打上げ予備期間:平成29年12月24日(日)~平成30年1月31日(水)

打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

 なお、H-IIAロケット37号機には、「しきさい」及び「つばめ」をそれぞれ異なる高度の軌道に打ち上げるJAXA開発の技術が初めて適用されている。同技術により、衛星の相乗り打上げ機会が拡大し、H-IIAロケットの打上げ能力を最大限活用することが可能となる。

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●宇宙探査●文部科学省とJAXA、2018年3月3日に高校生を対象としたイベント「S-ISEF」を開催

2017-10-25 15:14:19 | その他

 文部科学省及び宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2018年3月3日に東京都内で開催される第2回「国際宇宙探査フォーラム(ISEF2)」(閣僚級会合)に合わせて、次世代を担う高校生を対象としたサイドイベント「S-ISEF」(ISEF for Students)を開催する。

  同サイドイベントでは、日本の高校生約20名に宇宙探査に関する研究成果発表の場を提供する。さらに若手研究者、有識者等を交えた意見交換は、今後の研究をさらに発展させる一助となる。



 

1. 募集対象:宇宙探査に関する研究成果を発表する高校生約20名程度

2. 募集期間:2017年12月13日(水)17時 締め切り(選考結果は、12月22日<金>までに応募者本人に通知)
 
3. 募集要項/応募方法:http://s-isef.jpn.org/

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●宇宙探査●<新刊情報>●「スーパー望遠鏡『アルマ』の創造者たち」(山根一眞著/日経BPコンサルティング)

2017-10-20 23:44:55 | ●宇宙探査<新刊情報>●

 

<新刊情報>

 

書名:スーパー望遠鏡「アルマ」の創造者たち~標高5000mで動き出した史上最高の“眼”~

著者:山根一眞

発行:日経BPコンサルティング

 ノンフィクション作家の山根一眞が1998年から取材を始めた電波望遠鏡「アルマ(ALMA)」。この電波望遠鏡は、南米チリのアンデス山脈のアタカマ砂漠、海抜5000mの高地に設置された。そこは草木が一本もないまるで火星のような光景が広がる砂漠である。その砂漠に全66台のパラボラアンテナからなる電波望遠鏡が設置され、2013年3月13日に完成式典が行われた。アルマという巨大な電波望遠鏡が完成することによって、日米欧による過去最大といわれる国際共同プロジェクトが幕を開けた。

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●宇宙探査●JAXA、月の地下に巨大な空洞を確認

2017-10-18 22:10:47 | 月面基地

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)などの国際共同研究チームは、日本の月周回衛星「かぐや」に搭載された電波レーダ、月レーダサウンダーで取得したデータを解析し、月の火山地域の地下、数10m〜数100mの深さに、複数の空洞の存在を確認した。
 
 確認された地下空洞の一つは、「かぐや」が発見した縦孔を東端として、西に数10km伸びた巨大なもの。

 地下空洞の存在を確実にした今回の成果は、科学的にも将来の月探査においても重要なものである。溶岩チューブのような地下空洞内部は、月の起源と進化の様々な課題を解決出来る場所であり、また月における基地建設として最適の場所のため。

 縦孔は、こうした地下空洞への入り口の可能性があるが、縦孔の数は非常に少なく、科学的探査や基地を作ることのできる地下空洞は希少かもしれないという。

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●宇宙探査●東大など、すばる望遠鏡で爆発直後のIa型超新星を捉えることに成功

2017-10-16 15:02:39 | 宇宙

 東京大学大学院理学系研究科や京都大学、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU)、国立天文台などの研究者らからなる研究チームは、ハワイのすばる望遠鏡に搭載された超広視野主焦点カメラ Hyper Suprime-Cam (HSC; ハイパー・シュプリーム・カム) を用いた観測により、爆発直後のIa型超新星を捉えることに成功した。

 この超新星の観測的特徴を解明するために、Kavli IPMU の野本憲一上級科学研究員を含む研究者らが理論解析を行った結果、この特徴は、白色矮星の外層部にあるヘリウムが核融合反応を起こしたことを引き金として、衝撃波が中心に伝わり、星全体が爆発したと考えると上手く説明できることがわかった。

 この機構は数十年来提案されていたが、その確たる証拠がとらえられたのは初めて。

 同研究は、Ia型超新星の爆発機構を解明する第一歩であり、Ia型超新星を宇宙論的距離測定の標準光源として用いる精度を高めることにも役立つと期待される。

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●宇宙探査●JAXA、太陽X線超高感度観測で「見えない」ナノフレア発見

2017-10-13 18:06:59 | 太陽

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所の石川真之介研究員率いる国際共同研究グループは、硬X線観測装置を搭載した太陽X線観測ロケット FOXSI(Focusing Optics X-ray Solar Imager)と太陽観測衛星「ひので」の観測データから、一見、太陽フレアが起きていないように見える領域でもナノフレア(微少なフレア現象)の発生していることを示すことに成功した。

 ナノフレアが頻繁に発生することによって、数百万度のコロナが保たれるとする仮説は、「コロナ加熱問題」を解決する有力な説の一つとなっている。

 今回の結果は、コロナ加熱を説明する理論モデルに大きな制限を与えることになる。

 石川真之介(JAXA宇宙科学研究所)率いる国際共同研究グループは、2014年12月に米国ホワイトサンズより、硬X線観測装置を搭載した太陽X線観測ロケットFOXSIを打ち上げた。そして、およそ6分間の観測時間に太陽の複数の領域を観測することに成功した。
  
 FOXSI は超高温プラズマからの微弱なX線をこれまでにない高い感度で観測できる。FOXSIに搭載されたX線望遠鏡は米国のチームにより開発され、低ノイズ・高分解能の半導体X線イメージング検出器は日本のチームが開発した。

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●宇宙探査<新刊情報>●「宇宙ビジネス入門」(石田真康著/日経BP社)

2017-10-12 06:07:43 | ●宇宙探査<新刊情報>●

 

 

<新刊情報>

 

書名:宇宙ビジネス入門~NewSpace革命の全貌~

著者:石田真康

発行:日経BP社

 ロケット打ち上げ、小型衛星コンステレーション、精密測位、資源探査など、宇宙ビジネスのインフラ構築や衛星データの利活用に取り組むベンチャー企業が増加。ビッグデータ、人工知能、ロボティクスなどの新たなテクノロジーが宇宙とつながっていく。その最前線の動きを第一人者が体系的に解説。

 

 

 

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●宇宙探査●「みちびき4号機」、打ち上げ成功

2017-10-10 07:36:37 | 人工衛星

 三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、準天頂衛星「みちびき4号機」を搭載したH-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)を10月10日に打ち上げ、打ち上げは成功した。

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●宇宙探査●JAXA、第3回「KiboCUBE(「きぼう」から超小型衛星放出)」募集開始

2017-10-09 10:32:58 | 宇宙ステーション

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、豪州アデレード市で開催された第68回「国際宇宙会議(IAC2017)」において、国連宇宙部(UNOOSA)と共同でメディアブリーフィングを開催し、超小型衛星放出利用機会の提供に関する連携協力(KiboCUBE)の紹介とともに、第3回募集の開始について発表した。

 JAXAとUNOOSAは、平成27年9月より3年間にわたり、国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟からの超小型衛星放出利用機会の提供に関する連携協力(KiboCUBE)を進めています。この連携協力は、発展途上国等の宇宙関連技術の向上へ貢献することを目指すものであり、これまで2回にわたり公募を実施してきた。
 

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●宇宙探査●「みちびき4号機」、10月10日(火)午前7時01分37秒に打ち上げ

2017-10-08 20:08:14 | 人工衛星

 三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、準天頂衛星「みちびき4号機」を搭載したH-IIAロケット36号機(H-IIA・F36)の打上げについて、10月10日(火)午前7時01分37秒(日本標準時)行うと発表した。

 なお、打上げ予備期間は、平成29年10月11日(水)~平成29年11月30日(木)

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