インターステラテクノロジズの小型ロケット「MOMO」2号機の打ち上げは29日、再び延期された。
4月30日の早朝の打ち上げを目指す。
インターステラテクノロジズの小型ロケット「MOMO」2号機の打ち上げは29日、再び延期された。
4月30日の早朝の打ち上げを目指す。
インターステラテクノロジズ(北海道大樹町、稲川貴大社長)は、同町の実験場から28日11時に打ち上げ予定だった、小型ロケット「MOMO(モモ)」2号機について、29日午前5時以降に打ち上げを順延すると発表した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」に6月21日~7月5日に到着する見込みと発表した。
「はやぶさ2」は、2020年末に地球に帰還予定。
なお、JAXAでは現在、「はやぶさ2」の後継機として、2020年代の実現を目指し、木星のトロヤ群に存在する小惑星に、「はやぶさ3」に当たる宇宙探査機を飛ばす「EXZIT」計画を進めている。
米航空宇宙局(NASA)は18日、太陽系の外にある恒星を回る惑星「系外惑星」を探す人工衛星「TESS(テス)」を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げた。
今後、2年間の観測で、約2万個の系外惑星を発見を目指す。
日本では、アストロバイオロジーセンター、国立天文台、東京大学、東京工業大学などが「日本TESSコンソーシアム」を立ち上げ、活動を開始した。
三菱重工業および宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、H-IIAロケット39号機(H-IIA・F39)による情報収集衛星レーダ6号機の打上げを6月11日に行う。
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打上げ予定日:平成30年6月11日(月)
打上げ予定時間帯:13時00分~15時00分(日本標準時)
打上げ予備期間:平成30年6月12日(火)~平成30年7月11日(水)
打上げ場所: 種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
静岡大学は、国際宇宙ステーション(ISS)おいて、同大学が製作した衛星による宇宙エレベーターの実験を行い、輸送用の昇降機が伝うケーブルが宇宙空間で20~30m伸びたとみられると発表した。
ケーブルは最大100m伸ばす計画であったので、「実験は半分成功した」としている。
静岡大学は今年度中に、2つの超小型衛星の間にケーブルを伸ばし、それに沿って昇降機を移動させる実験を行う計画。
日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、第26回「衛星設計コンテスト」を下記の要領で実施するが、現在、高校生~大学院生からの応募を募っている。
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<第26回「衛星設計コンテスト」スケジュール>
参加登録受付期間:4月2日(月)~5月15日(火)17時必着
参加登録方法:募集要項を確認の上、参加登録料を振込み後、参加登録様式に必要事項を記入し事務局宛てに送る。
参加登録料:3,000円。(振込先は募集要項を参照)
応募作品提出期限:6月25日(月)12時必着 (事務局必着:厳守)
第一次審査(書類審査):7月上旬~8月中旬
第一次審査結果の通知 :8月中旬~8月下旬(書類審査で合計10~15件程度を選定)
審査会通過者:8月下旬~最終審査会当日
最終審査会(発表会形式審査):10月27日(土)
宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」の簡易曝露実験装置(ExHAM)開発/運用チームが、日本機械学会が主催する2017年度宇宙工学部門の一般表彰スペースフロンティアに選定された。
スペースフロンティアは、宇宙工学に関連する優れたアイディアの提示、技術の発案、製品の開発、講演出版、啓蒙活動などを行った個人や団体が贈賞対象とされ、JAXAと川崎重工業が協力し、ExHAM開発/運用チームとして受賞したもの。
同チームは「きぼう」のエアロック、ロボットアーム、船外実験プラットフォームを利用した簡易曝露実験装置(ExHAM)の開発/運用を行い、直接宇宙空間に曝露した搭載サンプルを容易に地上に持ち帰ることを可能とすることで、日本の宇宙工学の発展に貢献し、さらに宇宙工学分野の一層の発展を図り、宇宙の先端を切り開く成果であると評価された。
米Xプライズ財団は、3月末に終了した月探査レースを再開すると発表した。今後、数カ月かけて新たなルールを検討する。
日本のチームHAKUTO(ハクト)を含む世界の5チームが最終段階まで残ったが、どのチームも月にたどり着けずに終了した。
ハクトの新レースへの参加は、現在のところ未定。
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 (Kavli IPMU) 准科学研究員で東京大学理学系研究科助教の大栗真宗氏などが参加する、ミネソタ大学の Patrick Kelly 氏をリーダーとする国際共同研究チームは、重力レンズと呼ばれる増光現象を利用することで、90億光年離れた単独の星を観測することに成功した。
この「イカロス」と名付けられた星の発見は、単独の星の観測の最遠方記録を大幅に更新したのみならず、宇宙の質量の大半を担うダークマターの正体に関しても新たな手がかりを与える。
重力レンズとは一般相対論により予言される、重力場による光の経路の曲がりで、これにより遠方の天体からの光を集光し増幅させることができる。この集光現象をうまく利用することで遠方の銀河内にある単独の星を観測することも原理的には可能であるが、そのような現象はこれまで発見されていなかった。
同研究チームの解析によると、イカロスは最大で元の明るさの2000倍以上に増光されたと見積もられている。重力レンズによる増光がなければこの星は単独ではハッブル宇宙望遠鏡のような高感度な望遠鏡でも到底観測することはできないが、2000倍以上の非常に大きな重力レンズ増光によって観測が可能になった。
これまでの単独の星の観測は1億光年より近いごく近傍の銀河の星に限られていたが、今回の90億光年離れた銀河の星の観測によって単独の星の観測の最遠方記録を大幅に更新したことになる。