●宇宙探査●月と火星を第2の地球に!―SPE―         科学技術研究者   勝 未来

                 ~各国は月と火星の探査計画を着々と実行に移している~   

●宇宙探査●JAXA、油井亀美也宇宙飛行士のミッション報告会の開催地を募集

2015-12-28 17:53:33 | 宇宙ステーション

 JAXAは、国際宇宙ステーション(ISS)長期滞在から帰還した油井亀美也宇宙飛行士のミッション報告会の開催を希望する団体を募集する。

 この報告会は、地域の人達と油井宇宙飛行士がふれあい、宇宙を身近に感じることができる貴重な機会となる。

 報告会では、日本の有人宇宙活動についてより関心を持ってもらうため、「きぼう」や「こうのとり」に携わる担当者と油井宇宙飛行士によるミニトークショーも予定している。
 
 今回募集する開催地は、東京都を除く日本国内。東京都は別途JAXA主催による報告会を開催予定のため対象外とする。

募集期間:平成28年1月4日(月)14時 ~ 1月25日(月)10時まで

候補日:平成28年3月12日(土)、13日(日)、19日(土)、20日(日)

時間帯:①10時~13時  ②13時~16時(報告会は、左記時間帯のうち2時間程度の予定)

応募資格:国内の法人格を持った団体。ただし、政治・宗教団体、これらに類似する団体の申し込みは出来ない。 

 

 

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●宇宙探査●JAXA、有人閉鎖環境滞在試験の被験者を募集

2015-12-25 23:05:35 | 宇宙ステーション

 JAXAは、閉鎖環境適応訓練設備を用いた有人閉鎖環境滞在試験(閉鎖試験)を、2015年度から2016年度にかけて実施するが、このための被験者募集を行う。

 2015年度には1回、2016年度には最大3回の2週間閉鎖試験を行う計画。

 これは、閉鎖環境滞在時に被験者が感じるストレスをよく反映する客観的指標(ストレスマーカ)を抽出するのが目的。

 この目標達成に向けた第一歩として、今回の試験では「ストレスマーカ候補の絞り込み」の初回検討を行う。

 8名の被験者(成人男性)が宇宙飛行士養成棟閉鎖環境適応訓練設備(閉鎖設備)に2週間(13泊14日)滞在する。

 閉鎖設備滞在前には基礎データの取得のために、閉鎖設備退室後には回復過程の確認のために、それぞれ2回のデータ取得を行う。

 被験者は滞在中、ISS滞在を模したストレス負荷を受けつつ、さまざまな課題を実施し、ストレスマーカ候補の測定を行う。

 

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●宇宙探査●米スペースX、再利用型ロケットの発射、着陸に成功

2015-12-24 13:21:46 | 天体観測施設

 米スペースXは、再利用型ロケット「ファルコン9」の発射、着陸に成功した。

 これにより、現在数十億円かかるロケットの打ち上げ費用が、100分の1程度まで引き下げられる可能性が出て来た。

 2020年の打ち上げを目指す、わが国のロケット「H3」は、コストを半減して約50億円にする計画だが、米国の再利用型ロケットが定着すると、コスト面でたちうちできなくなる恐れがある。

 わが国でも早急に再利用型ロケットの開発に取り組む必要がある。

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●宇宙探査●日本政府、ISS運用を2024年まで延長決定

2015-12-23 14:31:03 | 宇宙ステーション

 日米両国政府は、平成27年12月22日、国際宇宙ステーション(ISS)に係る新たな日米協力の枠組みについて合意し、ISS運用を2024年まで延長することを決めた。
  
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、「きぼう」日本実験棟及び宇宙ステーション補給機「こうのとり」の運用・利用を通じて、今回の運用延長に相応しい成果を責任をもって創出していく方針。

  今回、日米で合意した新たな枠組みである「日米オープン・プラットフォーム・パートナーシップ・プログラム(JP-US OP3)」が、今後の宇宙開発において、日米の協力関係を一層深めることになる。
  

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●宇宙探査●JAXA、日本実験棟「きぼう」利用のFSテーマ12件を選定

2015-12-22 16:47:20 | 宇宙ステーション

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)の「きぼう」日本実験棟の船内環境を利用する実験テーマ(フィジビリティスタディ<FS>テーマ)として、国の戦略的研究募集区分3件、一般募集区分9件の合計12件を選定した。

 今回の募集では、国の戦略的施策に沿った課題解決型の研究に貢献する「きぼう」利用テーマ募集「国の戦略的研究募集区分」と、自由な発想に基づく独創的かつ先導的で、国際的に高い水準の成果が期待できる「きぼう」利用テーマ募集「一般募集区分」の2つの区分でテーマを募集し、国の戦略的研究募集区分で9件、一般募集区分で54件の合計63件の応募があった。

 選定後は、早期の軌道上実験の実施を目指し、JAXAと研究者が協力して実験計画の詳細化、技術検討等のフィジビリティスタディを行い、2年以内に宇宙実験の実現性の目途を立てる予定。 

【国の戦略的研究募集区分】

 <エピゲノム>

平野 久(横浜市立大学)   「きぼう」を利用した骨粗鬆症に係わるタンパク質の臨床プロテオーム研究
        
宮浦 千里(東京農工大学)  新規な質量分析イメージングによる筋・骨格系疾患の発症機構解明

<立体培養>

谷口英樹(横浜市立大学)   微小重力環境を活用した臓器創出を目指す3次元培養技術の開発
 

【一般募集区分】

<生命科学>

加藤晃一(自然科学研究機構)  神経変性疾患の発症機構解明に向けた微小重力環境下でのアミロイド線維形成と性状評価

瀬原淳子(京都大学)        ゼブラフィッシュを用いた宇宙滞在感受性遺伝子の同定とその感知機構の解明

藤田知道(北海道大学)       宇宙におけるコケ植物の環境応答と宇宙利用(スペース・モス)

星野 友(九州大学)         宇宙空間におけるミドリムシによる物質循環サイクルの実現可能性検証

村上正晃(北海道大学)       重力刺激による脊髄背側血管への血管ゲート形成と分子発現の解析

山本雅之(東北大学)        宇宙ストレスにおける環境応答型転写因子Nrf2の役割

<宇宙医学>

森田啓之(岐阜大学)        長期宇宙滞在により引き起こされる耳石前庭機能の評価

<物質・物理科学>

鈴木良尚(徳島大学)        タンパク質結晶の完全性を左右する不純物の結晶への分配係数と結晶成長機構との関係(AdvancedNanoStep)

山中淳平(名古屋市立大学)    微小重力を用いた多成分会合コロイド系の相挙動の研究

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●宇宙探査●国立天文台など、最新データで月の内部構造を解明

2015-12-18 15:01:27 | 月の資源

 国立天文台、北海道大学、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、大阪大学の研究者から成る研究チームは、アポロ月震データと最新の測月データとを組み合わせて月の内部構造を推定した。

 その結果、これまでの研究と比較してマントル下部の軟らかい層がより厚く、その密度がより大きいモデルで観測値がうまく説明できることが分かった。

 この研究結果は、月の歴史の初期にマントルの上部に形成されたチタンに富んだ重い層が、その後マントルの深部に沈んだとする「マントルオーバーターン仮説」を裏付ける。

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●宇宙探査●「はやぶさ2」、地球スイングバイに成功

2015-12-14 13:42:16 | 人工衛星

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、地球スイングバイ後の小惑星探査機「はやぶさ2」の軌道の計測と計算を行い、「はやぶさ2」が目標としていた軌道上を順調に航行していることを確認したと発表した。

  「はやぶさ2」は、平成27(2015)年12月3日(木)の夕方から夜にかけて地球スイングバイを実施し、19時08分(日本時間)に地球に最接近、ハワイ諸島付近の太平洋上空約3,090kmを通過した。

 地球スイングバイによって軌道を約80°曲げ、スピードは秒速約1.6km上がって秒速約31.9km(太陽に対する速度)となり、目標としていた数値を達成した。

 

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●宇宙探査●X線天文衛星「ASTRO-H」、平成28年2月12日打上げ

2015-12-13 15:44:54 | 人工衛星

 三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成28年2月12日に、H-IIAロケット30号機によるX線天文衛星「ASTRO-H」を打ち上げる。

 なお、30号機では、打上げ能力の余裕を利用して、小型副衛星に対して、軌道投入の機会を提供する。

打上げ予定日:平成28年2月12日(金)

打上げ予定時間帯:17時45分~18時30分(日本標準時)

打上げ予備期間:平成28年2月13日(土)~平成28年2月29日(月)

打上げ場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場

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●宇宙探査●油井宇宙飛行士、地球に帰還 

2015-12-11 22:29:42 | 宇宙ステーション

 油井宇宙飛行士が搭乗したソユーズ宇宙船(43S/TMA-17M)が、12月11日午後10時過ぎ(日本時間)に地球に帰還した。

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●宇宙探査●「あかつき」、金星周回軌道への投入成功

2015-12-09 18:57:16 | 人工衛星

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、金星探査機「あかつき」を金星周回軌道に投入することに成功したと発表した。
  
 姿勢制御用エンジン噴射後の探査機軌道の計測と計算の結果、「あかつき」は、金星周回周期約13日14時間、金星に最も近いところ(近金点)では高度約400km、金星から最も遠いところ(遠金点)では高度約44万kmの楕円軌道を、金星の自転と同じ方向に周回していることがわかった。

 現在、探査機の状態は正常。
  
 平成28(2016)年4月ごろから定常観測に移行する予定。

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