将来宇宙輸送システム(ISC)は、宇宙往還を想定した小型ロケット離着陸試験「ASCA hopper(アスカ ホッパー)」ミッションにおいて、液体メタンエンジンの燃焼試験に成功した。
「ASCA hopperミッション」は、ISCが開発する再利用可能な宇宙往還機「ASCAプロジェクト」として初となる試験。
同ミッションでは、小型ロケット離着陸試験機「ASCA hopper」を開発し、ロケットエンジンの燃焼、機体の離着陸、再使用に必要な点検整備の3要素の確認を目指し、続く小型衛星打上げ機「ASCA 1」や有人宇宙輸送機「ASCA 2」に向けた再使用型ロケットの開発能力を獲得することを目的としている。
試験で使用したエンジンは、推進剤に液体メタン、酸化剤に液体酸素を用いる液体燃料ロケットエンジン。
エンジンの性能の確認を目的に、初回の試験は2024年9月に実施したところ、着火に至らず、性能確認に必要なデータを取得することができなかった。
その後、2025年3月12日から3月18日まで、愛知県碧南市にて試験を実施し、期待する成果を得ることができた。
燃焼試験の結果、着火シーケンス中の推進薬流量とバルブ開閉タイミングを変更し、着火可能な条件を確認することができた。
また、着火を確認した後、燃焼時間及び推力を段階的に引き上げた条件で試験を計6回実施し、その結果、燃焼時間 8.3 秒、推力4.3kN(キロニュートン)を達成できた。
なお、液体メタンエンジンの燃焼試験成功は、公表例として国内で民間企業4社目となる。
今回の試験で得られた成果を踏まえ、続く小型衛星打上げ機「ASCA 1」や有人宇宙輸送機「ASCA 2」に向けた、再使用型ロケットの開発能力のさらなる向上を目指す。
「ASCA hopperミッション」は、ISCが開発する再利用可能な宇宙往還機「ASCAプロジェクト」として初となる試験。
同ミッションでは、小型ロケット離着陸試験機「ASCA hopper」を開発し、ロケットエンジンの燃焼、機体の離着陸、再使用に必要な点検整備の3要素の確認を目指し、続く小型衛星打上げ機「ASCA 1」や有人宇宙輸送機「ASCA 2」に向けた再使用型ロケットの開発能力を獲得することを目的としている。
試験で使用したエンジンは、推進剤に液体メタン、酸化剤に液体酸素を用いる液体燃料ロケットエンジン。
エンジンの性能の確認を目的に、初回の試験は2024年9月に実施したところ、着火に至らず、性能確認に必要なデータを取得することができなかった。
その後、2025年3月12日から3月18日まで、愛知県碧南市にて試験を実施し、期待する成果を得ることができた。
燃焼試験の結果、着火シーケンス中の推進薬流量とバルブ開閉タイミングを変更し、着火可能な条件を確認することができた。
また、着火を確認した後、燃焼時間及び推力を段階的に引き上げた条件で試験を計6回実施し、その結果、燃焼時間 8.3 秒、推力4.3kN(キロニュートン)を達成できた。
なお、液体メタンエンジンの燃焼試験成功は、公表例として国内で民間企業4社目となる。
今回の試験で得られた成果を踏まえ、続く小型衛星打上げ機「ASCA 1」や有人宇宙輸送機「ASCA 2」に向けた、再使用型ロケットの開発能力のさらなる向上を目指す。